2022年1月の月例課題を6点提出しました!

2022年1月の月例課題を6点(楷書・随意・研究・細字・仮名・条幅)提出しました。

楷書課題「一世皆尚同」

一世 皆同じくするを尚(たっ)とぶ

画数少なーーーッッ!!!
ただここまで画数が少ないと、一画一画をキッチリ力強く書かないと貧弱かつ単調に見えてしまうので、要所要所で太く書くことを意識する必要がありますね。

随意課題「詳世録不復具」(張猛龍碑)

なんかこう…原帖を再現しようとすると、すごく下手くそな人に見えますwww
でも原帖もこんなんなんだよなー。
やや扁平気味(横長)に書くと、それらしい雰囲気が出てくる感じですね。
その点では、一昨年前の研究課題で「曹全碑」を書いていた時に似てるかな?

ぶっちゃけ北魏の書と私はあんまり相性良くないけど、毛筆書写技能検定対策だと割り切って頑張るw

研究課題「嬰毎濯患於斯」(太宗皇帝・温泉銘)

屡(しばし)ば嬰(かか)れり。毎(つね)に患(うれ)いを斯の源に濯(あら)うに、

先月の字が入らないパンパンな課題に比べると、同じ6文字でも今月はまだマシって感じがしますね。
といっても油断してると3文字目の下が窮屈になっちゃうけど…。
下から上に突き上げるような大胆な筆遣いが特徴なので、筆の回転がよい作品を選びました。

温泉銘は今月で終わり。
来年の研究課題は米芾(べいふつ)の詩巻(海岱帖)に変わります。

細字課題

「雨打孤篷酒漸消 昏燈與我共無聊」
七言二句 陸游
雨は孤篷(こほう)を打ちて酒は漸(ようや)く消えぬ 昏燈(こんとう)我と共に無聊(ぶりょう)なり

今月は楷書。
孤と篷、與の字のバランスをとるのが難しかったです。
また、「篷酒漸」とサンズイが3つ続くので、これが行書や草書だったら書き方を変えて変化をつけるところですが、楷書なのであまり変化もつけられず…。
せいぜい2角目の角度を変えるくらいですかね~。

仮名課題(高野切第一種)

このうた(多)は承和のおほむべのき(支)びのくにのうた(多)
みまさか(可)や くめのさくやま(万) さ(佐)らさらに(尓)
わか(可)な(奈)はた(多)てじ よろづ(徒)よ(与)まで(天)に(尓)

いつもより1行多いですが、変体仮名が少なめだったこともあり、見た目よりは描きやすかった気がします。

これで3月号で写真版に乗ってくれる(=昇級できる)と嬉しいんだけどな〜。そしたら仮名の昇格試験を2級で出品できるから。

条幅課題

仙客来遊雲外巓 神龍棲老洞中淵 雪如紈素煙如柄 白扇倒懸東海天
「富士山」石川丈山

最初は字がうまく収まらなくて、無理やりギュウギュウと押し込んでる感じでした。
えーと、28文字もあるんだったら、2行じゃなくて3行にすればよくないですか?
でもまぁこういうのもアリなんですね。

この手本は2文字単位で余白を入れてるんだよ…と言われて、手本に赤を入れてみたら…なるほど!確かに斜めのライン上になっている!
そっか~~「余白」ってこうやって作るのか~。
単に大中小とか長短だけじゃないんですね。

おまけ:実用書課題の練習

先生に「年賀状を小筆で書いてみたらうまく書けなかった。半紙と普通の紙は書き心地が全然違う」という話をしたら、じゃあそれなら実用書もやろうか、という話になりました。
来月(2月20日締め切り分)から実用書課題を追加します。

でも2月締切分の練習のついでに、1月締切分の課題も書いてみましたよ(こっちは提出していない)。

この課題を見た旦那が、「(手紙なら)筆ペンで書いちゃダメなの?」などと言ってたけど、逆に筆ペンで書く方が難しくないかな!?
変な話、書道を習ってる人は、書道を習ってない人よりは筆ペンでもうまく書けると思うけど、筆ペンよりも細筆のほうがずっと書きやすいんですよね。
(先生も私もこの点では意見が一致した)
習う前は私も旦那と同じように思っていたけど、筆ペンと細筆は別物だっていうのは今ではよくわかります。

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