毛筆書写技能検定準2級を受験しました!3級を難しくしたというよりは、2級の簡易版という感じ…?

日本書道専門学校(目黒)にて、毛筆書写技能検定準2級を受験してきました。

毛筆書写技能検定は、文部科学省後援の試験です。
一口に書道●段や師範といっても、書道会によって級・段の認定基準、師範のレベルなど、バラつきが大きいのが現状です。
そんな中、客観的に書道の能力を示す資格としては、この検定試験が一番平等ではないかと思ってます。

なので、書道会での段位昇格試験と並行して、こちらの検定試験も受験しています。

本日の試験は、3階の2部屋のうち一部屋は1級・2級の教室、もう一部屋が準1級と準2級の教室でした。
(2階の教室は3級〜6級の試験室でした)

ちなみに受験票には、スリッパ持参と書いてありましたが、この会場ではスリッパは不要でした。
ついでに、定規持参とも書いてありましたので、一応持っていきましたが、準2級で定規が必要な課題はなかったです(もしかしたら人によっては使う人がいるかもしれませんが)
ただ、ボールペンは、半紙の表に記入する際に使いますし、鉛筆(シャーペン)と消しゴムは、マークシートの記入に必要です。

準2級のレベルは、「高校生・大学生・一般社会人程度:毛筆書写のやや専門的技術及び知識をもって書くことができる。」です。
試験時間は理論・実技を合わせて120分です。

実技の課題は6問。
半紙は12枚配られますので、1問につき2枚ずつ使用できます。
私は各課題につき律儀に2枚ずつ書きましたが、1枚目が上手に書ければ、余った半紙は別の課題の練習に回してもOKです。
また、試験問題用紙は持ち帰れませんが、提出しなかった半紙は持ち帰り可能です。
なおこの試験は、半紙の表の左下に、ボールペンで会場コードと受験番号を記入します(氏名は記入しません)

今回も例によって、提出しなかった方の半紙をupしつつ、どのような課題が出題されたかを書いていきます。
今後受験される方の参考になればと思います。

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第1問:漢字4字を書く(楷書)

半紙に漢字4文字を書きます。
3級と同じ形式の課題ではありますが、「しんにょう」や「心」「曲げはね」など、毛筆で書くのが難しい字が1~2文字含まれているので、3級よりも漢字が若干難しいと感じました。

※こちらの方は「清」の字の丈が詰まってますが、提出版はこれより少しマシです。

第2問:漢字4字を書く(行書)

第1問と同じ漢字を行書で書きます。
これも3級と同じ形式の課題です。

※提出版はこれよりもう少し字を大きめに書いてます。

第3問:漢字仮名交じり文を書く(3行)

3級では第5問で出題されていた課題です。
字数は3級よりも5~6文字ほど増えます(約25文字程度)。
漢字は行書指定なのは3級と同じですが、準2級からは仮名は連綿で書いてもOKになります。

第4問:漢字の臨書

準2級で新たに加わる課題です。
準2級では、主に楷書(孔子廟堂碑・九成宮醴泉銘・皇甫府君碑・孟法師碑のうちの4つ)から出題されます。
今回は「孔子廟堂碑」より、「預聞前史」の4文字が出題されました。

他の問題は手本が一切なく、自運で運筆をしますが、この問題だけは問題用紙に原帖が印刷されています。
なので、その原帖を見ながら形臨します (※手本となる作品や古典の字の形をそのまま真似て書くことです)。

第5問:俳句を自由な書体で書く

準2級と2級で出題されます。
こちらは、第3問とは異なり、字配りは2行でも3行でもよいですし、書体も自由。
なので、連綿や草書が書ける人はそれで書いてもOKです。

※これは一枚目に書いたものなんですが、少し字が小さいと思ったので、提出版の方はもう少し大きめに書き直しました。

第6問:掲示文(6~7行)

4級の掲示文は1行(5〜6文字)、3級の掲示文は縦2行(10文字程度)でしたが、準2級から難易度が2ランクくらい上がります(苦笑)
硬筆書写の準1級で出題されるような掲示文を、半紙で縦書きで書くイメージです。

ところで今回の掲示文なんですけど、題字は「児童文学講座」なのに、主催は「児童文化研究会」なんですよねコレ。
なので文化と書くべきところを「文学」と書き間違えないように注意しました。
問題用紙を見ていたら、一瞬「あれ?文学じゃなくて、文化なんだ。これちょっと紛らわしいな」と感じました。

もう少し字が大きくても良かったかな…と思ったけど、大きく書こうとしすぎた結果、字が入らなくなったら元も子もないので、コンパクトにまとめてしまいました。

理論問題

第7問:常用漢字の楷書と行書の筆順(楷書・行書が5問ずつ、○×形式)
第8問:草書の熟語を読む(10問・4択)
第9問A:文字の歴史(仮名の元になっている漢字を選ぶ・5問・4択)
第9問B:漢字の部分の名称(5問・4択)
第10問:漢字の字体(20問・○×形式)

となっています。
これは硬筆書写準2級とほぼ同じ内容です。

参考:硬筆書写準2級の受験体験記

H30年度より、2級・準2級・3級の理論問題は、記述式からマークシート形式の○×または4択形式の出題へ変更されたため、難易度が下がりました。
試験直前は準2級の過去問と、範囲が被っている3級と2級の過去問を一通り解いて、知識の復習をしました。
理論は多分問題なく合格点をクリアできているはず。

試験時間を30分ほど余らせて途中退室しました。

2級と3級の中間に位置する準2級ではあるけども、3級を難しくした試験というよりは、2級をやや易しめにした試験(どちらかといえば2級寄りの試験)と考えた方がよいと思いました。

3級では出題されない臨書課題が新たに加わったり、掲示文課題では細筆を使って多字数を書く必要があるので、3級よりも高度な技術が求められるからです。

準2級の基準点は、実技が600点満点中445点以上(75%以上)、理論は400点満点中285点以上(72%以上)という、ちょっと中途半端な数字。

3級(実技:415点以上/600点、理論275点以上/400点)よりも多少引き上げられている程度ではあるけど、この微妙な差が合否にどのくらい影響するのか…。
自分的には、文字自体のミスとかがなければ多分合格しているかなぁとは思うのですが、自己採点ができるわけではないので、結果が出てみないとわかりません。普通に受かってればいいのですがね。
結果はおそらく約3〜4週間後くらいに来ると思われます。

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コメント

  1. sato より:

    はじめまして。
    試験お疲れ様でした。私も準2級受けてきました。VBAでmiwaさんのHPにたどり着いたのですが、簿記や書道など同じ試験を受けられてるので勝手に親近感と尊敬の念を抱いてます。
    行書上手ですね。絶対受かってますよ!私もmiwaさんを見習って、競書誌初めようと思います。

    • miwa@管理人 miwa@管理人 より:

      satoさん
      はじめまして、コメントありがとうございます。
      同じ準2級受検者( ゚Д゚)!(もしや同じ試験会場にいたとか??)
      行書は手本があればそこそこ書けても、手本なしで自運はなかなか難しいなぁと思います。
      お互いに合格しているといいですね。

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