準二段への昇格試験課題を提出しました。
初段→準二段への昇格試験課題は、条幅二体です。
20文字を楷書・行書でそれぞれ書きます。
なお、初段と準二段への試験内容は同じです。
今回の字句は「秋風動林葉 夜雨液池荷 孤客睡不著 亂蛩鳴更多」です。
昇格試験は春(5月)と秋(11月)の年2回実施されますが、例年、春よりも秋の試験の方が、難しい(書きづらい)のだそうです。
というのは、春の試験は準四段(四段への昇格試験)まで対象なのに対し、秋は四段~準師範の高段者も受験するからです。
確かに、書き易い簡単な字句だと点数に差がつけられないですもんね。
今回の課題は、左列の著・亂(乱)・蛩・鳴・更と続くところが、字の縦の間隔が取りづらくて苦戦しました。
条幅は基本的には、右側の列のボトムのラインよりも、左側の列のボトムの方が若干上に来るように書きます。
左側の列のボトムが下に来るのはマズいんですね。
ただこの字句は、右列下の後半五文字(夜雨液池荷)は字粒が小さめかつ縦長の字が少ないのに、左列の文字(亂蛩鳴更多)は縦長になりやすい文字が連続しているので、字の配置を整えるのが大変でした。
字そのものの難しさというよりは、字の配置の難しさ、程よい大きさと空間を確保する…という点では、春の課題よりも難しかったと思います。
今回からは、墨汁ではなく、固形墨を磨って書いています。
墨を磨って書く機会は今回だけでなく、今後も度々やってくると思うので、思い切って墨磨り機も買いました。
いくら墨を磨った方がいいとはいえ、手で磨る時間は取れないのでね…。
※墨磨り機の話はこちらに書いてます。
試験の結果は来年1月号に掲載されます。
ただ今回は返信用のハガキを同封しましたので、1月号が発行される前(12月下旬)に結果が通知されるはずです。
先生は「miwaさんは普通に受かると思うよ」と言ってくれてますが、個人的には点数が気になるところ。
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