社会人が独学で日商簿記2級に合格するための勉強法

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そういえば日商簿記の過去ログを見ていると、2級の勉強法について書いた記事がなかったので、改めて2級の勉強法も書いてみました。

この記事を書いている管理人miwaは、社会人になってから、仕事の傍ら、独学で日商簿記1・2・3級に合格しました。

商業高校や専門学校に通っている生徒さんは、学校のカリキュラムで簿記を勉強しますし、検定試験の対策も学校である程度のサポートが得られると思いますが、一般の社会人が独学で簿記の勉強するのは結構大変なことが多いので、その助けになれば嬉しいです。

最新版の過去問題集を完璧に解けるようにすること(最低限の目標)

まずは、最低限の目標として、最新版の過去問題集(だいたい10回分くらいが収録されている)のマスターです。

ここまで勉強が進めば、標準~やや難しいレベルの難易度の回(合格率20%くらいまで)であれば、合格点がとれるはずです。

…と言いたいところですが、ここ近年の2級は、合格率が20%を切っている回が珍しくないです。

特にここ数年の2級試験は、従来よりも第2問と第3問の出題のバリエーションが増えている分、勉強時間もより多く必要になってきていますし、過去問をマスターすれば事足りる…とは言い難い部分もあります。
一昔前は過去問のマスターで80~100点が取れたけど、今は70点~85点取れるかな…という感じになっていると思われます。

平成29年~30年にかけて、以前1級で出題範囲だった論点が2級に降りてきている…ということを考えると、従来の2級の過去問のストックにない新問は必ず出る。
今はちょうどその過渡期ということなのでしょう。

ただ、過去問題集にないパターンの問題とはいっても、2級の試験範囲から逸脱しているわけではありませんので、過去問題集のマスターに加えて、テキストに準拠した練習用問題集とハンディサイズの仕訳集を一通りマスターすることで、よっぽど変な問題を除けば、得点できるようになります。
だから合格率の低下を過剰に恐れる必要はありません。
(これは1級でも同じです。1級だって過去問+練習用問題集+仕訳+理論がマスターできたら合格できます。ただその勉強量が2級の3〜4倍あるから、合格までに時間がかかるのです_| ̄|○)

仕訳を完璧にする(第1問で取りこぼしをしない)

第1問の商業簿記の仕訳問題演習が、第2問・第3問の得点力にも少なからず影響しますし、逆に第3問の決算整理仕訳・未処理問題が、第1問で形を変えて出題されることもあります。

何だかんだで、仕訳に始まり、仕訳に終わるのが商業簿記です。
仕訳力は概ね点数と比例しているので、全く出題実績のないマイナーな仕訳問題を除いて、ある程度どんな問題が出ても対応できるようにしておきましょう(目安は、市販のハンディサイズの仕訳本に載ってるものは一冊全部覚えるくらい)。
定番の仕訳はパッと即答できるレベルまでやりこんでも損はありません。

また、工業簿記の第4問でも、仕訳問題が出ることがあります。
工業簿記といっても、仕訳のルール自体は商業簿記と同じです。
資産が増えたら借方に、資産が減ったら貸方に。
費用が発生したら借方に、といった原則は同じです。

ただ、商業簿記と違う点というか、工業簿記ならではの特徴を上げるとしたら、材料→仕掛品→製品→売上原価のような形で、製造~販売の過程に応じて勘定科目が変わっていくところです。

工業簿記の勉強を始めたばかりのころは、これが今一つ馴染みにくいところかもしれないけど、製品を作るためには材料を仕入れ、それが加工されて製品となり、売られていく…というイメージで勉強するのが理解のコツです。
今はどの製造段階の話をしているのか?を問題文からつかむことが大事です。

また、仕訳を覚えたら、T字フォームや勘定連絡図で、各勘定がどのようにつながっているかを理解できるようにしておくと、後々の勉強が楽になります。

こんな感じです(※第135回・第141回1級工業簿記の下書きから引用していますが、考え方は同じです)↓

ちなみに管理人miwaは、3級のときはT字フォームの意味がよくわからず、それが原因で2006年6月の3級試験に落ちてしまいました。。。_| ̄|○

ぶっちゃけ2級の時も、T字フォームの意味も、勘定連絡図の意味もあまりよくわかっていなくて、工業簿記でもいちいち仕訳を切っていたくらいですw

ただ、総合原価計算では、仕掛品のボックス図は何とか書けたので、月末仕掛品や完成品総合原価・完成品1個当たりの単価などの計算はできたのですが、仕訳をT字フォームに落とし込むことが苦手だったんですね。

3級・2級のうちはそれでも何とかなったものの、1級ではT字フォームの意味がわからないだとか、勘定連絡図?何それおいしいの?などとは言ってられなくなります(汗)

でも1級の商業簿記を勉強している時「これっていちいち仕訳書くよりも、T字フォームで集計したほうが速いじゃん」とようやく気付いたあたりで、普通に書けるようになりました。
3級・2級の時にこの理解を先送りしていたがために、1級の勉強で躓いてしまったわけですね(トホホ)

改めて言いますが、T字フォーム・勘定連絡がわからなくても、仕訳とボックス図が書けたら、2級の工業簿記では点数が取れます。

でも各勘定がどのようにつながっているのか、T字フォームを描いて感覚的に理解できるようにしたほうが、工業簿記では問題はスムーズに解けるようになります。

工業簿記は満点を狙う(難易度に応じて、戦略は臨機応変に変える!)

工業簿記は、ある程度勉強が進んでいないと、第5問は0点になってしまうことも珍しくないです。
商業簿記の第1問・第2問・第3問で0点になることはあまりない(どっかで部分点が拾える) のですが、工業簿記の第5問は、小問の第1問や第2問目の答えを利用して次の問題を解く…という構成になっているため、序盤の問題が解けないと後半の問題が解けないためです。

でも、ある程度のところまで問題演習が進められると、満点が取れるのもまた工業簿記だったりします。

日商簿記2級は、トータルで見れば、商業簿記よりは、工業簿記の方が満点は取りやすい傾向にあります。

なので、工業簿記の場合は、過去問でよく見かける定番問題・類似問題が出た時は、満点が取れて当然と思えるくらいの勉強が必要です。

ましてやここ最近の商業簿記は、試験範囲改訂の影響もあって、既存の過去問から外れた応用問題が珍しくないので、商業簿記で得点が稼ぎにくい分、工業簿記(第4問・第5問)でリカバリー、第4問・第5問で満点が取れるくらいの準備をしておいたほうがいいです。

戦略的には、「工業簿記の定番問題で満点に近い点数を稼ぐこと」は重要なのですが、結局のところは、商業簿記・工業簿記ともに「定番問題はミスなく点数をきっちり稼げる」ことが大事です。
ただ、満点が狙える確率・可能性は、商業簿記よりは工業簿記の方が高い、ということです。

最低でも「総合原価計算」をきちんとマスターする

なぜかというと、2級の第5問(工業簿記)では、2回に1回は総合原価計算が出題されるからです。

運がよければ、直接原価計算を捨てても、総合原価計算がきちんと解けたら合格点が取れることもあります(笑)
※2010年6月試験の時の私がそんな感じでした(もちろんある程度は直接原価計算・CVPの勉強もしましたけど、その当時はまだ苦手意識があったので…)

ただ、総合原価計算と一口にいっても、「単純総合原価計算」「組別総合原価計算」「等級別総合原価計算」「工程別総合原価計算」の4パターンがあります。

そして総合原価計算の仕損処理の方法も、仕損の発生点と月末仕掛品の進捗度によって、「完成品のみ負担」「月末仕掛品・完成品の両者負担」のどちらなのかを判断できなければいけません。
(ここが総合原価計算のキモともいえます)。

問題文の意味を正確に読み取って、正しい計算に落とし込めるようになるまでには、一定量の問題演習が必要です。

総合原価計算は大きく分けて4パターンあっても、まずは「単純総合原価計算」が基本型になります。
あとの3つ(組別・等級別・工程別)は、単純総合原価計算の応用形です。

単純総合原価計算がちゃんとできるようになったら、 組別・等級別・工程別もそれほど苦労せずに習得できますから、それほど不安になる必要はありません。

そして第5問では、総合原価計算以外にも、標準原価計算・直接原価計算が出題されます。

でもこれも、総合原価計算がきちんと出来ていれば、総合原価計算との違いを比較して覚える(メリットとデメリット)ことで、苦労せずに習得できます。

☆標準原価計算は、あらかじめ原価標準が決まっている→月末仕掛品・完成品原価(完成品単価)を迅速に計算できることがメリット。
(実際原価計算は、正確に計算できるが、かかった原価をすべて集計してから按分するので、時間と手間がかかるのが短所でもある)
後で実際原価と標準原価の差異を分析する
→直接材料費差異、直接労務費差異、製造間接費差異を計算する問題が出るのが特徴。

☆直接原価計算は、製造にかかった変動費のみを集計するのが特徴。
全部原価計算は固定間接費(操業度)が利益に影響を及ぼす(これが原価差異として、製造原価に加算or減算される)が、直接原価計算は固定費は全額期間原価になるので、操業度による影響を受けない。

四則演算以外の電卓の使い方を覚える

電卓は、ただ単に桁の多い数字の四則演算を手助けしてくれるだけではありません。

特に工業簿記では、グランドトータル・メモリー・定数計算が使えるようになると、計算のスピードupにとても役立つので、1~2日くらい時間をとって、電卓のキー操作を覚えるといいでしょう。

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分からなくてもいいから、面倒くさがらずに「手」を動かす

これは簿記の試験での落とし穴というか、他の資格試験(そこそこレベルの択一式試験)を受けたことがある人ほどハマリやすいところだと思うんですけど、簿記はテキスト・問題集を読んだだけで「わかったつもり」になってしまう人が結構多いように思います。
ていうか自分もそうだった_| ̄|○

実際、テキストを読めば「フンフン、なるほどね」ってある程度のところまでは理解できるんですよ(だからこそ厄介なんですが)。

でも、ただ理解できただけでは、本試験の問題は殆ど解けません。
その理解を踏まえた上で、実際に計算ができないといけないわけです。

簿記の問題は、算数・数学の文章題を解くのに似ているところがあります。
学生時代の算数・数学を、ただ教科書を読んだだけ・授業を聞いていただけでスラスラ解けるようになった人っていますか?
もしかしたらごく稀にはそんな天才肌の人もいるかもしれませんけど、そんな人は滅多にいないですよね。
例題を踏まえて解き方を覚え、教科書なりドリルの類題をいくつか解いてみて、解き方を覚えるから解けるようになります。

学生時代ならそういう愚直な勉強ができても、社会人になると、どうしても忙しさや面倒くささが先に立ってしまうのか、練習時間をショートカットしたくなってしまうんですよね。

もちろん、出題傾向に沿って、優先順位とメリハリをつけて練習することが大事なんですが、どんなに面倒くさくても、「手を動かして過去問題を解く」ことをショートカットしてはいけないと思います。

逆に、最初は殆ど解説・計算手順の「写経」状態であったとしても、手を動かして問題を解いていくうちに「ああ、この問題はこうやって解けばいいんだな」とスッと腑に落ちる瞬間が必ずやってきます。
最初は写経で構わないから、どんどん手を動かしましょう。

場合によっては、問題集をバラバラに切り離して、各回ごとに持ち歩くなどの工夫をしてもよいと思います(これは1級の時に実践したことですが、2級・3級受験生にとっても有効です)
日商簿記1級独学勉強法:過去問題集はバラバラに分割して使い倒す!
日商簿記の過去問題集は、買った時のそのままの形ではなくて、使いやすいようにページを分解してやると、勉強がしやすくなります。 私の日商簿記1級・過去問題集はこんな形になってます↓

(邪道編)試験問題には当たりはずれがある!と割り切ってしまおう

良くも悪くも、その時々によって問題の難易度が大きい(相性の差がある)のが、日商簿記2級です。

1級は配点調整によって合格率が8~10%に落ちつくのですが、2級と3級は大問5つごとに20点と配点枠が決められているため、配点調整の余地が少なく、合格率が10%~40%と変動幅が大きいのが特徴です。
受験する回によって、問題との相性の良しあし、当たり外れがあるわけですね。

なので、1回落ちただけで諦めてしまうのはとても勿体ない!
(特に合格率が20%台以下で不合格だった場合!)

3~4回くらい続けて受験すれば、難しい回とは逆に、普通~易しい回にも当たります。
過去問と練習用問題集を完璧に勉強すれば、合格できる回と必ず巡り合えます。

なので標準レベルの回が巡ってくるまで、あきらめずに受験することも立派な戦略の一つといえます。

<参考 資格スクールの簿記2級講座>
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コメント

  1. MT より:

    少し早いですが、今晩は。
    勉強法を伝授していただきまして、有難うございました。

    >仕訳に始まり、仕訳に終わる
    >工業簿記は満点を狙う
    私は、何度か資格学校の「講座説明会」に
    参加したことがあるのですが、この2点については、
    miwaさんと全く同じことを仰っておりました。

    今回ブログに記された勉強方法は、
    全経簿記3級(商業簿記)の試験対策としても
    活きると思いますので、早速参考にさせていただきます。

    • miwa@管理人 miwa@管理人 より:

      >MTさん
      簿記2級も3級も、満点が取れそうな問題(=過去に出題実績のある論点)は遠慮なく満点を狙うつもりで勉強するのが大事だと思います。
      もちろん日商2級も全経2級も同じですよ。
      ただ、今の日商簿記2級は、商業簿記で満点を狙うのはかなり大変なので、なおさら、工業簿記で安定して満点を狙えるように準備するのが大事になってきていると思います。

  2. スコッチ より:

    これはかなり勉強方法ですね
    予備校ではこんなこと教えませんよ
    金もらえれば合格率よければよいですからねー
    予備校のおかげで受かりましたなんて
    本音で言う人はいないかと
    みわさん流のオレ流いやいや
    私流ですね
    YouTubeに顔写真モザイクいれて
    勉強方法話してみたりするのもよいかも
    ゲーム配信で稼ぐ人もいるとか
    羨ましい(笑)
    ドラクエ裏技とかで1日稼ぐとかあるかもしれません
    あー私はまだまだ古い人間ですよ(笑)

    • miwa@管理人 miwa@管理人 より:

      >スコッチさん
      あざます(=゚ω゚)ノ
      簿記の試験で予備校に通う大きなメリットは、勉強場所の提供(自習室の存在)にあると思ってます。
      簿記の勉強を独学でコンスタントに勉強を積んでいくのは、他の資格に比べて手間がかかるから、面倒くさいんですよね。
      (今にして思えば、自習室目的でスクールに通えばよかったかなーって思う部分もあります)
      資格Youtuberですか(笑)
      私の声はだみ声のオバハンなので、顔にモザイクかけても恥ずかしいですwww

  3. MT より:

    全経簿記2級の間違いでした。
    訂正いたします。

  4. たぴおかみるく より:

    数日前の記事にコメントしてすみません。気付いていただけますかね…
    先日簿記1級の話題で勉強に関しての時間の使い方・過ごし方の質問をしたたぴおかみるくです。覚えていてくれてたら嬉しいです。
    質問に丁寧にお答え頂いたのにそのままにしてしまってすみません。
    その後も資格取得の勉強に励まれていらっしゃるようで頑張られている所がすごいな、と…
    私の方は簿記2級の再勉強を少しずつやっているのですが、就活もあったりでなかなか進まず(って、甘いですね)
    前回勉強後から間が開いたりして、そのあいだに忘れてしまってまた見直す…という感じでなかなか先に進みません。
    miwaさんはいろんな資格取られていますが、記憶力を要する資格は取得後にその知識を維持されるのに定期的に勉強されていらっしゃるのでしょうか?
    それとも取ったらもうそこで終わりですか?
    社労士も取られているようですが、あれもしばらくやらないとすぐ忘れてしまうような…。
    自分の記憶力の無さが泣けてきます。

    • miwa@管理人 miwa@管理人 より:

      たぴおかみるくさん
      大丈夫ですよ。ちゃんと覚えてます(笑)
      簿記は勉強の手間がかかるので、就活の合間だとなかなか大変だと思います。
      さて、記憶力を要する資格ですが、知識を維持するため(だけ)の勉強は…ほとんどしてないです。
      関連する試験の勉強をしていれば、それ自体が記憶のメンテナンスには役立ってるんですがね。
      でも、一度ちゃんと勉強したことがある知識は、もう一度ちゃんと勉強すれば取り戻せると思ってます。
      (ゼロから新しく覚えるよりは、早く記憶が戻るという意味ですよ)
      なので、やってないことは忘れるのもしょうがないな〜って割り切ってます。
      ただ、勉強時間が長かった資格試験は、ほかの試験に比べると、時間が経っても結構覚えていますよ。
      細かい数字は忘れていても、基本的な知識とかそういうのは案外覚えてます。

  5. たぴおかみるく より:

    ちょっと間が開いてしまいましたが、お返事ありがとうございます。
    覚えていてくれて嬉しいです。
    そうですね…確かに、忘れてはいるんですが、テキスト読み返したり問題解いてると記憶がよみがえってくる感じがします。あとちょっとした単語は覚えていたり。
    自分の場合、時間の使い方に問題があるようで、これをまず改善する必要があるなぁと思いました。どうも別の事したりダラダラとドラマを見たりしてしまうので。

    今年は一歩前に進めたらいいなと思っています…
    miwaさんのブログを励みに頑張ってみます。

    • miwa@管理人 miwa@管理人 より:

      >たぴおかみるくさん
      私もよくダラダラしちゃいますよ~~。
      毎日毎日やる気に満ち溢れているってことはないです(笑)
      でも、試験日が近づくと、嫌でも尻に火が付くという感じですかね。

  6. ちゃる より:

    こんばんは。
    このアドバイスは的確で読んでいてなるほどなと思いました。
    ご存知かと思いますが、連結会計が2級に入ってきてから今年度は10%台の合格率を継続している感じです。合格される方は社会人、大学生、資格マニアが多いです。
    本来は商業高校の高校生が解けるレベルで設定していると日商は記載していますが、今回はサンプル問題を遥かに超えたレベルの連結会計が出題され資格学校が混乱する始末。
    当然、高校の簿記会計を教えている先生でもお手上げです。
    これからも日商がこういう問題を出すのであれば、高校側も日商2級より全経1級目指していくことになるかもしれませんね。

    • miwa@管理人 miwa@管理人 より:

      >ちゃるさん
      ありがとうございます。
      連結会計の概念は、高校生には理解しづらいかもしれないですね。
      本支店会計の処理と混同しそうというか。
      いくら基本問題とはいえ、慣れないうちは資本連結の開始仕訳ですら、なかなか難しいでしょうし。
      なのに開始から3年なのか4年なのかで惑わされると困りますね。

      高校の商業科で日商簿記2級は、県立岐阜商でしたら「取れて当たり前」かもしれないけど、大半の商業科にとっては、「優秀な生徒しか取れないもの」ではないですかね?

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