12月の月例課題を6点(楷書・随意・研究・細字・仮名・条幅)提出しました。
楷書課題「未足爲高栖」(陶淵明・飲酒二十首)
今月は画数少な目アッサリ系の課題です。
先月のあの画数と難読漢字は一体何だったんだっていうねwww
唯一?難しいというかバランスがとりづらいのは「爲」の字くらいでしょうか。
あとは画数が少ない分、線が細いと本当に貧弱に見えるんで、縦線や折れは太く強く書くことが大事かと思います。
随意課題「流所出故巳備」(張猛龍碑)
隷書と同じように、横長の扁平な字が多いですね。
隷書の横線は蔵鋒で入ったら平行に線を引くけど、北魏の楷書の横線はやや右肩上がり気味に引くと、勢いが増す感じがします。
あとは入筆の角度を45度ではなく90度に近づけること、筆を動かすスピードを速めにすることで、勢いをつけて書いてます。
(たまに普通の楷書の癖が出ちゃうけどね!)
研究課題「勞積慮風疾屢」(太宗皇帝・温泉銘)
えーと、原帖を見ながら書いたら、右の3文字目が入らないんですけどwww
3文字とも縦長ってどういうことですかコレ?
なんで今月の課題、6文字もあるんや_| ̄|○
細字課題
幽居正解酒中忙 華髪何須住酔郷
「髪」の字がなんかちょっと変わった字ですが、五體字類にはちゃんと載ってました。
へぇーこんな書体もあるんだ!
ただ、漢検でこの字を書いたら絶対×にされそうですけどw
仮名課題
ひ(悲)たちう(宇)た
つ(徒)くはね(年)のみねの(能) も(毛)みぢはおちつもり(利) しるもしらぬも なへく(具)か(可)なしも
ね(年)の変体仮名、高野切で初めて見たかもしれん。
こういうのもあるんですね。
条幅課題
富貴燿吾前 貧賤獨難守 誰知深山子 甘與糜鹿友
今月は行草体の手本をチョイスしたんですが、比較的草書成分が多めでした。というかほぼ草書じゃないのかコレ。
条幅は写真版に載るたびに墨量が足りないと度々指摘されるので、意図的に墨量を頑張って増やすようにしています。
ただ、最初のうちはどうしても手本をよく見ながら書くので、なんか線がモッサリしてる&おとなしくなりがち。
書き慣れてくるにつれて、少しずつ強さや緩急がつけられるようになるんですが、やっぱりある程度枚数を書かないと表現するところまでは行きつかないですね〜。
12月号の写真版
12月号では、条幅・研究・細字の3つが写真に載っていました!
研究は先月に続いてトップ当選!
(いいのか私のがトップで)
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