MOS Excel 2019 エキスパートを受験してきました!(12年ぶりにMOSの試験を受けた件)

ISA銀座にて、MOS(Microsoft Office Specialist)の試験を受けに行ってきました。

MOSは2010年に全科目取得しましたが、もう12年も前なんですね!そりゃ私も年を取るはずだわ!!

でもそういえばexcel2007以来、知識のアップデートがされてない部分も結構あります。

自宅の私のノートPCに入ってるのはOffice365なんですが、毛筆書写・硬筆書写技能検定対策で、excelで過去問のデータをまとめていたとき、職場で使ってるexcel2016と使い勝手が少し違うように感じました。

というか私が2010年にMCAS(途中でMOSに名称が変わった)を取得した時は、expertレベルがなかったので、そもそもexpertクラスの勉強をしていなかったともいうw
(だからマクロとVisual Basicの使い方はVBAエキスパートで初めて勉強した)

もしかしたら私が知らない機能も結構あるのかもしれない…と思ったので、Excel 365の操作を一通り学んでみることにしました。

ここのPCスクール(ISA銀座)は、建物のエスカレーターから5階には上がれないのでエレベーターで行くしかないんだけど、エレベーターの定員が少ないから、時間ギリギリではなく余裕を持って行ったほうがいいかもですね。

試験時間は50分で、試験範囲は以下の通りです。

●ブックのオプションと設定の管理
ブックを管理する
共同作業のためにブックを準備すbる
言語オプションを使用する、設定する
●データの管理、書式設定
既存のデータを使用してセルに入力する
データに表示形式や入力規則を適用する
詳細な条件付き書式やフィルターを適用する
●高度な機能を使用した数式およびマクロの作成
関数で論理演算を行う
関数を使用してデータを検索する
高度な日付と時刻の関数を使用する
データ分析を行う
数式のトラブルシューティングを行う
簡単なマクロを作成する、変更する
●高度な機能を使用したグラフやテーブルの管理
高度な機能を使用したグラフを作成する、変更する
ピボットテーブルを作成する、変更する
ピボットグラフを作成する、変更する

この試験は、知識の択一問題や筆記試験はなく、excelの操作実技のみの試験です。1つの大問(プロジェクト)につき、1~6個の小問で構成されており、全部で6プロジェクトが出題されます。
具体的にどんな問題が出たのかは、試験の規則上ここには書けませんが、FOMの問題集の練習問題・確認問題・模擬試験プログラムのどれかでやったことがある問題と類似した問題が大半でした。一部応用的な知識を問う問題はあったけど、時間内に全ての問題は解けました。

試験終了ボタンをクリックすると、結果が表示されます。
受付で結果レポートをもらって帰宅します。

今回の結果は890/1000で、無事合格です!

勉強方法はいたって単純で、FOMの問題集に載っている操作をそのまま覚えるだけですw
普段仕事などでexcelを使い慣れてる人なら、この1冊の問題集の演習だけで十分です。

知識問題は出題されませんので、まずはテキストに書いてある通りの手順で操作してみて、手で覚えてしまうのが手っ取り早いと思います。
(考えなくてもパッパッと手が動くレベル、余計なクリックをせずに操作ができるくらいになるのが理想です。)

また、FOMの問題集には模擬試験プログラムが5回分収録されています。
この模擬試験5回分について、25~30分以内で全問解けるようになるまで繰り返し練習すれば、本番でも確実に合格点をクリアできます。

結果的には、FOMの問題集の練習問題と模擬試験は3巡しました。
(練習問題の3巡目はスムーズに操作できないものだけに絞りましたが)

ただ、試験センターのPCの操作性が悪かったり、自宅で使ってるPCとキーボードの配列が違っているなどで、スムーズに回答が進められない時もあります。今回も、自宅PCのexcelは365だけど、試験センターのPCは2019だったので、やっぱり微妙にアイコンの配置が違っていて、操作に戸惑いました。

また、操作方法や関数を度忘れしちゃって、試行錯誤している間に時間切れになることもあります。

わかってる動作ならパッパッと数十秒程度でできるのに、馴染みのない操作をする時、やり方を調べてるうちに時間が数分経過してしまった!っていうのは割とよくある話。

※実際管理人は、2010年にoutlookの試験を受けた時、操作方法を度忘れしてしまった問題が2つほどあり、あーでもない、こーでもないと検討しているうちに時間切れになってしまった!Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン!

ちなみに今回は、試験の途中で試験の問題文が表示されなくなってしまい、係員を途中で呼ぶ羽目になりました(そのため、係員がやってきて試験プログラムを再起動してもらうまでの数分間をロスしてしまった)。

トラブルや知らない操作に対応する時間を考えると、模試プログラムは5つとも30分以内に全問解けるようにしておくと安心です。

昔は、CD-ROMからデータと模擬試験プログラムをインストールしていたのですが、今は手持ちのノートPCにCD-ROMドライブがついていなくても、FOM出版のサイトからexcelデータと模擬試験プログラムがダウンロードできますので、ドライブがついてなくても大丈夫です。
また、スマホでも、動画で回答(操作手順)を確認することもできるそうです。

今回勉強してみて、私が初めて知った関数はifs、SWITCH、MAXIFS・MINIFSです。
これらはexcel2016から使えるようになった関数なんですね。

昔は複数条件で判定したい時は、if関数をネストしてましたが、IFSだと
IFS (論理式1, 真の場合1, 論理式2, 真の場合2, …, 論理式127, 真の場合127)
で綺麗に収まるからわかりやすい!

ただこの便利な関数、サブスク型のOfficeでないと使えないのが残念!職場のPCでも使いたかった…。

あと、ローン支払いに関する関数「PMT(Payment:毎月のローン支払い額を計算する)」と「NPER(number of  Period:ローンの支払い期間)」は普段殆ど使ってないので、この問題は最初戸惑いました。

まずは、どちらの関数を使えばいいのか(支払額なのか支払回数なのか、問題文をちゃんと読む)、年利を月あたりの利率に換算する(/12)のを忘れないようにすること、絶対参照・相対参照・複合参照の使い分けがポイントになるかと思います。


というか、この問題に限らず、関数の問題に共通して言えるのは「絶対参照・相対参照・複合参照」を適切に使いこなせるかどうかが重要ですね。
あとは、問題文の指示を見落とさないようにすることが大事だと思います。たとえば、
・ピボットテーブルを作成する問題で、金額の表示を「合計」から「平均」に変える。
・条件付き書式の問題で、条件に該当するセルだけ変更すればいいのか、あるいは条件に該当するレコード(一行)を変更するのか。
・グラフの種類(グラフタイトルのエリアを削除する、折れ線グラフの種類を変更するなど)
・営業日を計算するとき、○日の「翌日」からの指示
・条件付き書式のアイコン(フラグから信号に変える)
といったことです。

excelは仕事で使っていたとしても、仕事だけだとどうしても使う機能は限られてしまいます。
自分の知ってる機能だけで何とかしようとしてしまうというか。
だけど試験のために一通り操作手順を勉強してみることで「へーこういう機能(関数)もあるんだ」というのを知れるのが、この試験のいいところだと思います。

操作方法をgoogleで検索する時は「そういう機能があるのは知ってるけど、手順がわからない」とか「関数を入れたらエラーが出た」時などであって、そもそも全く知らない機能を検索しようという発想にはならないからです。

コメント

  1. エビアン より:

    自分もExcelの知識は10年くらい前の物なので、正直今のExcelはよく分からない部分もあります。

    今年の初め頃に、少しだけExcel関連書籍を読んでIFS関数の存在は知りました。
    「IF関数 ネスト 効率的に」などと検索するとこの関数は出てきますが、そういう発想って中々ないと思うので、一通り書いてある本の読むと勉強になりますよね。

    PMT関数などのように、特定の業務でないと使わない関数は、時間が経つと「う~ん」となってしまうので、都度調べになってしまいますね。

    • miwa@管理人 miwa@管理人 より:

      エビアンさん
      ちょっと前、某youtuberが「漢字はググったらええ」と発言して話題になっていたけど、漢字に限らず、excelの関数も、自分が知らないものはそもそも検索する発想にすら至らないと思います。
      google検索は知ってる知識を補完するのには役立ちますが、ゼロから新しい知識や操作をインプットするのには向かないですよね。

  2. jyaken より:

    お、なんか普通のやつ久しぶりですか?
    私も遡って自分の見てみたら2013にマスターでした。しかも受けたのは多分無駄にしないために2003ver。
    ローンの関数なんてあったんですねー

    • miwa@管理人 miwa@管理人 より:

      jyakenさん
      普通のやつってwww
      今は2013・2016・2019が受けられるみたいですが、2003は別の意味で貴重ですね。リボン表示になったのは2007からでしたっけ。
      ローンの関数を仕事で使う人は結構限られそうな気がします。
      私も仕事では使わないし…。

  3. MT より:

    おはようございます。
    MOS(Microsoft Office Specialist)試験、お疲れさまでした。
    そして合格おめでとうございます。

    ifs、SWITCH、MAXIFS・MINIFS関数につきましては、
    書籍では見たものの、どのように使用するのかは、
    ハッキリ言って分かってはおりません。

    後私もローンの関数なんて、初めて知りました。

    • miwa@管理人 miwa@管理人 より:

      MTさん
      ありがとうございます。
      Sがつくものは複数の条件が指定できます。

      これまではIF(IF(IF()))みたいに入れ子にしていたのが、IFS()で綺麗におさまるようになったので、サブスク型じゃないOfficeでもIFSが使えたらいいのにな~と思いましたね。仕事で使いたい…。
      maxifsは複数条件の中での最大値、minifsは複数条件の中での最小値を検索するときに使います。
      IFSとSWITCHは使い方は似ていますが、SWITCHは1対1で一致するものに対して使います。

  4. りゅう より:

    合格おめでとうございます(・∀・)

    ところで電3、大1は?

    • miwa@管理人 miwa@管理人 より:

      りゅうさん
      ありがとうございます。
      電験3種と大気一種?それは聞かなかったことにwww

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