日商簿記独学勉強法:過去問と解説はpdfで保存して、スマホ・タブレットに取り込む

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バラバラにした過去問は、問題と解説をスキャナで取り込んでpdfファイルで保存し、スマホとタブレットに入れていました。

これは主に、通勤中や移動時間、昼休みなどの空き時間で、過去問の解説を読み込んだり、解いた問題を復習したりするのに使っていました。
問題演習は紙の問題集(バラバラに切り裂いたもの)を使い、復習するときはpdfファイルを併用する、という感じで使い分けてました。

※以前書いた「過去問はバラバラにして使い倒す」の補完・続編です。

1級の勉強法として書いていますが、これから2・3級を受験される方にとっても、有効な方法だと思います。
(管理人が日商簿記2・3級の受験生だった時は、kindleもスマホもipadもまだ普及してなかったので…。)


問題を回ごとにバラバラにすると、その日に勉強したい問題が入ったファイルしか持ち歩かないですが(だって全部持ち歩いたらバラバラにする意味がないですし)、それでもたまには、他の回の問題や解説を参照したいな…と思う時もあります。

なので、バラバラに切り裂いた過去問はスキャナで取り込み、pdfファイルで保存して、タブレットやスマホに入れておくと、とても便利です。
(スキャナで取り込むことも考えると、分厚い本のままにしておくよりも、バラバラに切り裂いてしまった方がスキャンしやすいですね)

ちなみに、スキャナで過去問題を取り込むときは、自動原稿送り装置が付いた複合機を使うのが一番楽ですが、一般家庭でそれを持っている人は殆どいないと思います。
もちろん我が家にもそんなのありませんよ(笑)

他に連続で原稿が送れるスキャナというと、「Scan Snap」があると便利ですが、しょっちゅう書籍や書類を自炊する人でもない限り、自宅にこれを備えている人はそれほど多くはない気がします。欲しいけど(じゃあ買えよwww)

miwa家にある家庭用複合機には、一応スキャナ機能はついているものの、1枚ずつスキャンしなきゃいけない&スキャンしたファイルの状態が確認がしづらいので、微妙に面倒くさいんですよね…。

kinkosに行けば、原稿送り装置のついた複合機でスキャンはできますが、枚数が多いとお金がバカにならないですしね。

でも、今の時代、そのような機械を持ってなくても、手持ちのガジェットとアプリを使えばどうにかできるものですね。

自分は、ipadとスマホに「adobe scan」のアプリを入れてます。

スキャナ系のアプリはいろいろありますが、adobe scanは、文書範囲の自動認識(カメラの撮影ボタンを押さなくても、自動で撮影してくれる)、スキャンしたページの入れ替え、スキャン範囲の編集などができるので、使い勝手が良くて気に入っています。

意外とこれはありがたいと思ったのは、自動認識!
スキャンしたいページが多いと、撮影ボタンをタップする(ピントを合わせる)のも結構面倒くさいんですよ。
だから自動でスキャンする範囲を認識して、パシャッと撮ってくれるのは楽でした。
(多少範囲がずれたとしても、後からトリミングや編集で範囲の変更ができます)

あと、ページの入れ替えもしやすいです。
複合機で原稿送り装置を使ってスキャンをすると、後からページを入れ替えるときはAdobe Acrobat DCなどで編集することになりますが、このアプリでは、アプリ内でページの入れ替えが簡単にできます。
(自分は、商業簿記問題→商業簿記解説→会計学問題→会計学解説、のようにページを入れ替えて保存していました。)

※過去問1回分(商業簿記・会計学・工業簿記・原価計算)をまとめてスキャンして保存していたのですが、よく考えたら商業簿記・会計学と、工業簿記・原価計算で分けて保存すればよかったです。
(ファイルの枚数が多すぎると、テキストの認識ができないため)

勿論、こちらの方法は、多少?手間と時間はかかりますが、家庭用複合機で1枚ずつスキャンするよりは、自宅で手軽かつ安価にpdfファイルの作成ができるので、結構お勧めです。

ipadでスキャンした過去問のpdfファイルは、スマホとkindle FIREにもそれぞれ保存します。

なんでスマホとkindleにも保存していたのかというと、
・スマホは通勤ラッシュの時も片手で操作できる。
ただ、画面が小さいが故に、長時間眺めていると目が疲れる
→通勤時間・隙間時間向け

・kindle FIREは画質はipadに比べると粗いが、画面のサイズがちょうどよい。
片手で持ってページを遷移させるのは大変だけど、両手で読む分には全く問題ない
→混んでない電車移動…座って勉強できる時用

ipad Pro(10.5インチ)は、画面は大きくて綺麗で読みやすいが、電車の中でタブレットを持って読むには重たく、本体も高価なので、万が一落として壊れた時のダメージが大きすぎる。
→自宅で勉強する時に使う。

忙しい社会人ほど、仕訳集と理論集以外にも、隙間時間を有効活用するための教材として、過去問と解説のpdfファイル化をお勧めしたいと思います。

※miwa注:教材の自炊化は、あくまで私的利用の範囲にとどめるようにしてください。

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コメント

  1. MT より:

    おはようございます。
    過去問の保存法を伝授していただきまして、有難うございます。
    参考にさせていただきます。
    私も簿記の試験ではありませんが、自動認識を使用した記憶があります。

    私は、日本商工会議所主催の試験は、リテールマーケティング(販売士)検定に
    絞る予定です。一応、某大学の産業経営学科を卒業しているので、
    本来は、2級試験まで取得して当たり前なんですけどね………。

    • miwa@管理人 miwa@管理人 より:

      >MTさん
      簿記は法律や情報処理の試験などに比べると、試験問題の枚数が少ない(1回あたり10枚程度)ので、自分でアプリを使ってスキャンできるともいえます。
      これからはリテマ2級を受験されるんですね。
      昔の販売士試験の時代と比べると、「販売」よりも、「マーケティング」や「経営」寄りの試験になっている印象があります。そういう意味では、診断士や情報処理技術者試験との親和性は高くなっているかもしれないですね。

  2. シーラ より:

    PDF自炊のメリットは多いですねえ。
    自分の理想の参考書のスタイルが、見開きなどで、問題と解答解説がいっぺんに見えるというものなんですが、それを否定する読者や著者も多く(答えが見えちゃ解くのに支障が、というんですが、いちいち解くのは読み終わった後のほうが良いと思う)、別冊や巻末にまとめてある本のページをPDFで入れ替えて自分好みにすることさえできますよね。そんな手間かけてられないのですが。
    問題に赤ペンで正解番号と必要なアンダーライン等を書き込んでから読んで暗記するので、PDFにするなら赤ペンで書きこんでから、ということになります。それか、後からPDFに書き込むか。(先に書いたほうが圧倒的に楽)
    どうせ電子化するなら、参考ページに飛べるとか、条文参照できるとかが理想なんですが、そんな作り込み時間かけてやってたら受かるものも受からなくなりますね…
    出版社に期待したいところですけど、出版社の実情を知っている身からするとまず無理だろうなあと思ったり。可能性があるとしたら大手予備校のドル箱(最近見ない単語だw)講座関連くらいかな。
    赤があるので、表示のタブレット等は、モノクロのものは却下です。Kindleが最も目に優しくて読みやすいんですがねえ…残念です。
    カラー液晶だと目が疲れるので、そうなると、有機EL採用のものが欲しくなります。ちと高い…
    総合的に考えると、私は紙のほうが融通が利いて楽かな…たいていの場合。重くて持ち歩かないこともあって、そういうときのためにPDFも併用したい気はしますが、手間考えると微妙な感じ。
    まあ、そこまで本気で受かりに行くぜ!!!!!って勉強した資格が少ないというのもあります。あくまで合格最低点狙い(受かるか受からないかは50%ですにゃー)なのでw
    そんな姿勢だと、文系資格の中位(宅建士レベル)以上や合格率ヒトケタ資格は非常に厳しいんですけどね。

    • miwa@管理人 miwa@管理人 より:

      >シーラさん
      3週間とか1か月とかそのくらいの勉強で受かるレベルの資格だったら、わざわざここまでカスタマイズはしないですよ。せいぜい、背表紙を切り落とすくらいかな?
      日商簿記1級のように長期戦の資格だからこそ、ここまでカスタマイズをする価値があるともいうし、カスタマイズに多少時間がかかっても、後々のことを考えると時間が節約できると思います。
      最初はまっさらな状態でpdf化したとしても、後で重要なポイントを書き込んだら、そこでファイルを入れ替えればいいですしね。
      ちなみに私のkindleはkindle FIRE(8インチ)ですよ~。
      ipadやスマホに比べると解像度が低いので画面が粗いですけども、読めなくはないです。
      でも今はipad proのミニ版も発売されるみたいなので、これから何かタブレットを買うなら、ipad miniの方が使い勝手がいいかもしれませんね。

  3. 匿名 より:

    スマホやパソコンでは勉強できない人です・・・・調べるのにはよく使う

    やはり紙と鉛筆が最強(๑•̀ㅂ•́)و✧

    本日機械保全技能士の合格発表が
    ありました。

    受験したの12月8日(電気保全1級)と
    1月20日(特級)ですよ(・_・;)

    待ちくたびれて疲れました。

    両方受かったら奇跡と思ってましたが

    特級機械保全技能士
    1級機械保全技能士電気保全作業

    w受験w合格でした(・∀・)

    いやーホッとしました。

    特級実技は69/99のできで
    実際の点数が63点・・・あ、あぶねー(・_・;)
    ご、合格は合格だし←

    • miwa@管理人 miwa@管理人 より:

      >りゅうさん
      パソコンは事務系の作業を軽減するために使ってます。
      全部が全部デジタルはかえって効率が悪いような。
      大量のものをコンパクトにまとめる・大量に処理をするときは、デジタルを活用するほうがいいですけど、日々の勉強は紙の方が楽ですね(目が)

      それはそうと、1級と特級、ダブル合格おめでとうございます!
      12月と1月の結果が3月下旬にようやく出るのってかなり遅いですよね…。まぁ何点でも合格は合格ですよ~(笑)

  4. りゅう より:

    あ、名前抜けてた(・_・;)

  5. みー より:

    こんばんは
    いつも資格試験を受けるときには、参考にさせてもらっています。

    今度、日商簿記2級を受ける予定なのですが、工業簿記参考書は紙本で買ったのですが、商業簿記参考書を電子書籍にしようか迷っていて、みわさんだったら、どうされますか?

    前も出ていた質問だったらすみません。

    • miwa@管理人 miwa@管理人 より:

      みーさん
      私が日商2級を受けた時は電子書籍はメジャーじゃなかったので紙本一択でしたが、今の時代ならテキストは電子書籍でもよいかもしれないですね。
      そのかわり問題集は絶対紙本です。簿記はとにかく計算用紙に書いて問題を解いてなんぼだと思うので。

      • みー より:

        ありがとうございます!
        日商3級受けた時は紙本だったのですが、今は電子もあるなと思い、迷っていたところです。
        外で気軽に見れたら、と思うんですが、今まで紙本できたもので、悩み中です。
        みわさんのブログのおかげで、簿記や情報セキュリティマネジメント、秘書検定、web系の資格等も取ることが出来ました。ありがとうございます。
        お礼もずっと言いたくて。
        これからも参考にさせてくださいね~
        とりあえず2級頑張ってみようと思います!

      • miwa@管理人 miwa@管理人 より:

        みーさん
        電子書籍が出始めたころは、これからは電子書籍の時代だなと思ったけど、実際に使ってみたらやっぱり紙のほうが使い勝手がいいかな…と思う場面も結構あります。
        その本の用途に応じて、紙と電子のいいとこどりをすればよいかと思います。

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