日商簿記1級独学勉強法:過去問題集はバラバラに分割して使い倒す!

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日商簿記の過去問題集は、買った時のそのままの形ではなくて、使いやすいようにページを分解してやると、勉強がしやすくなります。

私の日商簿記1級・過去問題集はこんな形になってます↓

TAC版の過去問題集の背表紙を切り落とし、各回ごとに、問題・解説・解答用紙・計算用紙をまとめてクリアファイルに入れていました。
もはや影も形もないwww

両面印刷になっている部分はコピーをとってます↓

この「背表紙の切り落とし」ですが、私はkinkosを利用しました。
本の厚さ1センチにつき100円かかりますけど、自分で切り裂くのは手がつかれるし、綺麗に裂けないことが多いので、そこはお金で解決(笑)

なお、自分で本を解体するときは、背表紙にアイロンをあてて、糊を溶かしてやると、スムーズに解体できますよ(ただしヤケドに注意してくださいね!)

TACに請求した解説資料(146回・147回過去問)も、ハサミで解体して、1級の問題・解答用紙・解説のみをファイリング。
(2級と3級の問題も収録されているが、その部分は捨てます)

何でわざわざこんな加工をしたのかというと、日商簿記1級の過去問題集はとにかく重くてデカいからです(キッパリ)。

日商簿記1級の過去問は、B5サイズ(見開きでB4サイズ)で約600ページ、厚さが約2~3センチ、重さも1キロ弱はあります。

それに、問題集以外にも、計算用紙や電卓、筆記用具などの道具も必要です。

これらの「簿記勉」グッズをカバンに入れて持ち歩くのは、結構な重量感があります。筋トレか!ってツッコミたくなりますw

そうなると、荷物を持ち歩くだけで体力を消耗してしまうし、ストレスや疲労も蓄積されてしまいます。
管理人miwaは慢性的な肩こりと腰痛持ちなので、身体的疲労の蓄積も、モチベーション低下の原因になってしまいます。

だけど問題集と解答・解説を各回ごとに分割すれば、今日やる予定の問題が入ったクリアファイルだけをもっていけばいいので、カバンがかなり軽くなります。

あと、問題集をバラバラにしたもう一つの理由は、TAC版の過去問題集は、問題のページと解説のページが離れており、苦手な問題は問題文・解説・解答を左右において同時に読みたいのに、それがヒッジョ~~にやりづらくて不便だ!とストレスと不満を感じていたからです。

せっかく問題集を買ったから、やらないのは勿体ない。
だけどこの分厚い本のままだと、問題が解きづらいし、持ち歩くのも不便だからあんまりやりたくね~~!
でも過去問を勉強しないと受からないし…ああーもう嫌ァァァー(ノД`)・゜・。なんでこんな面倒くさいことやってんのよ自分!というところまで追いつめられて、心底簿記の勉強が嫌いになっていました。

でもあるとき、「あっ!だったらページをバラバラに分割して軽くしたらいいジャン(゚∀゚)!そうすれば、『問題と解説と解答を並べて同時に読めない』問題は解消できるじゃないか!!」ということに気が付いたんですよね。

簿記の過去問題集は、1級に限った話じゃありませんが、1日で全部の問題を解くことは物理的に難しいです。

仮に過去問題集を1冊持ち歩いたとしても、その日に取り組める問題はごく一部分・数ページだけ。

特に1級は、1回分の問題を解くのに2~3時間はかかります。
難しい回・計算量の多い回、勉強の初期段階だと、解説を読み込む時間を加えても、4~5時間くらいかかってしまうこともザラです。
数ページの問題を、2~3時間かけて解く、という感じなのです。
そこが、法律系などの択一式試験との大きな違いでもあります。

そうなると、1級の過去問題集1冊を全部解き終わるまでには、毎日2~4時間かけて取り組んだとしても、半月~1か月はかかります。

とりわけ本試験レベルの問題になれていない初期段階では、1回分の問題を終わらせた達成感よりも、まだ終わっていないページの残量の方に目がいきやすいので、どうしても「終わっていないこと」や「解けない問題が多すぎること」に対する焦りや不安の方が大きくなるのです。

でも、問題を回ごとに分割することで、「今日は第○回の問題を解くぞ」という1日にやるべき勉強量がハッキリするので、「今日はこれだけやればいい」と思えば、多少面倒くさくてもどうにか頑張れそうな気がします。

そしてそのノルマをちゃんと終わらせることができたら「今日やるべきことはやったぞ!よっしゃ!」という達成感・充実感も感じやすくなるでしょう。

その「達成感」の積み重ねが、周り巡って自分への自信にもつながっていく…のではないかと思います。

ここまで読んでくださった人の中には、「本を解体してしまったら、あとで売ることはできないじゃないか!」と思う方もいらっしゃるかもしれません。

ただ、ブックオフに書き込みのない本を売ったとしても、資格関係の中古本は、せいぜい100円か200円くらいでしか買い取ってもらえません。

メルカリとかヤフオクだったらもう少し高値で取引ができるかもしれませんが、たかだか200円を節約するために数か月間にわたって不便な思いをするくらいだったら、自分的に使いやすいようにカスタマイズしたほうが効率よく勉強できますし、無駄なストレスもたまらないと思います。

日商簿記1級は、半年~1年にわたって継続的な勉強の積み重ねが必要な試験ですから、小さな不便も、積み重なれば雪だるま式に大きなストレスに膨れ上がります。

なので、この小さな不便(=ストレスのもと)を解消してやることは、長期間の勉強を継続していくコツの一つだと思います。
(特に独学者の場合!)

参考:テキスト・問題集・スクール講座へのリンク
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コメント

  1. MT より:

    今晩は。
    2月17日に全経簿記2級(商業簿記)を受験してきました。
    90分で全問解くのが至難の業で、力不足を感じましたので、
    おそらく、合格点には達していないと思われます。

    さて、今回のブログについてですが、
    なるほど、そのような方法があったのか、と思いました。
    一方で、過去問を分解することによって、
    紛失の可能性が高まってしまうのでは?
    という点が気になりました。

    • miwa@管理人 miwa@管理人 より:

      >MTさん
      全経簿記2級お疲れさまです。商業簿記は90分なんですね。
      簿記の試験で時間が余る人は、勉強不足で全く問題が解けないか、本当に余裕がある人のどちらかしかいないですよ。

      この方法で紛失はしないのか…まずは、どのクリアフォルダにどの回の問題を入れているかを、パッと見でわかりやすくしておくのがコツですね。
      (私は問題と解説の1ページ目に「第141回」などと油性マジックで書いてました。)
      あと、問題と解説はそれぞれダブルクリップで止める。
      問題を解くときはクリップを外しますが、問題を解き終えたらダブルクリップで止めなおして、クリアフォルダに戻すようにすれば、紛失することは殆どないはずです。
      また、これらのクリアフォルダは、100均で買ったA4サイズの段ボール箱を「日商簿記1級勉強道具専用ボックス」として、テキスト類と一緒に収納して、にしてましたよ。

  2. えぞりす より:

    miwaさま
    私も本は裁断と書き込みをしまくってます。
    ノートつくるのが学生のころから苦手で、マーカーと鉛筆で直に書き込んで自分で理解ができるようにやってます。
    現在追い込み中の知財1級の問題集なんて買取り不可確実ですよ…ボロボロですからwww

    • えぞりす より:

      追記ですー。
      知財1級の問題集は弁理士の問題集です。これも猛烈に重たいです。
      社労士も問題集とテキストが重たすぎて全く持ち歩きません。
      300から400ページあたりの問題集を作ってくれると嬉しいのですが…
      まぁ、知財1級(ブランド)は、ニッチすぎて無理でしょうかねぇ…

      • miwa@管理人 miwa@管理人 より:

        >えぞりすさん
        おお!ここにも問題集裁断仲間が~。
        社労士の時は基本書を裁断してたんですけど、暫くそういうことはやってなくて(テキストが多少重たくても、以前は座って通勤できたので、テキストを軽くする必要性をそれほど感じていなかった)
        でもふと、「そういえば社労士の時はテキストを裁断したこともあったな」と思い出して、あっ!じゃあこの問題集も裁断すればいいじゃん!(ピコーン!)という感じで、kinkosに駆け込んだのでした。
        弁理士の問題集って相当重たそうですよね。
        簿記にしろ弁理士にしろ、ある程度の重さのある問題集やテキストは、裁断して軽くする(章ごとに分割する)のは結構有効だと思います。
        ユーキャンの社労士通信講座は確か、科目別に軽いテキストに編集されていたはずですよ。
        電車で使っている人をたまにお見かけします。

  3. シーラ より:

    理想は、裁断機で裁断~自炊で全ページPDF化~必要に応じてA4で(小さいのは拡大して)印刷、なんですよね。最初からPDFだとものすごく助かります。印刷代がものすごい気がしますがw
    会社の業務としての受験なら会社でやるのでお金気にならないはずなんだけど、その場合は著作権法の私的利用例外が適用されずコピーできないというジレンマwww
    (情報処理とか旅行業務とか航空工場検査員とか、過去問ありったけ印刷したら500枚超えとか普通にあります…)

    • miwa@管理人 miwa@管理人 より:

      >シーラさん
      自分としては、情報処理技術者試験の過去問題集が一番理想形に近いですね。
      紙の本を買うと、本文のpdfファイルもダウンロードできるし、kindle版も売っているよ、という。他の資格でも同じようなスタイルになってほしいですね。
      日商簿記1級の過去問は、バラバラに裁断して勉強する他、スキャン&pdf化→pdfファイルをタブレット&スマホに入れてました。
      自分で印刷する手間や費用を考えると、pdfを印刷するよりは、紙の本を買うのが一番コストが安いような気がします。

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