7月の月例課題を4点(楷書・行書・隷書・条幅)提出しました。
あと、社中展の条幅も、無事出品しましたー。
楷書課題「咄咄俗中悪」
「咄咄(とつとつ) 俗中の悪」陶淵明・飲酒第六より
パッと見はそんなに難しくなさそうに見えますが、実際に書いてみると意外と厄介なところがいくつかありました。
俗の字の右払いがうまく入らないとかね。。。_| ̄|○
谷の左払いは、真ん中よりも左寄りから縦長に払って、右払いのスペースを作ってやります。
同じ漢字が2個続く時、全く同じ書き方では単調になってしまうため、少し変化をつけてやります。
手本では口の位置を変化させてますが、出の方も若干変化をつけてます(あまり得意ではないけど…)。
あと、今月号から雅号+雅印付きで課題を提出するので、落款の位置は中心から若干右にずらしてね~と言われる。
半紙5文字の場合は、落款の左側に四分角の氏名印を押すんですね。
随意課題「信可楽也夫人」(蘭亭序)
「信(まこと)に楽しむ可(べ)きなり。夫(そ)れ人(の)」
王羲之・蘭亭序より。
原帖を見ると、全体的に横に広がっている字が多いですね。
左半分の3文字(也夫人)はハネ・右払いのスペースをしっかり確保します。
また、引っ掛けて入る箇所が結構多いので、そのひっかけ部分を見せられるかがポイントになります。
研究課題「職貢君興師征」(曹全碑)
隷書は横に広がる扁平な字なので、いつも落款を書く場所に困ります(笑)
字がつぶれて上手く書けないしwww
字は以前よりも大きく書けるようになったけど、いまだに波法のキレがなかなかうまく表現できない…。
これはちゃんと逆筆で入って、穂先を丸めないと上手くできないんですよね(;´・ω・)
条幅課題
「怪石窓前に堕ち 流雲竹外に斜めなり 薜門斜照の裏一径黄花に入る」(雷鯉)
敢えて縦線or横線を長くしたり、横幅を狭くする、字の大きさを変えるなどの変化をつけたり。
手本自体がなんか面白い(笑)
最初にこの手本をみたとき、え~~こんなの書けないよー( ノД`)と思ったけど、先生は「(今のmiwaさんだったら)書けるでしょ?」と言う。
でも先生はこの人にはどこまで負荷をかけても大丈夫なのか、何となく感覚的に掴んでいるんでしょうね。
少なくともmiwaには多少(?)無茶振りしても拒否しないし何とかやってくるだろうと思われているんだろうなぁw
楷書は字粒を揃えて書いたほうがよいのでしょうが、行書・草書はこういう変化をつけるのもアリなんですね。
むしろ何かしらの変化がないと味が出ないともいう?
「窓」は最初に見た時、「何この字?どうやって書くの??」と思ったんですが、五体字類で調べてみたら、「窗」という字がありました(初めて見ました)。
とゆーかどんだけ異体字があるんですかwww
こちらも今回から雅印(氏名印と雅号印)付きで提出をします。
イメージはこんな感じ↓
さて、7月号の成績。
今月は随意(行書)・条幅・研究(隷書)の3部門で写真当選していました!
初のトリプル当選キターーー.゚+.(・∀・)゚+.゚ーーーー!
講評:丁寧に書して見事なる作です
条幅は、今回は「雅印望」とは書かれていませんでした(笑)
先月のはやっぱり落款の位置がマズかったんだろうな(*´з`)
行書は左3文字の配置(縦長をおさめる)に苦戦したやつですw
改めて写真版でみると、なんか案外うまく収まった感じがしますね。
研究課題は(佳位:級位者の中で)まさかの1位!
イェー°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°ーーイ!
だけど私の作品はなんか線が細くないか?
課題が完成した時はそんなに細いと感じなかったんだけどなぁ(できるだけ太く書けるところは太く書いたつもりだし)。
先生からは、他の人と比べたら相対的に細く見えるだけで、曹全碑の原帖もそんなに重厚じゃないから気にしなくていいよ、って言われましたけど。
社中展に出品する条幅は無事完成。
これで一息つくかと思いきや、8月は刻字の作成(彫り)が待ってます。
現時点では書稿を書き終えたばかり
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