二種電気工事士上期試験の出願時期(3/15~4/5)が間近に迫っているので、今回は女性視点から見た技能試験の話を書いてみます。
技能講習1日目の後
第二種電気工事士試験は、女性の受験生が極端に少なかったです。
私がザッと見た範囲では、自分を入れて100人中2~3人くらいしかいませんでした。
女性の受験生は、正直言うと、一般の成人男性と比べると不利な面があることは否定しません。
というのは、成人男性に比べると握力が弱い&手のサイズが一回り小さいため、太目のケーブル切断や圧着工具の使用の際に、余計に力を必要とするからです。
管理人miwaも、二種技能試験対策講習(朝9時~夕方4時半まで)の1日目が終わった後、右前腕と右親指付け根・左手の親指が痛くて痛くて死にそうでしたorz
特に、2.0mm1本と1.6mm3本の4本の電線を中スリーブで結線した後、
「コレ、手がすっっっごい疲れるんですけど!技能試験ってこんなに大変なの!?」
「何で私はこんな大変な試験を申し込んじゃったんだろう。しかも(技能試験の前に)高圧ガスと消防設備士甲4まで申し込んでるし!自分のバカー!」
とひどく後悔したことを覚えています。
講習が終わった後、右手と指が痛くて力が入らず、痺れが残っている状態だったので、駅で電車を待っている間、「右手がすごく痛くて家事ができなさそうなので、今日は晩御飯をどこかに食べに行きたいんですけど」と旦那に(左手で)ヘルプメールを送ってしまったくらいw
そして、次の日は腕の筋肉痛と、(元々患っている)肩こり・首こりも相俟って、頭痛と吐き気で半日寝込んでしまったのでした。
布団の中で、こんなんで私は技能試験に受かるんだろうか…とマジで泣きたくなりました。
腕力の弱さをどこで補うか?
でも、女性故に腕力が弱いということが、技能試験本番でも致命的なハンディキャップになるのか?というと、
「作業に慣れていないうちは体力面がかなりキツいと思うけど、候補問題13課題の練習が一通り終わる頃には、工具の扱い方や作業に慣れるから大丈夫」
「腕力が多少弱くても、腕力のハンデをカバーできる箇所は沢山あるから、そこで頑張ればいい」
というのが私の実感です。
手や指、頚椎などを怪我しているとか、腕に力が全く入れられないなどの特別な事情がない限り、中学生女子レベルの握力(およそ20キロ程度)があれば、作業自体はできます。
技能試験では大サイズのリングスリーブ圧着を必要とする課題は出ないので、要はリングスリーブ(中サイズ)が圧着できる&ウォーターポンププライヤーでネジの頭が飛ばせるだけの力があればいいわけですから。
扱いやすい工具・便利な工具を試す
腕力のハンデを軽減させる簡単な方法としては、あまり力を入れなくてもスムーズに作業が進められる、「扱いやすい工具」を買うのもいいと思います。
・ミニサイズ(極小・小・中専門)の圧着工具を使う
・切れ味が鈍くなった時にそなえて、VVFストリッパーを2本用意する
・力をあまり入れなくても切断できそうなペンチやケーブルカッターを買う
・VA線ストリッパーを買う など。
技能試験では、電動工具以外の持込は何でもOK(カッターは自粛)なので、工具代はあまりケチらず、便利そうな道具や使いやすそうな工具を試してみるのも一つの手です。
(これは女性に限らず、男性も同じだと思いますが。)
管理人miwaの場合は、最初は旦那が技能試験の時に使った工具を借りましたが、私は身長(161cm)の割に手が小さいためか、レギュラーサイズの圧着工具では、中スリーブを片手で圧着することができませんでした。
技能講習の1日目が終わった後、速攻でミニサイズの圧着工具(エビ リングスリーブ(E)用ミニ圧着工具 )を買い足しました。
また、VVFストリッパーも、HOZANの旧型のストリッパー(P-956)だったので、圧着工具とあわせて、2.0mm×3Cの外装が一度に剥ぎ取れるタイプのVVFストリッパー(P-958)も買いました。
(旦那から借りた旧型ストリッパーは、壊れたときのためのスペアとして持っていきました。)
旦那からは
「どうせ電気工事士試験だけでしか工具を使わないんだから、新しいのを買わなくてもいいんじゃないの?2.0mm×3Cのケーブルを使う課題なんて1個しかないんだし、出たら電工ナイフで剥がせばええやん」
と言われましたが、万が一不合格になって再度受験するくらいなら、便利な工具を買ったほうが安上がりだと思ったので、工具を新しく買っちゃいましたね。
実際、ミニサイズの圧着工具は、片手でも難なく圧着作業ができたので、これは買って正解でした。
(そういう意味では、もしこれから新しく工具セットを買うんだったら、ミニサイズの圧着工具が入っている方の工具セットを買うのがいいでしょう。)
また、工具の購入以外にも、時間短縮のできそうなところをみつけて、作業時間の短縮・無駄を減らしていきます。
・複線図を1つあたり3分以内で書けるようにする
このときに注意することは、テキストの複線図をそのまま丸暗記するのではなく、「書き方のルール・順番」に従って書く練習を繰り返すこと。(※書き方のルールは、手持ちの技能対策のテキストに載っていると思うので、そのとおりに真似をすればいいです。)
何回もルーティンに従って書く練習をすれば、書き方のルールが頭に入ってきますし、ルールを覚えてしまえば13課題全部を丸暗記をする必要なんてありません。
参考:第二種電気工事士試験対策(筆記・技能共通) 複線図は難しくない
・候補問題の単線図から、複線図・支給材料・作業工程・完成像のイメージができるようにする
ある程度練習が進んだら、「単線図→複線図へのイメージトレーニング」をやっておくといいです。
試験センターのサイトから、その年度の候補問題pdfファイルをタブレットに落として、通勤中や昼休みにイメトレをやってました。
・過去の技能試験の問題用紙・解答例・判断基準を読む
これも、試験センターのHPからダウンロードできます。
施工条件の見落としを防ぐためと、試験の出題傾向を分析していきます。
自力で合否判定ができるレベルになるくらいまで、「欠陥の基準」は頭に叩き込んでおいてください。
※29年度より重大欠陥・軽微欠陥が「欠陥」として統一されています。
28年度以前の判断基準については、軽微欠陥も欠陥とみなして読むようにしてください。
参考➀:平成28年度第二種電気工事士下期技能試験(12月3日実施)の問題、解答及び判断基準について
参考②:平成29年度版 技能試験の概要と注意すべきポイント(pdfファイル)
・工具の配置と作業手順を決めておく(その通りに練習する)
コレは前にも書きましたが、工具や部品の置き場所は、あらかじめ決めておきましょう。
参考:第二種電気工事士・技能試験対策(直前期編) 試験開始合図前の準備で合否は半分決まる
そして、置き場所を決めたら、「決めた場所に戻すクセをつける」ことが大事です。
戻す場所を決めずに適当にその辺に置きっぱなしにしていると、「あれ?あの道具どこへ置いたっけ」と見失ってしまいます(これがロスタイムになってしまう)
また、作業の順番も、工具や部品を手にとったまま「え~~と、次は何をするんだっけ?」と手を止めてはいけません。
手を止めてる時間はロスタイムです。どの順番で何の作業をするのか、作業の段取りはあらかじめ決めておきましょう。
・ランプレセプタクル(・露出型コンセント)の接続作業を3分~4分以内で終わらせるように練習する(個別練習)
外装を5センチほど剥ぐ→絶縁被覆を2センチほど残して剥ぐ(露出型コンセントの場合は1センチ)→ペンチまたはケーブルストリッパーで輪づくりをする→輪の穴にネジを通してドライバーで締める
この一連の作業を、3~4分でできるようになるまで、繰り返し練習しましょう(練習用のケーブルは廃材を利用すればOK)。
作業に慣れていない初期段階では、輪が上手く作れない、台座の穴からケーブル外装が出てこない、輪がネジに届かない、輪の向きが左巻きになってる、ネジが絶縁被覆を噛んじゃった!などなど、些細なミスで時間を浪費してしまいがちな箇所だからです。
逆に、レセップ接続を3分でできるくらいになれば、腕力面でのハンデはさほど気にならなくなるはず。
特に、平成29年からは、従来は軽微欠陥扱いだった項目もふくめて、一律で欠陥扱い(欠陥=不合格)となるので、レセップまわりの個別練習は是非やっておいたほうがいいと思います。
最後に
いろいろ書きましたが、結局のところ何が言いたいのかというと、「女性は腕力面のハンデはあるものの、複線図書き・作業段取り・器具付け・ケーブル剥ぎなど、腕力を必要としない部分で作業時間を短縮すれば、普通に合格できる」ということです。
「作業に慣れない初期段階の、体に残るダメージ」は男性よりも深刻ではあるのですが、そこさえ乗り切ってしまえばどうにかなります。
ただ、一つだけちょっと注意というか盲点になりやすいところもあります。
それは、爪が無駄に長いと、工具を扱うときに邪魔になるので(工具を握った時に爪が手のひらに食い込んで痛い)、技能対策~技能試験が終わるまでは、爪は短く切っておいたほうがいいということです(笑)
技能試験の練習期間は、ネイルは控えめにしときましょう。
コメント
電気工事楽しかったのでまたやりたいと思いました。
ストリッパーですが、切れにくいと感じるなら、方向かえたり少し斜めに入れてみてください。剥けると思います。
リングスリーブが力いるなら、電線をもっとたくさん剥ぐとよいです。3㎝ぐらいしか剥いてないと思います。倍ぐらい剥くと、全く力いりませんよー。
あと、
軽微な欠陥は一発アウトにならないと思います。
致命的な欠陥、重大欠陥、軽微な欠陥(一種の場合)すべて欠陥と呼んでいるだけだと思います。
29年度欠陥の判断基準が出ますが、試験の採点基準は試験終了後出ます。
もし、軽微な欠陥で不合格になるなら、判断員のさじ加減で合否が決まらないことを願います。
もう二度と電線触ることないと思うと寂しいです。実技ある試験は楽しいので、また受けたいです。
>ヴェネさん
ある程度できるようになると、技能試験もまた結構楽しいとは思えるようになるんですけど、講習の初日は本当にしんどかったです。
痛い思い出ですね。
最初は力の入れ具合や加減がわからないから、無駄に力が入っちゃう&全体的に肩に力入りすぎ!って感じだったかも。
良く考えたら、寝る前にサロンパスとかシップを貼っておけば、多少はマシになったはずなのに、アフターケアがおろそかだったために翌日まで痛みが残って大変でした。
欠陥は、フタをあけたら従来と変わらない結果に落ち着くのかもしれませんが、29年度の資料では、「欠陥のない作品が合格」と書かれている以上は、とりあえず練習の段階で、重大欠陥・軽微欠陥が一つもない作品を作れるようにしておくのが無難でしょうね。
私は今時の運管書きました。
よろしくです。
>資格チャレンジ初心者 さん
すいません、コメントを見落としてました(なぜかスパム扱いになっていた…)
今年、参戦予定です。
まだ何も分からん状態です。
>nutsさん
手を動かしているうちに、わかるようになりますよ!
あと半年後には免許を手にしていることでしょう。
小さい圧着工具がいいというのは全面的に賛成です。男性でも楽です。机が狭いので、そういう意味でも小さいほうが楽。
ペンチは、新品だと動きが固いので、CRC 5-56つけておくとか工夫はするといいかも。
ドライバーは、電工ドライバーともいわれる、持ち手が丸く膨らんだものが絶対です。(力がいれやすい)
線の切断は、切断専用のケーブルカッターが圧倒的に軽く切れて楽です。(私は試験で使いました)
電線の先で丸を作るのは、ペンチより、ホーザンの試験専用工具(笑)が圧倒的に楽です。ぜひ買うべき。
あとは、電線の長さは誤差が大幅に認められているので、大ざっぱに切る。
こういう試験の採点基準を逆手に取った試験向けに特化したノウハウは、藤瀧和弘著のすいーっと合格シリーズが詳しいです。(他の先生の本は、ほぼすべて試験とは関係ない一般論で書かれています)
女性が一般的に不利な点があるとすれば、腕力以外に、多くの男性が言われなくても無意識にやってる力学とかの知識の実戦への応用がない人が多い(あくまで多いという人数比の問題)ので、無駄に力むことになる。
なぜこの作業をするのかということを理解しようとせず、表面的に真似をしようとする。(だから別パターンへの応用がきかない)
どうやったら目的を達しながら楽をできるか、をあまり考えない。
やらずぎらい(私はこれは苦手という思い込み)。
というあたりかと。男性でもそういう人は多くいますけどね。
ただ、ここで言っている男女差は、あくまで現代日本での一般的なものです。
生まれながらの差というのはごく小さく、あくまで社会的な思い込みの連鎖でできあがった差です。だから、欧米や中国あたりだとここまで差が大きいようには見えません。
>シーラさん
ペンチで切断するのは結構腕が疲れたので、VVFストリッパー(旧型のスペアのほう)で切ってました(笑)
そっかー…切断専用のケーブルカッターを買えばよかったな~。
一種技能を受ける時は買っておこうっと。
私は技能講習に通っていたので、「電線の長さは別にわざわざはからなくてもいいです!手でざっくりとはかればOK」と教わりましたが、独学者だと藤滝先生の「すぃーっと本」が一押しですね。
>どうやったら目的を達しながら楽をできるか、をあまり考えない。
というか、女性受験生は良くも悪くもマジメな人が多いっていうのはわかります。
もちろん男性でもマジメな人はいるし、女性でもラクしたがりな人もいるけど、割合的には女性受験率の高い試験ほど、マジメな優等生タイプの受験生が多いっていうのはありますね。
もうそんな時期ですか~自分もストリッパー小さいやつ買いましたよ(笑)
複線図も最初は意味不明でしたが、今なら見ればスッと頭に思い浮かびますね!
渡り線が怪しいですが・・・あと試験に受かるコツは施工条件をよく読む事でしょうか!(^^)!特に一種電工は、予想問題集とちがうので(*_*;自分もあやうく引っかかりそうになりました。
>ピタヤさん
最初は意味不明だけど、手を動かしているうちに覚えてしまいますよね。
二種は予想問題集どおりの問題が殆どですが、たまーに引っ掛けっぽいのもあったりするので、施工条件を読むくらいのゆとりはほしいですね。
初めまして。
2種電工実技の体験記でググって、このブログにたどり着きました。
おかげさまで、昨年の後期試験で無事に合格、免許取得出来ました。遅くなりましたが、お礼申し上げます。
その他の記事も面白く、ためになり、読むと試験に対するモチベーションが上がります。
これからもお体に気をつけて、資格取得とその体験をどんどん、記事にしていって下さい。
>ひろさん
はじめまして、コメントありがとうございます。
後期の二電工技能試験、合格おめでとうございます。
このブログ記事がお役に立てたようで、私も嬉しいです。
他に参考になりそうなものがあれば、参考になさってください。
miwaさん、お久しぶりです。
早いもので、今はもう今年の二種上期試験の申込み受付期間ですね。
さて、今年からの欠陥判定基準の変更ですが、やはり去年までなら軽微な欠陥1つでも、今年からは重大欠陥と同じ扱いをされて一発アウト!と解釈して間違いないと思います。確かに去年までは、軽欠陥が2つまでならセーフで、3つ以上で不合格でしたね。今年から、これがたった1つだけでもアウトと思われます。かなりの練習量を積んでおかないと、合格には厳しいでしょうね。
よほど器用な人でない限りは、少なくとも13問2周以上の練習は必要かと思います。しかも、二種の場合は試験時間が40分しかないので、その時間の短さ故に余計にプレッシャーがかかりますね。
一方、一種の試験時間は60分なので、作品を作るだけなら割と余裕です。ただし、当日配られて初めてわかる試験問題に、その場で臨機応変にどう対応できるか?そんな「応用力」が問われます。試験前の準備やシミュレーションが非常に重要です。
あと、私の主観ですが、個人的にオススメしたいのが、ホーザンの「合格クリップ」ですね。これで電線を束ねておけば、リンスリの圧着作業が非常に楽になります。
特に束ねる本数が多いほど有効で、束ねるために電線を持つ片手がフリーになるので、非常に楽に圧着できますよ。
(「合格クリップ」でなくても、電線を束ねて留められれば、普通の文房具のクリップでも、あるいは洗濯バサミでもかまいません。w)
>甲種危険人物さん
本当に従来の軽微欠陥すらアウト、となると、試験当日のプレッシャーはかなりきついでしょうね。
とはいっても、本番に向けてやるべき練習そのものは従来と変わらないはずです。
何か新しい器具が登場しているわけではないし、従来にはないパターンの新しい配線図が出ているわけでもないですから。
ただ、従来よりも、より正確に一つ一つの作業を進めることと、完成後の見直しとリカバリーの練習が重要になるかなと思います。
合格クリップはオススメされている方がおおいですね。
私も旦那からもらったものの、結局は使いませんでした。
なんか電線をクリップで束ねたまま、はずし忘れちゃいそうだったので(笑)コレも欠陥になっちゃいますかね。
公開されている問題がそのまま出題されるので
出来て当たり前なのですが・・・・あとは、作業時間だけですね。
一応、アドバイスとしましては、
練習では35cm×80cmのスペースで行うようにしてみて下さい。
必要な工具類も全てこのスペース内に置きます。
※この練習、非常に重要です!
問題を見て、必要な工具だけを机の上に置きます。
また、全ての課題を20分以内に安定して作れるようになれば
本番で25分くらいで出来るようになります。
ケーブルを必要な長さに切るのも、タイムカウントに入れます。
これも、1~2分くらいかかるのではないでしょうか?
問題によって、間違って切ったら(短く)やり直しが効かないのがあります。
実際の会場は、机が狭い、暑い(基本エアコン無しです)、全員男でむさ苦しい?
と色々あります。切り離した芯線とか、マシンガンのように後ろから飛んできますよ!
>第一種電気主任技術者 さん
出来て当たり前といえば当たり前なのですがね…。
作業が出来るようになれば、何てことはないと思うんですけど、練習を始めたばかりの頃は、「本当にこれできるようになるのかな?」と不安に思っている人は多いんじゃないかなと思います。
机の上の省スペース化は結構大事ですよね。
狭いところでも要領よく作業をこなすのは練習していないと途惑いますし。
講習会や自宅だと、割と大きい机の上で作業をするので、それを知らずに会場に行くと「机、狭ーっ!」って動揺してしまいそうですね。
miwaさん、こんにちは。私が二種を平成9年に受けた時は、工具の制限があり、ストリッパーやケーブルカッター等は使用出来ませんでした。スリーブを使わない三本とも巻きがでました。あと、事前に問題の公開も有りませんでした。今とかなり違いますね。女性の受験者は殆ど居ませんでした。電工男子の本に何人か女性の工事士さんが載っていました。
>ラキシスさん
電気工事士技能の候補問題は、確か平成18年あたりから公表されるようになった、と聞いています。
ストリッパーやケーブルカッター等が使用できなかった、ということは、電工ナイフとペンチでの作業ですよね…なかなか大変そうですね。
自宅の工事をやってみたいと、今年受験を志しています。非力な人向けの工具の情報を探していました。場面、工具、具体的に書いてくださっていて、すごく参考になります!ありがとうございます。
そして様々な資格試験の受験記も、まだ少しですが楽しく読ませていただきました。失敗!勉強不足!というところも、すごーく率直に描かれてて(笑)ウキウキしながら読みました。というのも、わたしの今の課題は「レジリエンス」なんです。どうやったら獲得できるのか?悩みです。miwaさんの、落ちても次!そしてその先!と進まれる姿にワクワクしました。わたしもがんばりまーす!
やきうどんさん
今年受験される予定なのですね。
非力な人でも道具を工夫したり、練習を重ねれば十分合格できる試験なので、是非頑張ってください。
「レジリエンス」が課題なのですか。
資格試験は、一回で受かるに越したことはないですけど、落ちても次の試験に向けてまた頑張ればいいと思っています。
次の試験はここを勉強すれば合格できるだろう、という手ごたえがつかめたら不合格も無駄にはならないですよ。
幸いにして合格することができました。女性は腕力で不利でも、補えるとまとめてくださってること、ホントですね。情報ありがとうございました。今回、合格もうれしいのですが、目標をもって勉強するのってこんなに楽しかったっけ…と、勉強の喜びを思い出したのが、大きな収穫かもしれません。資格の勉強って、いいですね。次は危険物甲、目指してみようと思ってます。
ところで、女性受験者の少なさはmiwaさんも書かれていますが、同感です。筆記は目算で3/200でした。ところが実技では15/100くらいでした。10倍です。会場によってバラつきもあると思いますが、女性の方がまじめに勉強する率高そうだし、受かりやすそう。女性だからってひるまずバンバン受験すべし!ですね。
やきうどんさん
二電工合格おめでとうございます!
実技になると女性の割合が増える…のはちょっと不思議な感じがしますが、考えられるのは
・筆記の時はたまたま男性が異常に少ない部屋に割り当てられた
・筆記試験免除(電験を持ってる人は筆記が免除になる)
・男性よりも合格率が低い(再受験組が多い)
といったところでしょうけど、かといってそんなに男性と合格率に差がでるような試験とも思えないので、筆記の時の部屋の女性率が低すぎたのでしょうかね。
miwaさん、お久しぶりです。
コロナで、どの資格試験が実施されるか中止なのかが話題になった頃からなので、だいたい10か月ぶりでしょうか。特に変わったことがあったわけではありません。
しいて言うなら、第一種電気工事士技能試験の不出来ぶりに茫然自失していた時もあったのですが、今は得意分野の電験三種の勉強で充実しています。
あれから何があったかというと、9月には再試験の建設業経理士1級財務諸表(不合格、別途、書きます)、10月に第一種電気工事士筆記試験(合格)11月に危険物乙6(100点で合格、フルビット達成しました)12月に第一種電気工事士技能試験(不合格)、そしてこの2月から電験三種の勉強開始です。
電工の技能ですが、確かにその通りですね。私も最初は力が入りました、力をがっちがちにいれればいれるほど、シースや絶縁被膜が延々と剥がせなかったです。最初の課題に取り組んだときは、3時間近くかかりました。(←これは冗談ではなく、本当に一生懸命やって、これです) 練習を重ねれば、軽い力でスムーズに作業が進みました。第一種になるとKIPやCVVの電線が加わりますが、これも練習によりスムーズにできます。むしろ問題はより線とより線ストリッパ―の扱いですね。最初、〇ーベルのより線ストリッパ―使ってていまいち切れが悪かったので〇ーザンのに変えました。また、一種ではケーブルカッタが新たに必要ですが、当初は〇原産業のものを使ってましたが、これだとでかすぎるので、小型の〇ーザンのケーブルカッタに変えました。工具も非力な人や私みたいな不器用な人は小型あるいは使いやすいものを検討する必要がありますね。
実際の第一種の試験では。 大きな机が二つくっつけてあります、ということは広々と工具や材料を置くスペースが・・・。 しかし試験が終わるころには机の上がぐっちゃぐちゃ、私ほど天然で不器用な人も珍しいのでは。 合格クリップが落ちたりして試験官にとってもらったり、拡大めがねのフレームが5m宙に飛んだり、さながら戦争状態でした。 作業場をひとつずつきれいに保持しておくということが必要なのはわかるけど、いちど散らかり始めると終わりです、最後には目を当てられないほど
敗因①
台紙の上での作業。二種の時もそうだったかな? KIPやCVVは机に押し当て電工ナイフでゴロゴロ転がすタイプなので、台紙もゴロゴロ動く。台紙が動くと受験票や筆記用具が落ちることも。 次回はセロテープで台紙を固定する。
敗因②
切り屑をいちいちナイロン袋に入れる作業が面倒、かつ時間が惜しい。 次回はちっちゃなトレイのような入れ物を用意か、あるいは材料箱の中をとってナイロン袋を入れて切り屑用とする
敗因③
材料が練習で使ったものと違う。CVVの外側の塩ビが硬すぎる、介在物の材質が違う(ラップフィルムじゃなく白色のナイロン紐でなかなかペンチで切れない)
敗因④
端子台(大)の台座の長さが短い。端子台(小)は心線12mmで端子台(大)は心線16mmくらいで ちょうどよくなるはずだが、なぜか(大)は(小)と同じくらいだった。 次回は実際に入れてみて確認して切るようにする。
敗因⑤
ねじが締めてある。当たり前といえば当たり前のことですが、練習では電線を取った後の緩めたままの状態でやっていた。それで時間を計っていたので当然、本番では緩める時間が必要。
敗因⑥
絶縁電線に切り込みが入り、心線が見えてる。そこは変流器の回り込みの線で絶縁電線を長くしてあるところだし、やり返しはできなかった。
敗因⑦
より線7本のうち1本が断線してしまった。そこは接続点のところだったが、やり直しはできた。 より線ストリッパ―の練習が必要。 拡大めがねのフレームが飛んじゃった後だったのでは刃あとがよくみえなかったということもあるので。
長々と書いてすみません、ネタがたくさん溜っている状態でしたので。
ma-boさん
第一種電気工事士試験お疲れ様です。
これだけ長文になるということは、相当苦戦されたんだなっていうのがよくわかります。
力を入れれば入れるほど、うまくいかないというか、何度もケーブルを握ったりすることで、ケーブルがグニャグニャと曲がる→スムーズに剥がせなくなる→焦る→ますますうまくいかなくなる。
作業に迷っているとケーブルを握り締めたくなる。と教わりました。
なので上手な人の作品は仕上がりが綺麗(余計な作業をしていない・最小限しかいじっていないのでケーブルが曲がっていない)のだそうです。
机の上が散らかるのであれば、工具の置き場所はあらかじめ決めておいて、そこにサッと戻す癖をつけるしかないと思います。
これは習慣なので、普段の練習でやっていないことは本番ではできないので、練習の時から、使う→戻すの段取りを決めて練習するという感じですね。
肝心なことを書き忘れていました。
上記の、敗因がすべてクリアしてても今回はボックスでの結線が間違えたので合格はそもそも
ありえませんでした。うっかり間違いではなく、わからなかったのです。
出題されたのは候補問題のNo.7です。変流器から過電流継電器を通り電流計にいく回路。
電流計はR相を測定するのがテキストでの予想。それ以外にS相を計るのとT相を計るのと
電流切り替え器を使うのと3パタンあります。試験ではS相でした。
結局、複線図は機械的に覚えていたので替えられると対応できませんでした。S相をなんと
C1R端子に結線してしまいました。ああそうか、**RとあるのはR相を結線するから**Rなのかと
今頃、気づく有様。問題文にも「R相、T相それぞれ過電流継電器のC1R、C1T端子に結線する」
と明記してあります。 それ以前にこの1電工では高圧受電設備の複線結線図を毎日書くというのがお約束で、私も毎日書いて勉強していたのですが、それも全く生かされてない。
まあでも、今回の目標は合格することではなく、指を切らないことが目標でしたので、その
目標は達成されました。 これは負け惜しみではなく、本当です。 ガラスや刃物で切って
ばかりの人生でしたので。小学生では親戚の家のガラス戸でお尻を切り救急車で・・・
大学生では同じくガラス戸で腕をざっくり切〇・・・これも救急車。 ちなみに救急車と
いえば関西空港で救急車に運ばれた。国内線エリアでよかった、国際線だと入国検査、税関
などがあり、考えるとぞっとする。そう、大阪といえば小学生の時に肺炎ぽいので大阪府立
病院に運ばれた。この時は親戚の車。 この時の大阪府立病院の診察カードはとってあり
ます。でも大阪府立病院はmapを確認すると今はないようです。
来月に第一種電気工事士技能試験を控え、練習の毎日です。あ、勿論、電験三種の勉強も
しています。やはり、眼鏡を作ったのは正解で、毎日、集中して勉強ができるようになり
ました。
少々の成功の前に、大失態をしてしまったことをやっぱり話します。失態というより少し
珍しいことで、笑えました。第一種電気工事士技能試験の方です。
ジョイントボックス内の接続で線と線をリングスリーブで黄色のリングスリーブ圧着工具
で、圧着するところです。圧着して握ったところで、別の圧着が完了したリングスリーブ
にちょうど器具の突起部分がはさまりました。ちょっと写真が使えないので言葉でいうの
は難しいですが。圧着工具には本体の黒いのに、黄色の取っ手がつけてあります。その黒
と黄色の境目に5ミリ程度の山状の突起が左右にあります、これは握りしめすぎ防止の
ためのストッパーみたいなものでしょうか。ここに、別のリングスリーブ部の凹部と刻印
側をストッパーがちょうどはまったというかんじです。イメージできますでしょうか?
思わずマリーナ・ベイサンズの真ん中のビルをとった感じやんと叫んでました。 もちろ
ん、工具を緩めることはできませんし、いっぱいに握りしめようにもリングスリーブの厚み
がありますからできませんし。 前も後ろもリングスリーブにトラップして全く工具が外れ
ない状態になりました。 これは線を二つとも切って工具を破損覚悟で金づちでガンガン
やって無理やりリングスリーブをとりました。
でもこれ、本番でなくてよかった。本番だとかなり恥ずかしいめに。でも、これ、工具の
突起部が別のリングスリーブの正方形状の凹部にはまるというわけですから、確率的に
かなり低いですよね。
ちなみにhozanのp-737です。今、発売しているp-737にはこの山状の突起部はないようです。
ma-boさん
hozanのp-737ってこれですかね。
https://www.monotaro.com/g/00012664/
状況がよくわかるようでわからないですけど、工具を外したくても外れない状況に陥ったのが練習中でまだよかったですね…としか言えないです。
本番だったらパニックになってしまいそうです。
器具に傷がついたら欠陥を取られちゃうだろうし。
というかいきなり工具をガンガン叩いたら、係員と近くの人が( ゚Д゚)ビックリしちゃうのでは!?
miwaさん
百聞は一見に如かずで、言葉で説明するのは難しいです。
工具を外したくても外れない状況というのは合っています。もちろん、本番でガンガン
できないので、おとなしく 下側の線を切って 工具を持って帰るしかないでしょう。
リングスリーブ作業はできませんから、そのまま不合格です。
URLにあるP-737には山状の突起は見当たらないです。自分のと(昔のと)形状が少し
違います。
今、10個の課題、7周めに入りました。がむしゃらにやればいいというものでもないで
しょうけど、でも不器用なんで7周目に入った今でも改善点があるんです。
一電工の練習ですが、より本番を模してということでマスクをつけて練習してみました。
どうも空気がもれて眼鏡が曇ります。(一瞬ですが) 眼鏡をかけて間がないので、この
ようなことは想定してませんでした。マスクは普通の不織布マスクです。そこで、タンスを
探して布マスク(アベノマスク)でやってみたところ眼鏡はくもりませんでした。目の方側
よりももっと前側に空気がいくんでしょうね。ウレタンマスクは使ったkとないのでわかりま
せん。アベノマスクも役に立つものです。
ma-boさん
そうか、今はマスク着用で試験を受けないといけないですからね。
アベノマスクがまさか電工の試験で役立つとは…。
あと、眼鏡の曇り止めはダメですか?
スプレーやジェル、シートなどいろんなタイプがありますから、
そういうのを試してみてもよいかもしれないです。
試験名
令和3年度第一種電気工事士試験 技能試験
受験番号
65610036F
合否
合格者一覧にあります
1電工の技能試験ですが、本日合否発表があり、無事合格しました。
これで不器用でも左手指が不自由でも合格できるんだって思いました。
それにしてもこの”合格者一覧にあります”って表現、変ですよねえ。
試験当日、後ろの席の人は合格したんだろうかと気になりますが本人以外の人が
検索はできないようです。 後ろから背中の方にぷつぷつ当たるのを感じていまして
終了時間になったあと後ろを振り返ると、電線の切り屑が派手に散らかってました。
出題されたNo.4は難易度はCVV-2がなくたいしたことはないんですが、唯一、VVF-4C
があり、中スリーブもあるんで、ちょっと気にはなっていたのですが。
ma-boさん
一電工、合格おめでとうございます!
練習の段階で苦戦されていたようですが、無事に合格できてよかったですね。
確かに「合格者一覧にあります」は無駄に婉曲的で変な表現ですよね~。普通に「合格」「不合格」の表記でいいんじゃない?と思っていました。
試験によっては、それこそ「合格者一覧pdf」で、自分の後ろや前の人の合否もわかってしまいますが、電工は基本的には自分の合否しかわからないようになってますよね。
というかこれからの時代は、他人の合否は確認できない仕組みになっていくんじゃないかなぁと思います。
こんにちは。
現在学科を勉強中で、管理人様の情報を参考にさせていただいております。
技能は握力が20kgあれば…というお話ですが、30kg~40kgの女性でも中スリーブの圧着に苦労されているようでした。
私は20kgの半分ほどしかないので、立って体重を掛けるなどの対策をしても無理なのではないかと、受験を諦めるかとても迷っています。
ご意見をお聞かせいただけたら嬉しいです。
りささん
リングスリーブ圧着工具は、ミニサイズのものを使用すれば大丈夫です。
多分女性、というか指が短い人だと、普通サイズの圧着工具は片手で扱うこと自体が結構キツイと思います。
二種の実技では、中スリーブはせいぜい1個しか出てこないはずです。
なのでそこだけで諦めてしまうのは勿体ないかなぁと思います。
管理人様 Kukka様
アドバイスや体験談をどうもありがとうございます。
ここまで学科の勉強をしてきて、諦めるのも踏ん切りがつかなかったので、チャレンジしてみようと思いました。
まだ技能の対策は始めていないのですが、小さいほうの圧着工具を買って、立ちあがり、思い切って挟むようにしてみます。
勇気づけられました!
りささん
ぜひ合格できるよう頑張ってください!!
女性の受験者は少ないのですが、女性でも練習すれば必ず時間内に作品が作れるようになりますよ!
こんにちは。
通りすがりの者ですが、横から失礼します。
りささん、大丈夫なので受験してください!
いきなりすみません。私は、りささんと同じ状態で昨年受験し、合格した者です。
まさに立って体重をかけました。
が、綺麗にいかなかったので、そこを切って剥きなおし、また立って体重をかけました。
二種であれば、中スリーブがある問題は、接続箇所が少ないですし、大丈夫だと思います。
いきなり失礼しました。
Kukkaさん
私の代わりに回答ありがとうございます。
リングスリーブの圧着は、思い切って勢いよく力を入れて挟む…というか。
迷って恐る恐るだとうまく接続できないので、ある種の勢いが必要かなぁと思いました。
でも何回か練習しているうちに、力の入れ方や加減がわかってくると思います。