2023年2月の月例課題5点+「聖筆」の規定・随意課題を提出しました!

2月は、月例課題5点(楷書・随意・研究・仮名・細字)と、編入先の競書誌の課題2点(規定・随意)を提出しました。

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楷書課題:似爲餓所驅(陶淵明・飲酒二十首)

旧字体と書写体が続く難課題でした。
爲が縦長になるので下の餓がうまく入らないこと、驅の旁で、口の空間の取り方で苦戦しました。
左の馬へんとラインを揃えるのが良いのでしょうが、ラインを揃えようとすると空間が空きすぎてしまって間が抜けた感じになったりするしね。

随意課題:吾服食久猶為(王義之・十七帖國)

「食」の字が、原帖とは若干違いますが、食の草書体っぽく見えるように少し変えて書いています。

研究課題:昔梁孝開國(欧陽詢・皇甫誕碑)

皇甫誕碑は毛筆書写技能検定の臨書課題でも出題対象になっているやつですね。
唐の時代の書で、唐の三大書家・欧陽詢の作品です。
皇甫誕碑の特徴は「背勢」でしょうか。
横幅がスリムな感じがします。
同じ欧陽詢の書の「九成宮醴泉銘」は重厚感がある端正な書という感じだけど、こちらは線がやや細い印象をうけます。

仮名課題(高野切第三種)

みやぢのきよき(支)
つ(徒)くばねの この(能)も(毛)か(可)のもに た(多)ちぞ(所)よる はるのみやまの か(可)げをこひつつ

今月は、硬筆書写技能検定1級の練習と、東方書展に出品する二尺六尺の作品を書いていたため、自宅での課題練習時間がほとんど作れませんでした。
ですが、なんとか1回だけ仮名の練習時間が作れました。
いつもより書き込みの量が少ないせいか、正直言うと細部のツメがイマイチなような気がします。

細字課題

「此翁白頭眞可憐 伊昔紅顔美少年」
本当は細字は提出する予定ではなかったですが、「他の規定・随意・研究はこれ(ストックしてあるやつ)で提出していいから、細字を書きなよ」と言われ、急遽教室で突貫工事で書き上げたのがコレですw
普段とは違う筆(実用書で使ってる筆)で書いたので、いつもとちょっと雰囲気が違う感じがします。

聖筆社の規定課題「下必有由一畫」(書譜)

この6文字は書譜から引用されているんですね。
競書誌が変われば当然書風は微妙に違うわけですが、横線の「しなり」が少なく、平勢気味に書いていると感じました。

さて、今月から、「聖筆」の規定課題にも取り組みます(随意は玄海と同じ十七帖を提出)。
というのは、これまで約5年半お世話になっていた競書誌「玄海」が、2023年3月号をもって廃刊になってしまうからです。。゚(゚´Д`゚)゚。

玄海が3月で終了&4月から「聖筆」へ移行する話は、実は昨年10月の時点で先生から聞いていましたが、昨年の11月号で正式に玄海誌終了のお知らせと、聖筆誌への移行の案内、移行希望のアンケートが載っていました。

1月号には、聖筆の楷書規定課題と出品券が掲載されており、聖筆への提出課題は、玄海社でとりまとめて聖筆社に提出するとのこと。
2月に提出した聖筆の課題は、聖筆4月号に成績表が掲載されます。
玄海2月号での段級でもって、4月より聖筆社へ編入となります。

なお、玄海は3月号まで発行され、玄海1・2・3月号課題の成績表は別途送付されるそうです。

というわけで、玄海3月号(4月20日締め切り分)までは、聖筆と玄海の課題を並行して取り組む形になります。
成績表だけ別に送られてくるっていうのもシュールというか、ぶっちゃけ意味がない気もするけどw2月号の段位で聖筆に移行するわけだし…。
まぁそこんところはあまりツッコまず、練習だと思って取り組んでます。

なお聖筆に移行後は…
漢字(規定・随意・条幅):玄海2月号の段・級で編入。
 ※8段・9段の人は準師範編入
仮名:玄海の級・段位で編入。
 ※特級・優級の人は準初段編入
実用細字:全員新規10級からのスタート
 ※玄海社での実用書部の段級はリセットされる( ノД`)シクシク…
ペン字(規定・随意・ハガキ):全員新規10級からのスタート
となるそうです。

なので、漢字は三段、仮名は準初段で編入です。
仮名は2月号では優級だったのだけど、準初段で編入できるからちょっとお得(でもそもそも1級と準初段の間に、特級と優級があること自体、なんのためにその級があったのかよくわからないけどなw)

一方、実用書は1年で10級→6級まで昇級できたので、級がリセットされてしまうのは残念_| ̄|○

ですが、聖筆社では、準七段・七段の上は準師範。
昇格試験の出来次第では、段位でも飛び級認定がある(らしい)。
四段以上の人も年2回昇格試験が受けられる。

ということは、玄海社の時よりも昇級・昇段のペースは速くなるかもしれない!?

5年半お世話になった玄海誌が終わってしまうのはとても寂しいですが、新しい競書誌に移行しても、頑張って昇級・昇段していきたいものです。
というか、競書誌が変われば当然システムも変わるので…その細かいところの勝手がよくわからず、先生生徒ともども右往左往しているのであった…。

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