2022年11月の月例課題を7点提出しました!

2022年11月の月例課題を7点(楷書・随意・研究・細字・仮名・条幅・実用書)提出しました。

楷書規定課題:道路迥且長(陶淵明・飲酒二十首)

しんにょう2個のちょいと厄介な課題でした。
何枚かストックしていたうち、これが一番字が整っている&墨量も多めでゆったりしていていいかな~と思ったのですが、よく見ると一番下の迥がちょっと大きい気がしないでもないw

随意課題:夏秋間惑復得(王義之・十七帖)

今月も月例誌に張猛龍碑が載ってなかったので、十七帖を書きました。
これが毛筆書写・硬筆書写の理論問題で出題されたら多分読めないだろうなぁと思う字ばっかりですね(書譜が一番多いけど、十七帖もたまに出題される。)

研究課題:蚌珍天上若(米芾・中秋詩帖)

右3文字の縦が詰まりやすい課題でした。
珍の右側旁は草書体にするとこんな形になるんですね。

細字課題

幽居正解酒中忙 華髪何須済酔郷

この課題、どっかで見たことあるな~~と思ったら、昨年12月にも書いたことがある字句ですね(笑)

ただ昨年の手本は、「髪」の字が書写体になってましたけど。
昨年のと見比べてみて、今回はうまく書けた…のか!?
う~~~ん、あまり変わり映えがしない気もするなw

仮名課題(高野切第三種)

きよはらのふかやふ
ひかりなき たにゝはゝるも よそなれは
さきてとくちる ものおもひもなし

写真はちょっと薄くて読みにくいですが、実物はもうちょっと墨が濃いですよ(笑)

今回は「な(奈)」の字がちょっと変わってて書きづらかったです。(難点はそのくらいだったけど)

条幅課題

晨雨過青山 漠漠寒烟織 不見秣陵城 坐愛秋江色

今月はall草書の手本をチョイスしました。
試験課題を書くのに時間がかかるので、月例の方は書くのに時間がかからない草書の方がいいかな~~とw
草書条幅だと1枚あたり10分あれば書けるのでね。

先生からは、今月はちょっと墨量が足りてないね~と言われちゃうw
(仮に写真版に載ったら間違いなく「墨量不足」と書かれるやつ)
「城」の縦線が細くなっているのは、筆の入りが中筆になっちゃってるから。
側筆を活かしたり、筆をもっと開くような感じで書いてみたらいいよとのこと。
せっかく羊毛筆を使ってるのに、楷書みたいな書き方になっちゃってるのがよくないわけですな。

実用書課題

得意先への旅行の案内を書くお手紙ですが、今月もまた文章長い&草書体が多めで結構大変な課題でした。
個人的には、普通の手紙文には草書体は使わない方がいいと思ってます。
だって大半の人は読めないじゃないですかw
御引立、錦繍、有難う、懸案、宿泊所、御参加、草々…
うちの旦那に読ませてみたら読めなかったw

11月は昇格試験課題の提出もあったため、月例課題の方はちゃんと出せるかな~どうかな~と思ったのですが、結局普通に7課題とも出しているっていうねw
やろうと思えばなんとかできるものですね。
ただ一つ一つの作品の完成度が微妙な点についてはツッコんではいけない。

12月は日本刻字展に向けての作品制作があります(現在鋭意制作中)

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