2021年4月の月例課題提出&楷書・研究・細字の3つが写真当選!&昇格試験課題の練習(続き)

4月の月例課題を6点(楷書・随意・研究・細字・仮名・条幅)を提出しました。

楷書課題「何事紲塵羈」陶淵明・飲酒二十首

(何事も塵羈(じんき)に紲(つな)がる)

今月の課題は全体的に画数が多いです。右3文字は比較的早く書けるようになったんですが、右2文字がなかなかうまく決まらなかったですね。
塵と羈が、塵は画数多めで中心線がズレやすく、羈は、革と馬の大きさのバランスを取るのが難しかったです。片方が小さいとアンバランスになってしまう。

随意課題「之懐久矣足下」(王羲之・十七帖)

吾れ逸民の懐いを為すこと久し。足下

今月は画数が少な目の字ばかりなので、すごくアッサリした味気ない感じがします。
こういう時は、字を横に張り出したりして、ボリュームをつけてやるのがコツ。
ところで、左列一番上の字は何て書いてあるのか?これは「矣」なんですね。草書の手本は元になっている字がなんなのかわからないものが多いんだよなー。

研究課題「皇鋭思不免茲」(太宗皇帝・温泉銘)

是以って秦皇は思いを鋭(つく)すも、茲(こ)の山の塵たるを免れず

今月の課題は先月・先々月に比べると、極端に大きな字がなかったので、比較的書き易かったです。
とはいっても、もともと筆の動きが大胆で、肉太な線が特徴ではあるので、その勢いを失わずに書くのは中々大変ですね。

仮名課題(高野切第一種)

「はるのは(者)じめに(尓)よめる ふ(不)ぢはらのこをなほ
はる(留)やとき(支)は(盤)なやお(於)そ(曽)き(支)ときゞわか(可)む うく(具)ひす(春)た(多)に(尓)もなか(可)す(須)もあるか(可)な(那)」
以前よりは大分手慣れてきましたけど、「や」や「ひ」、「の」「め」が未だに苦手ですね~。あと、今月変体仮名多すぎやしませんかコレw

細字課題

「柳無気力枝先動 池有波紋冰盡開」
「柳気力無くして枝先ず動き 池波紋有りて氷(冰)尽(盡)く開く」
府西の池 白居易

字そのものは難しいものはあまりなかったですが、左右の字の高さを揃えつつ、字と字の(縦の)間隔を取るのに苦戦しました。
気・力・枝、紋・冰・盡・開のように、次の字の一画目の書き出しの位置次第で字の間隔が変わるので、そこは神経を使いますね。

条幅課題

「明窓兼浄几 抱膝思悠哉 莫話人間事 青山入座来」
明窓と浄几と 抱膝思悠たる哉(かな) 人間の事を話す莫(な)かれ 青山座に入り来ればなり 「淡窓五首 其の一」
今回は昇格試験もあるので、いつもの月に比べると、書き込みの量は少なめ。ただ、それでもそこそこ纏められるようになってきたのは、おそらく東方書展・毎日展に向けて、二六サイズの漢字多字数作品を書いていたからでしょうね。

昇格試験のための提出回数は普通にクリアしていますが、月例の条幅課題は普通に出してます。
ええ、昇格試験があってもね!
でもぶっちゃけ、昇格試験の課題よりも、こっちの行草体の方が書くのは楽しいですけどね(笑)

昇格試験の練習(続き)

現状はこんな感じです。形自体はある程度固まってきたので、後は細かいところを調整していきます。

草書onlyはスカスカ感ハンパないですね~~。
書いていて味気ないw←それが嫌で月例の条幅はいつも行草体を選んでる人

4月号の写真版

さて、4月号(2月提出)では、楷書・研究・細字の3点が写真に載っていました♪(∩´∀`)∩ワーイ!!久々に3点当選キタ━(゚∀゚)━!

先日、毎日展の漢字多字数の出品を終えて、少しは楽になったことはなったのですが、その代わり、これから昇格試験にむけての練習が本格的になります。あと、刻字の方もボチボチ書稿を書かないとね。多分今年はGWは書道で潰れるヨカーン大!

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