4月の月例課題を4点(楷書・行書・隷書・条幅)提出しました。
楷書課題「雷同共譽毀」
(雷同して 譽毀を共にす)陶淵明:飲酒其六より
「譽(誉)」の字が縦長すぎて苦戦(苦笑)
右の字(雷)とのバランスを考えると、雷も多少縦長に書いたほうがいいですね。
ただ、縦長になりやすいことよりも、左払い・右払いの方が私的には手こずった…。
随意課題「察品類之盛所」
(品類の盛んなるを察す。所以に)王羲之・蘭亭序より。
「察」がなかなかバランスが取れなくて苦戦。
「類」の字に違和感を感じるのは私だけではないはずだwww
通常、「米」の書き順って、点を二つ→横棒→縦棒→左払い・右払いと書くじゃないですか。
だけどこの字では、縦棒は最後に書いてるんですってよ奥様。
でもそれでもちょっと書きづらいので、先に縦棒を書いてから点・点→横棒(つづけて)左払い→右払いで書きました。
あと、「所」も、最初何これ?何て読むの?って思ったけど、結構この字は出てくるんだそうです(へぇー)。
研究課題「域戊部司馬時」
(西域戊部司馬を拝す。時に疏勒国王和徳)曹全碑より
半紙のスペースの関係上、域と戊の右払い(波法)が難しかったです。
でも今回は、縦長になりやすい字が少なかったので、先月・先々月よりは書きやすかったと思います。
原帖を見て書くと、どうしてもこじんまりとした字になりやすいですが、先月・先々月よりは大きく(でも扁平に)書けるようになりました。
条幅課題
「玉蕊含風香 苔枝帯霜冷 夜静月冥濛 空庭臥無影(「梅を詠ず」・凌漢中)」
前よりもだいぶ筆が動くようになったねと言われる。
(miwa注:決して上手く書けているという意味ではない)
さて競書誌の4月号(2月提出課題)の成績。
今回は、随意課題(行書)で写真当選していました!
私にしては珍しく(?)、楷書課題で◎がつかなかったものの、随意での昇級です。
このときの行書は、縦3文字がうまく収まらなくて苦戦したけど、どうにか収まったやつですね。
あと、研究課題(隷書)も写真に当選してました!
微妙にディスられているがwwwたしかに「挙」の字、隣の「寧」と比べるとちょっと小さいよね。
※miwa注:研究課題は昇級に関係しない。
条幅と同様に、師範/準師範/俊位(九段〜四段)/秀位(準四段〜準初段)/佳位(1級〜10級)のカテゴリーごとに成績がつけられます。
佳位では上位8人が写真に当選するようです。
ん??随意で写真当選ってことは…!?
つ い に 1 級 に 到 達 で す !!
うひょおおおおおぉぉぉぉおおおおおぉぉぉぉいいいいぃぃぃぃーーーーーー!!!
競書誌(一般部)は、初めて投稿する人は10級からスタートし、10級~1級までは、楷書規定課題か随意課題のどちらかで◎がつくと昇級します。
昇級者の割合は、例えば同じ級の人が10人いる場合は、1位が写真当選、2~4位が昇級…といった具合です。
その級の人数によって、昇級者の数は変わります。
※ただし上の級になればなるほど、昇級者の割合は低くなります。
昇級すると、その月の締め切り(毎月20日締め切り)から、昇級後の級で課題の提出が可能になります。投稿した作品の成績は翌々号で発表されます。
なので、級のうちは、最速で2ヶ月に1回ペースで昇級できます。
10級からスタートして1級に昇級するまでは、理論上の最速値は18ヵ月(20ヵ月)になりますが、自分は20ヵ月(22ヵ月)かかりました。
9級と5級の時にそれぞれ1か月ずつストップしちゃったからねw
さて、級のうちは、月例課題の成績次第で自動的に昇級できましたが、この先の段位に上がるためには、昇格試験に合格しないと昇級できなくなります。
準初段~四段への昇格試験は、春(5月)と秋(11月)の年2回。
準五段~九段・準師範・師範への昇格試験は、秋のみの年1回実施となっています。
ただ、受験資格要件(1級への昇級)が間に合わなかったため、準初段への昇格試験は秋(11月)に持ち越しとなってしまいました…
( ノД`)シクシクシクシクシクシク…
これってもしかして9級と5級で足止めを食らってなければ、4月号の誌面で1級になっていた→そしたら春の昇格試験が受けられたのに…と思わなくもない。
とはいっても、習い始めから2年足らずで1級に到達できるとは思ってなかったですし、今年秋の昇格試験は確実に受けられるのがわかっただけ、マシだと思うことにします。
タイミングが合わなかったのはただの結果論に過ぎない。
だってこの先10月号まで、昇格試験が受けられるかどうかを心配しなきゃいけない(=1級に上がってるかどうかで毎月一喜一憂する)のもなんだか落ち着かないじゃないですか。
まぁそれはそれで楽しみがあっていいんですけどもwww
当面の目標は、級位にいるうちに、条幅課題でも写真当選することです(笑)
段に上がったら写真当選がますます難しくなりますからね
(※条幅の部では、準初段~四段までは同じカテゴリーで成績がつけられるため)
コメント
1級昇級おめでとうございます!!
それにしても毎回のように写真版当選すごいですねー。
硬筆検定の記事でも見ましたが、美和さんの字はきれいで読みやすいですよね。
基礎がしっかり出来ているから昇級も早いんだとおもいます。
私の通っている教室でも5月に昇級試験があって条幅の練習を始めました。
条幅の課題を提出すると先生のコメントがいただけるのですが「偏と旁のバランスが
あと一歩」と書かれてしまいました。試験は駄目元で受けてみるつもりです。
教室ではペン字もあって、やっと1級に昇級できました。(^^)/
普段行書なんて書かないので、硬筆書写2級練習法を参考に「きれいな文字の書き方」
を買うつもりが、間違えて「美文字の練習帳」を買ってしまいました。
ちゃんと本の名前や出版社を控えておけば良かったのですが、表紙が花柄だったな~
と曖昧な記憶で買ってしまいました。
とりあえずこちらを練習してから美和さんお勧めの練習帳を買いたいと思います。
ペコリンさん
ありがとうございます。
毎月のように写真版に載せてもらえるのは、級にいる今のうちだけだと思いますよ。
さすがに段位に上がったら、周りの人もかなり上手ですからね…。
条幅は、偏と旁のバランスもそうですが、縦の中心線を通すのが最初は結構大変でした。
今でも、出来上がりを見るとズレてるし!ってことがよくありますw
単体で見るとまぁまぁよく書けているのに、中心線があからさまにズレているせいでボツにされた作品は数知れず(笑)
お教室ではペン字もやっていらっしゃるのですね!(いいなぁ)
行書は普段書いてないとスムーズに書けないので、私も硬筆の検定前はちょっと頑張って練習した記憶があります(付け焼刃だったけど)。