2月の月例課題6点(楷書・随意・研究・仮名・細字・条幅)を提出しました。
楷書課題「遠望時復為」
今回は「為」の左はらいが上手く決まらなくて苦戦しました。
本当はもう少し線の太さに変化をつけたかったけど…うーむ。
あと、遠・望が縦長になってしまい、時の字が扁平になっちゃったりね。
今回難しかったのはその2点でした。
随意課題「吾前東粗足作」(十七帖・王羲之)
今年の研究課題が行書(温泉銘)なので、研究も随意も両方行書なのはちょっと微妙かな…と思いまして、随意課題では草書を練習したいと言ったら、「十七帖」の臨書をやることになりました。
十七帖は毛筆書写技能検定の臨書課題(2級以上)でも時々出題されるし、今後の昇格試験の事を考えても、草書で書いたことのある字を蓄積しておきたいんですよね。
一度練習したことがある字だったら次に書くときはスムーズに書けるようになるので。
でもなんだろう…このノッペリ感っていうか、スカスカ感…。
研究課題が豊潤な線で画数多めな字だから余計にそう感じるのかなー。
とはいっても十七帖の草書は比較的形が整っている方なので、それほど書きにくい感じはしませんでした。
研究課題「榮鳳駆鸞訪」(太宗皇帝・温泉銘)
2021年の研究課題は、「太宗皇帝・温泉銘」です。
なんだかものすごく書きづらい課題ですねコレ…。
なんで5文字なのかなと思ったけど、これは鸞(らん)の字が大きすぎて、5文字じゃないと半紙に入らないやつだからですねwww
字自体は傾いていて、バラバラで整っていないようにみえて、でもよくみるとラインはちゃんと揃っているという。
ラインを揃えると、それなりにまとまって見えるから不思議です。
仮名課題
「よみびとしらず(春)
あたな(奈)り(利)となに(尓)こそ(曽)た(多)てれ(礼)さくら はな(奈)としに(尓)まれな(奈)るひともまちけり(利)」
仮名課題のときは墨を磨って書くように言われているので、一応墨を磨って書きました。まぁ確かに墨汁で書くよりも線が細く長く引けるから、書いていて気持ちはいいですよね。
墨を擦るのはちょっと面倒くさいですけどw
細字課題
「背燭共憐深夜月 踏花同惜少年春」
今月は行書です。
花や春は、こういう字体もあるんですね(珍しい)。
踏という漢字の書き方が難しかったというか、最初どういう書き順で書いてるのか、月例誌の手本ではよく分からなかったです。
条幅課題
「春来日漸長 酔客喜年光 稍覚池亭好 偏宜酒甕香」
今月は先月とうってかわってほぼ行書で、草書は少なめです。
なので先月に比べると比較的書き易かったですね。
ちなみに、2月に入って急遽、東方書展に向けての作品(二尺×六尺サイズ(´⊙ω⊙`)!)を書くことになってしまっため、この課題の練習は2月上旬で切り上げることになりました。
※東方書展に出品した作品については、また別の記事で書きます。
2月号の写真版
さて、2月号の写真版(12月提出)では、随意課題(行書千字文)が写真に載っていました!
個人的には、昇級に直接絡んでくる仮名が写真版に載って欲しいんだけど(※2021年から、級位の人は月例誌で写真版になると、一段段階昇級させてもらえることになったため)…よりによってその仮名だけがなかなか写真版に載らないのがなんとも皮肉な話である。
てゆーか結局3月の昇格試験も受けるんですけど(現在練習中)が、なんだかんだで年1回ずつしか昇級しなさそうだw
昨年の仮名の昇格試験は、3月号で8級→7級に上がったので、急遽受ける羽目になった(付け焼き刃)だったのだが、今回は若干余裕があります。
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