1月20日締め切りの月例課題(楷書・随意・研究・仮名・細字・条幅)を6点提出しました。
楷書課題「一觴雖獨進」
「一」以外の漢字がめんどくさい課題である(笑)
今はあまり苦戦しなくなりましたが、獣(けもの)偏やしんにょうなどは、下位級の時だったら間違いなく鬼門になりそうな字ばっかり!です。
「觴」と「雖」がなかなかうまく決まらなかったのだが、原因は縦の空間の取り方だったのですね。
觴の旁の縦の空間を均等にとると、字が落ち着くのがわかります。
随意課題「供養不知攸厝(風信帖)」
今月は草書がメインの課題。
ともすればアッサリしすぎて味気なくなりがちなので、ボリュームをつけるべきところはキッチリ太く書いてやります。
てゆーか「不(ふ)」とか「知(ち)」って、ほとんど平仮名じゃないですかコレ。
そっか~~草書はこういう字になるわけねφ(..)メモメモ
研究課題「振旅諸國禮遺(曹全碑)」
曹全碑は今月で終わり。
2020年1月号(2月20日締め切り)からは「雁塔聖教序(楷書)」になります。
…って、来月も研究課題やるのか!?
曹全碑は隷書体の筆法を覚えるためにやる、という明確な目的があったけど、でも来月からも普通にやるようである(笑)
「だって上の段になったら、試験課題に臨書が入ってくるから(だから今のうちから慣れておこうね)」とはいうけど、臨書は四段以上の課題だからまだ4年以上も先ですよ?ずいぶん気が早いなぁ。
条幅課題
「長江浪滾(こん)の雪 煙黒花争い飛ぶ 怪しむ可(べ)し横流の者 孤舟一笠帰る」(江天暮雪・李夢陽より)
今月は行草体をチョイス。行草だけど連綿は少なめ&字形がそれほど崩れていないため比較的書きやすかったです。
今後の段位の昇格試験では、「半年間で3回以上の条幅課題の提出」が、昇格試験の受験資格となります。
今までは単なる「練習のための練習」だったけど、これからは必須要件になるわけです。
とはいっても、2018年の7月から継続して条幅の練習をしてるわけだから、今までやってきたことをこれからも継続するだけ…という感じなんですけどね。
仮名課題
「もみ(美)ぢはよるの に(二)しき(支)なり(利)け(介)り 貫之」
粘葉本和漢朗詠集 三一六番「落葉」より
普通に見ながら書いていると、下のスペースが余ってしまいがち。
「の」「な」「り(利)」など、長く出来るところはきちんと長く書きます。
細字課題
「雲開五老峯頭月 霜落東林寺裡鐘」貞和集 巻二より
これは半紙1/2サイズに、小筆で書く課題です。
最初は字がうまく入らない(左側の2つ:スペースが無駄に余ってしまってる)とか、右側の線が細くて貧弱になってしまいましたが、どうにか提出できるレベルには達したみたいなので(一番右)、提出することになりました。
さて、今月から細字課題が追加されました。
書道展を観に行くと必ず小筆と墨で芳名帳への記帳を要求されるのだが、でもせっかく書道を習っているのに、小筆で上手く書けないのはちょっと恥ずかしいぞ…と思っていたので、miwa的には、「小筆(細字)の練習もやりたいな~(早くやらせてほしいな~|д゚)チラッ)」と思っていたんです。
だけど、私の通っている教室では、先生の方針により
「細字と実用書は、太筆である程度楷・行・草が書けるようになってから練習を始めても遅くない(まずは太筆で点画の基本をきちんと身につけてから。)」
というのと、やっぱり段位昇格試験に直結する課題(条幅)の練習が優先されてしまうので、細字に取り組む時間の余裕がなかったのでした( ノД`)
でも、ここのところ、楷書・行書(随意)・研究(隷書)がスムーズに仕上げられるようになった(時間の余裕ができた)分、「もうそろそろ細字もイケるんじゃね?」ってことで、ようやくやらせてもらえるようになりました。
どの課題にも共通して言えることですが、極端なことをいえば、10級のうちから細字課題を出しても構わないのです。
実際、条幅は級位者の提出は少ないけど、細字課題と研究課題は級位の提出者もそこそこ多いんです。
それは練習スペースが必要&1枚書くのに時間のかかる条幅課題に比べると、細字や研究は半紙なので比較的とっつき易いからかな?と思います。
細字は日常の延長というか実用的なイメージもありますし。
とはいえ、細字は優先順位としてはかなり下の方なので、これから毎月必ず出せるかどうかはわかりません。
自分としては毎月出したいですけど、昇格試験や公募展などで時間が取れない時は、提出しない月もあると思います。
1月号の写真版
さて1月号(11月提出課題)では、随意(行草体)・条幅・研究(隷書)の3つが写真に載ってたーー!°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°わーい!
随意は1級の中でトップだった!(左列の一番上)わーい!
風信帖、結構苦戦したやつだったから嬉しいわ
左から2列目、下から2つ目が私の。
確かに、隷書はちょっと字が小さかったですね(やっぱりそこを指摘されている)
一番左端の作品。
条幅は、級の人で提出してる人が少なかったため、今月は3点のみの当選(通常は6点当選)でしたが、なんとか選ばれていてよかったです。
まぁそりゃ昇格試験の締め切り間近だというのに、(1級で段位昇格試験を提出するつもりの人は)条幅は出せ(さ)ないですよねwww
私は「昇格試験があっても、出せる課題は出そうね」と言われているので、普通通り提出しましたけど…むしろこっちが少数派なんだよな。
長くなったので、秋季昇格試験課題の結果に関する記事は明日or明後日upします。
コメント
ミワさんほんますごいっすねー!40代なのにここ10年程で大量にすごい資格取ってますね。
いっその事資格最難関の医師免許取れそうw
資格マニアとしては金銭的抜きにしてはたまらないからね!
今では優秀であれば国内医学部で地方域受験という学費無料+支援金もある受験枠もあるし海外では優秀な人材に国からメディカルスクールの学費無料の支援金を国からもらえるそうな….。ただやはり相当難関だそうです。(ボランティア経験、GRE高得点、TOEFL高得点など)
学歴も常人より頭良さそうだし。中には会社やめて初老の人も医師免許取得のため医学部に行っていると聞きますね。
うミョさん
コメントありがとうございます。
医師免許…!?
国立の医学部を目指せるほどの頭脳(数学と理科)もないですけど、社会人枠は一般枠とはちがった難しさがありそうですよね。
ちなみに私の最終学歴は、北海道の某私立大学(文系)卒業ですので、決して優秀でもないのですよ(笑)
学歴も頭良さそうなとはもちろんミワさんのことです。(^ν^)