日商簿記独学勉強法(直前期):自分が犯しやすいミスの防止策を考える

過去問題集が9割5分くらい自力で解けるようになれば、合格は手の届くところまで近づいていると言えます。

この段階になったら、ただ問題を解いて答え合わせをするだけではなく、「ミスによる失点を減らす」ことも考えながら勉強する必要があります。

日商簿記検定では、せっかく正しい仕訳や計算ができていても、その答えが解答用紙に正しく記入されていなければ、その問題の得点は0点になってしまうからです。
そこが、多少曖昧なところがあっても、消去法的に正解にたどりつける選択式試験とは違って厄介なところです。

今回は、自分が日商簿記1級の勉強中によくやらかしていたミスと、その防止策として実践していたことを書いてみます。


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ミスと対策

・解答すべき数字の桁を間違える。
円単位なのか、千円単位なのか、万単位なのか。
基本的には問題ごとにみれば、円単位であれば円単位、千円単位なら千円単位での回答で統一されています。

ただ、ごくたまーにですけど、第140回原価計算のように、最初は千円単位の回答が要求されているのに、途中から万単位の回答に切り替わることもあります。

自分の場合は、回答が要求する桁数にあわせて計算し、解答メモもその形式でメモするようにしていました。
千円単位での回答が求められる問題の時は、1,000,000じゃなくて1,000(千円)として計算する、ということです。

・計算用紙に転記するときに、数字を写し間違える
1,000,000と書くべきところで1,000,00と書いてしまってゼロが1個たりない、5460と書くところを5640と書いてしまうなど。

数字を間違えて計算すると、かなりの確率で変な端数が出たり、不自然な数字が出ることも多いので、そこで気づけることも多かったです。
でもやっぱり、最後の最後までミスしていることに気づかないまま計算をしてしまうこともありました。

ちなみに端数処理の指示がないのに中途半端な端数が出るときは、自分の計算方法が間違っていることが殆どです。
(そういう問題ばっかりだと助かるんですけどねw)

特に工業簿記・原価計算の序盤の問題では、1問解き終わるごとに、転記している数字を間違えていないかどうか、もう一度計算しなおしたり、電卓の画面をたたくときに、液晶画面を見ながら指さし確認をしたりしていました。

また、計算メモの段階でも、桁区切りのカンマは省略せずに、きちんと書くようにしました。
2級・3級を勉強していた時は、あまり意識していなかったけど、1級の勉強をやるようになってからは、キッチリ書くようになりました。

だって、例えば1000000と1,000,000だったら、パッと見で1,000,000のほうが100万円だとわかりやすいですし、ゼロの個数が足りないor多いミスもすぐに気づくことができます。

・数値を足し忘れる(計上漏れ)
自分の場合、二重計上ミスは殆どしなかったのですが、「計上漏れ」をよくやらかしていました。

商業簿記の場合は、T字フォームを書いて、計上したものにはレ点を入れてチェックするなどして、計上漏れを防ぐようにしました。

工業簿記では、総合原価計算の月初仕掛品を、完成品総合原価にうっかり足し忘れてしまうことがよくありました。
(仕損は当月分から発生する、先入先出法で計算している場合)

この場合は、完成品の計算式のところに、あらかじめ月初仕掛品原価を書き込んでおくことでミスを防ぐようにしていました。
(後回しにすると、月末仕掛品や仕損の計算している間に月初仕掛品の存在を忘れてしまう)

・1年に満たない半端な月数
減価償却や利息計算(年2回払い)、ストックオプションなどで、月割の計算を忘れてそのまま1年分の金額を計上してしまうミスです(指示の見落とし)。

問題文で月割に関する記述があった場合は、計算式を書く際には、6月/12月などの数値を真っ先に書くようにしました。

・自分のメモの字を見間違える
自分は、字を急いで書いているとき、0を6、5と6を見間違えるミスをやりがちでしたので、この3つは明確に区別できるように書くようにしました。

以上、いくつか例を挙げてみましたが、結局のところは、「落ちついて問題文を読む」ができていたら、だいたい対処できたりするんですけどね。
でも、どういうミスをしやすいのか、自分なりにどうやって対処したらいいか?を事前に決めておくことで、安心して試験に臨めるのではないでしょうか。

日商簿記1級の受験記録・勉強法(2017年1月~2018年11月)をまとめました。 ※ここが1級勉強法の「まとめページ」になります。 各記事を更新したら、リンクを随時追加していきます。

そういえば日商簿記の過去ログを見ていると、2級の勉強法について書いた記事がなかったので、改めて2級の勉強法も書いてみました。 この記事を書いている管理人miwaは、社会人になってから、仕事の傍ら...

参考:テキスト・問題集・スクール講座へのリンク
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コメント

  1. MT より:

    おはようございます。
    日商簿記には、このような勉強法があるのですね。参考になりました。

    日商簿記と違い、全経簿記(2級商業簿記)は、
    パターンが決まっているように見えますが、
    第2問が、日商簿記にはない出題方式のため、
    思ったよりも苦戦しております。

    >結局のところは、「落ちついて問題文を読む」
    私も同じことを思っています。
    第193回全経簿記2級(商業簿記)では、
    まさかの第3問で慌てそうになりました。
    (小設問6問で、各設問ごとに完全解答でした。)

    • miwa@管理人 より:

      MTさん
      これは、ある程度勉強は進んでいて、理解もできている(と思う)んだけど、本番で今一つ点数が伸びない…という人向けですね。
      簿記はまず問題が解けることが大事なんだけど、それと同じくらい、問題に合わせて適切にアウトプットができるかどうかも問われています。
      一つ一つは小さなことでも、キッチリ得点できるようになれば、合格できますよ。