(2019年5月)大人書道2年目の練習月記:楷書で写真当選!

5月20日締め切りの月例課題(楷書・随意・研究・条幅の4枚)を提出しました。

楷書課題

「三季多此事」(陶淵明:三季に 此の事 多し)

今回は比較的画数の少ない課題で難易度も低めでしたが、右側の上二文字を普通に書くと、「多」が小さくなってしまうので、「三」と「季」で高さを調整します。

季や事は、横線を細くできるところは細く書くと、スッキリまとまりました。
(全部太い線にすると、重く野暮ったい感じに見えてしまう)

随意課題


「以遊目騁懐足」蘭亭序より

左側の3文字がいずれも背丈の高い字なので、3つをバランスよく収めるのに苦戦しました。
お手本を書く先生ですら、1枚目の出来に納得できず、もう1枚書く羽目になってしまうほど(苦笑)。

結局、字自体を一回り小さく書くことで、字を収めるようにしました(その際、字が細くなりすぎないように注意すること)

研究課題


「疏勒国王和徳」曹全碑より

原帖を見ると…あれ?字が欠けてる??
こういう時は原帖に忠実に書くのがいいのか、それとも元の漢字(線や点を足す)で書いたほうがいいのか?
※参考手本の方は、線と点が足されている

これは、足りないところを補完しても間違いではないし、原帖どおりでもよいとのこと。
完全に原帖と同じにすると、なんだか間が抜けている感じがしたので、線と点を補完して書くことにしました。

楷書では、下の横線は(上の横線にくらべて)太めにどっしりとした線を書くことが多いのですが、隷書は軽めにスッと書くのがよいそうです。

だからといって線が細くなりすぎるとヒョロヒョロ貧弱になっちゃうけど…。

でも4週練習したら、これだけ変わりました↓

条幅課題

今月の課題は連綿が多くて苦戦。

1字ごとに墨をつけるのではなくて、2~3字を1つのブロックとして、続けて書くようにする。
連綿になっているところは、次の字に続く1画目が終わるところで一息つける。

…というのが、まだ上手くできないんだよなー。

今月号の条幅の参考手本(行書)を見たとき、今月の手本は連綿が多くて難しそうだな~バックナンバーから手本を探そうかな?と思ったものの、先生から「今なら書けるんじゃない?」と言われたので、コレ書いてみることにしたのですが…

うーん…やっぱり今の自分の実力では、まだ分不相応だったかなぁ_| ̄|○

それでも、最初に書いたやつと比べたら結構マシにはなった(と思う)んですけど(笑)↓

一応左端が直近、右端が最初に書いたやつです。

仮名の練習(連綿の練習の続き)



今月は久しぶりに、仮名の練習時間が作れました。

旦那は「あれ?最近、仮名の練習はやってないよね?」っていってたけど、楷書・行書(随意)・隷書(研究)に条幅ですよ?
仮名の練習までなかなか手が回らなくても仕方ないじゃーん(;´Д`)
仮名の練習時間が隷書に取られてたんだよ~~( ノД`)シクシク…

練習帳はもう少しだけ(?)続きます。

さて5月号(3月提出の成績)。

今月は楷書課題で写真に載っていました!わ~~~い!
(※先月の時点で1級に昇級済みだけど、提出の時点では2級だったので2級で載ってます。)

一方、他の課題(隷書と条幅)の成績は今一つ( ノД`)シクシク…
ただ、条幅は自分の実力では難しい課題をチョイスしてるのだから、当然うまく書けない→成績も今一つなのは仕方がないわけでして。

楷書の手本を選べば、もう少しいい成績が取れるかもしれないけど、来年~再来年の昇格試験課題のことを考慮すると、今は行書の練習を積んでおきたいんだよなー。

とはいいつつも、級にいる今のうちに、一度くらいは条幅でも写真に載ってみたいもんです。
段に上がったら多分ますます難しくなると思うのでね。

おまけ:草書を初めて書いてみました(試し書き)

これは春季昇格試験の課題の一つでしたが(1級→準初段)、今回は受験資格要件が間に合わなかったので、課題の提出はできませんでした。

ただ、半年後の秋季試験では、半紙3体(楷書・行書・草書)+条幅1体を提出するので、それまでに、草書の練習も少しはやっておきたい。

全くやったことがないのと、多少かじったことがあるのとでは、抵抗感が全然違いますからね。

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コメント

  1. ペコリン より:

    写真版当選すごいですね~!
    ほぼ毎月載っていらっしゃるのではないですか?
    色々な課題をこなしている美和さんすごいです。
    先々の試験対策のために草書の練習まで・・・
    準備に抜かりありませんね。
    これが様々な資格試験にも合格されている秘訣なんでしょうね。
    美和さんのお教室の試験は課題が多いですね。
    私のところは書体自由で条幅1枚提出すればOKなんです。
    なので今回は楷書で提出します。
    でも試験受けようと思ってから条幅を書き始めたので(準備不足ですね)
    バランス良く真っ直ぐ書くのがこんなに難しいとは思わなかった(泣)
    今週末が提出日なのであと少し頑張ります。
    試験が終わったら私も行書の練習してみようと思っています。

    • miwa@管理人 miwa@管理人 より:

      ペコリンさん
      ありがとうございます。
      月例課題はMAXで7種類あるんですよ。
      さすがに7種類全部を出すのは、私の技術ではまだ難しいですが、多分次は仮名ですかね。
      可処分時間と技術に応じて課題が増えていきます。
      ただ、7種類といっても、半紙が3枚(楷書・随意・研究)と条幅1枚、半紙ハーフサイズ2枚(細字・仮名)、普通の紙(実用書)なので、この中では条幅が一番時間がかかる気がします。
      楷書は意外と?縦の線を揃えるのが難しいですね。

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