6月の月例課題を4点(楷書・行書・条幅・隷書)を提出しました。
今月で書道を習い始めてから丸2年が経ったので、タイトルをマイナーチェンジしました。
とはいえ、変わったのは2年目→3年目のところだけですがw
そっか~~もう2年も経ったのかって感じもするし、まだ2年しか経ってないんだよな…って感じもしますね。
楷書課題「達士似不爾」
達士は 爾(しか)らずるに似たり(陶淵明 飲酒二十種その六 より)
士の縦棒は徐々に線を細くしていく。
似は、にんべんが縦に長すぎると、高さのバランスがそろわなくなるので、にんべんを高くしすぎないのが大事ですね。
爾は以前にも書いたことのある字なんですが、また書き順で迷う…。
というか、一番最初の横棒の長さによって、下の横幅も決まってしまうので、一発目を失敗すると後々面倒くさいことになります(笑)
随意課題「以極視聴之娯」(蘭亭序)
「以て視聴の楽しみを極むるに」王羲之・蘭亭序より。
先月のように「縦に字が入りきらないんだけどどうしよう…」と悩まなくて済んだのはよかったのですが、単体の漢字の書き方がよくわからなくて苦戦しました。
聴は旧字体「聽」だそうですが、これは王の字が略されている…のか?
「娯」の女へんの横棒を入れる位置がなかなかうまく決まらなかったり、「極」も、原帖でどういう書き方をしてるのも最初よくわからなかったです。
いろいろ試行錯誤をしてみた結果、とりあえずどうにか収まりました。
研究課題「弑父位簒不供」(曹全碑)
曹全碑より「父を弑して位を奪い、職貢を供せず」
父親を殺してその位を奪うって…なんだか物騒だな(笑)
ある意味中国古典らしいっちゃあらしいがwww
今回は右払いの波法が多かったですね。
父の左払いと、右の不の右払いがぶつかりそうだったので、位置を微妙にずらす。
左払いと右払いの長さを揃えるのに苦戦しました。
隷書はある程度スピード感を持って書く。
逆筆で入って、少し止まったら、スッと線を引くような感じ?
私の字がモッサリしてるのは、おそらくスピード感が足りてないんだろうなぁ。
行書で苦戦した分、隷書の練習時間が少なくなってしまったこともあり、自分としてはあまり納得できない出来のものを提出する羽目に_| ̄|○
条幅課題
「虚心高潔をとり 一塵の侵を受けず 五月清溪の上 蕭々として風林に満つ」
(墨竹・金幼孜)
今回は手本の字が割とカチッとした感じの字でしたので、羊毛の長穂の筆ではなく、半紙の時に使ってる筆と同じ筆で書きました。
とゆーか行草や草書ならともかく、行書は普通の筆でもいいんじゃないだろうか…と思いつつ、羊毛の筆は柔らかい線・強弱の変化をつける練習、自分にとっての大リーグボール養成ギブスでもあるわけです。
だから行書を書くときは、本当はそっちを使ったほうがいいんですけどね~。
ま、その時々に応じて使い分けが大事ということで…。
時系列で比較↓(右から、第1週・第2週・第3週・第4週)
渦中にいるとわからないけど、並べてみると、やっぱり第1週に書いたものはまだまだ線が細いし、中心線もズレてますね。
さて、4月に提出した課題の成績。
今回は楷書で写真当選しました!°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°ワーイ!
今月から写真当選の掲載ページが変わったぞ←先月までは2級~10級は(その4)のページだったからねw
1級になると、楷書or随意での写真当選は難しいかな~と思ったのですが、でもよく考えてみれば、1級は2~10級に比べて人数がとても多いので、その分写真当選の枠も増えます(楷書8点・随意6点、14人)
そう考えると、写真当選のチャンスは実は結構多いのかもしれない!?
あともう一つ。
条 幅 部 門 で初めて写真に載りました!!
条幅初の写真当選キタ━━━.゚+.(・∀・)゚+.゚━━━!!
条幅の練習を始めてから約1年弱。
先生からも「半紙はいつも写真に載ってるけど、もうそろそろ条幅でも写真に載りたいよね~。」と言われてましたし、「級にいるうちに、条幅でも写真に当選する」目標が達成できてε-(´∀`*)ホッとしました。
※作品の下にはフルネームが載っているため、モザイク処理をしています。
講評で「雅印望」と書かれているのはご愛敬。
だってこの課題を出した時点では、まだ雅印作ってなかったんだもんwww
ただ、条幅を書く時は「将来的には、このへん(ピンクの□のあたり)に雅印を2個押すから、真ん中よりも少し上に名前を書くようにしてね」と言われています。
で、真ん中よりも上のところに名前を書くと、本来ならば雅印が押されているはずのスペースがスポッと空いてしまってるわけで…審査する人から見ると、雅印がないのが不自然に見えたのかもしれないです(笑)
まぁ…7月提出の課題からは(多分)雅印を押すと思うんで、それまでは多めに見ていただきたいw
★書道を習い始めて2年の成果
・競書誌で1級に昇級する
・隷書が少し書けるようになる
・仮名が少し書けるようになる
・条幅で行書20文字の作品が書けるようになる
習い始めの頃は「形は取れているけど線が貧弱」だと言われていて、線の貧弱さはこの2年でかなり改善されたかなと思います。
(油断するとヒョロヒョロ貧弱モードになってしまうときもありますがw)
で、最近では、線に「勢い」や「鋭さ」が欲しいと言われます。
ただ単に、綺麗に丁寧に書くだけじゃなくて、そこに緩急の変化やスピード感も出せるようになるといいのかなと。
これは今後の課題です。
コメント
みわさん
ずっと眺めていたら
なんかお経読んでるようになりました(笑)
みわさんついに世捨尼さんに?と
すみません
しかし達筆ですねー
そのうち時代劇いや大河ドラマのオープニング文字頼まれたりして(笑)
まずは地味なカフェ店の看板楷書手がかけるとか
話は変わりますが最近コールセンター向けの資格なんてあるのご存じですか?
なんか取るのに10万かかるとか?
火薬関係か放射線関係の資格に似たようなあったの気がしましたが
>スコッチさん
お経(笑)
いつかは般若心経とか南無阿弥陀仏をスラスラ書いてみたいもんですw
時代劇や大河ドラマの書か~~。
ではまずは2時間ドラマ「100の資格を持つ女」の題字を…いや、なんでもないw
コールセンター向けの資格ですか??
CBTのコンタクトセンターは知ってるけど、10万かかるのはわからないですね。
放射線の資格者講習(試験に受かった後)が10万ほどかかるのは聞いたことあります。