この検定は、文部科学省後援の検定試験なので、合格すると履歴書の資格欄に書くことができます。
各書道会には、それぞれ級・段位の認定資格がありますが、それらは資格・検定欄ではなく、あくまで特技の欄に書くものだそうです。
また、書道の世界の「師範」の資格認定試験は、書道会によって、到達可能な時期と難易度が全く違います。
何年受験してもなかなか合格できない書道会もあれば、それほど苦戦しない(むしろ簡単すぎる)書道会もあります。一口に師範といってもその難易度差が大きすぎるわけですよ。
同じ書道会の中でも、学生部の七段と一般部の七段では、到達の難易度は天と地ほどに全く違います。
(よく芸能人でも「書道○段」は割と良く聞きますけど、その人の年齢や技量から推測すると「それって学生部の時の段位ですよね?」という方がけっこう多いように見受けられます。)
各書道団体間の書道師範資格のレベル差を鑑みると、公的な書写技能検定試験準1級・1級に合格することで、書道の実力をより正確に伝えられる、世間一般でイメージされている書道師範相当レベルの実力があることを証明できることは、大きなメリットと言えるのではないでしょうか。
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