(2020年1月)大人書道3年目の練習月記(その2):準初段昇格試験に合格しました!…でもまだまだ先は長い

月例誌の1月号には、準初段昇格試験(11月提出)の合格者氏名発表が載っていまして、無事合格を確認しました。
嬉しいことにトップで合格してました♪
(競書誌は、教室や氏名順になっていなければ、成績順に名前が載るのがデフォなのです)

※試験課題と一緒にハガキを同封すれば、12月下旬くらいにはハガキで結果通知を受け取ることも可能でしたが、先生いわく、「準初段と1級よっぽどのことがない限り多分合格するだろうから、同封しなかった」とのこと(笑)
それは確かに先生が言う通りであったw
でも自分としては、合格は合格でも、採点結果は知りたかったなぁ…。

草書の提出版はコレよりも多少マシです(でもだいたい似たようなもんです)

ちなみにこの段位昇格試験。
やっぱり「条幅」が大きな壁になるようです。

確かに、条幅は、最初のうちは、縦横のライン揃えて書く・上下左右の空間を取る、各字のバランスを整えるのが難しかったです。
(※2018年9月練習月記参照)

もちろん、半紙ですら上手に書けないうちは、条幅でも上手に書けないけど、半紙で単体の字が上手に書けるからといって、条幅でも同じように書けるかといったらそうとも限らない。
やっぱり条幅のサイズやバランスを整えるに慣れないと、なかなか思うように書けないんだなぁ…と思っていました。

あと、特に楷書の条幅作品を1枚を書くのは、1枚あたり20~30分かかるので、半紙ほど練習枚数を量産できないのがキツいんですよね。

月例の楷書半紙課題であれば、2時間の練習時間で10~15枚書けるけど、条幅の楷書は4~5枚が限度(苦笑)
時間をかけて書いてもいいけど、だからといって4時間や5時間も続けて書くと、確実に集中力が切れて、かえって失敗しやすくなります(最後の方で失敗したときのショックは結構大きい)。

条幅の書き方に慣れるには、当然ある程度練習枚数の量産も必要ですが、1回の練習で枚数の量産ができないとなると、前倒しで練習を始めることで、練習回数(枚数)を増やすしかないでしょう。
でも時間は取り戻すことができない。

また、条幅に加えて、半紙三体(楷・行・草)も書かなくてはいけない。
級位の人の大半は、半紙で楷書と行書を書くのには慣れていても、草書は書き慣れていない人が多いので、条幅または草書(半紙)だけならまだしも、草書と条幅、新しいことを同時に練習を始めるのはかなりキツイと思います。

そう考えると、昨年の5級の時点(2018年7月頃)から前倒しで条幅の練習を始めておいてよかった…のかな!?

条幅を昇格試験の1年半前から練習していたおかげで、昇格試験の前に、楷書→行書→行草体の練習時間が取れたので、試験課題の半切課題も半紙草書も抵抗なく取り組むことができたからです。

ところで、春季試験の受験資格は現1級~現準四段の人、秋季試験は現1級~現準師範が対象です。

ってことは…

(年2回):準初段・初段/準二段・二段/準三段・三段/準四段・四段
(年1回):準五段/五段/準六段/六段/七段/八段/九段/準師範/師範

準初段(←イマココ)から師範に到達するまで、どんなに頑張っても最低あと13年はかかるのかーorz

しかも、師範の昇格試験に合格するのは年に1人か2人という、かなりの狭き門なのだそうで(-ω-;)

お教室の先生曰く、八段・九段・準師範には、書道歴20年・30年のベテラン選手がゴロゴロしていて、「師範に到達するには、準師範から約5年くらいかかる(平均)」って…どんだけーーー( ゚Д゚)ーーーー!!!

これは「最終回じゃないぞよ もうちっとだけ続くんじゃ*」どころの話じゃない。
(*ドラゴンボールJC17巻の亀仙人のセリフ。ちなみに、ドラゴンボールはその後42巻まで連載が続いた。)

ドラクエ3でアリアハン大陸~いざないの洞窟を抜けて、ようやくロマリアに到着しましたよ…くらいのもんかもしれないな。

miwaが還暦を迎えるのが先か、師範になるのが先か、どっちが先か。

いつまで書道を習い続けられるか、どこまで能力を伸ばせるかも全くの未知数ですが、今は一つでも上の段位を目指す、自分で限界を極力作らずに、壁にぶち当たるまでは頑張ってみます。

…話がちょっと横道にそれてしまいましたが、ガチで「師範」まで目指すとしたら、あと15~20年くらいかかるだろうから、月例課題の練習&提出と並行して、硬筆書写技能検定・毛筆書写技能検定の準1級・1級も目指したいと思います。

やっぱりどうせ教室に通って習うんだったら、ついでに公的な資格の方も1級を目指したいと思うのが資格マニアのサガだし、資格マニアは「一石二鳥」という言葉が大好きなのです。

ただ、書道の世界は、一口に「書道の師範の資格を持っています」と言っても、ぶっちゃけ競書誌によって、難易度が月と鼈くらいに差があるので、合格基準がハッキリしている文科省認定の検定試験の2級・準1級・1級に合格することには意味があると思うのです。

もちろん、師範よりも上の世界では、大きな公募展での受賞歴の方がよっぽど価値があります(多分)。
ただ、賞に入る・入らないというのは、必ずしも実力だけではどうにもならない部分もあるので、資格マニアの私としては、とりあえずわかりやすい目標(上の段位や検定の級)を目指して頑張る…ということです。

検定の方は、漢字や古典・漢文に関する知識(中学高校の古典・選択書道の教科書に載っているレベル)もある程度必要です。

とはいっても、実技の練習に比べたら、理論の勉強なんて全然どうってことありません。
やっぱり実技の練習のほうがずっと大変なんですよ。
だって準1級・1級の草書の自運とか全然できる気がしないんですけど!?
臨書ですら苦戦しているというのにwww

どっちにしろ、書の道は遠くて険しいんですねわかりますorz
(挫折しないよう頑張ります)

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コメント

  1. シーラ より:

    練習時間が物を言う世界は仕方ないですねー。
    子どものころから本気出してた人なら20年でもまだ若いですけど、大人スタートだと。
    これはプロの料理とか音楽なんかもそうですねえ。上手くなるとスピードが上がって練習量を増やせるので、後から始めた人はいつまでたっても追いつけません。
    まあ60歳で師範ならいい感じでしょうか??
    そう考えると簿記とかモールス電信!とかの練習でガタガタ言ってるのは甘えですね…

    • miwa@管理人 miwa@管理人 より:

      シーラさん
      とはいえ、書道は大人になってからでも師範を目指せる世界でまだよかったですよ。
      音楽だったら絶対音感とかは子供のころからやっていないと身につかないでしょうし(笑)
      逆に、子どもから書道を習っていても、中学・高校でも続けないとあまり意味がないともいう(小学生のうちは楷書しかやらないから)

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