8/22の「激レアさんを連れてきた」で、篠田君とロバート秋山さんが共演してましたが、その前にこの動画がバズっていて、本も買ってしまいました。
youtube「【ロバート秋山】元ストーカーがテレビ局員に〜」
私もこの動画を見て、「トゥトゥトゥサークル」の動画を観ちゃったクチです。確かにこれは癖になるリズムだ!
トゥトゥトゥのリズムで~しゃべるのさ~♪
元ストーカーっていうからどんだけヤバいやつなんだろうと思っていたけど、小学生の時にロバートの熱狂的ファンになった少年が、高校・大学を卒業後、メ~テレに就職して、ロバートと一緒に番組を作るディレクターになり、ロバートと一緒に番組を作る夢をかなえました(今ココ)…という話です。
この本は、ただただロバートがどれだけ好きなのかを語っている本ではありません。
暗くて友達が少なかった少年時代。
夏休みにロバートのDVDを借りたことがキッカケでロバートにハマる。
「ロバート企画」のライブで、必死にメモをとっている少年をロバートが気に留めてくれる。
マネージャーになったら?と言われて、吉本興業に入るために(書類選考で落とされないある程度のレベルの)大学に行くことを決意する。
法政大学の学校祭実行委員に入り、ロバートを呼ぶ。
(通常は3~4組をまとめて呼ぶところ、ロバート一組だけオファーする。)
だけどロバートの3人から、「メモ少年がやりたいことは、マネージャーになってできるのか?」と言われ、ロバートと一緒にコンテンツを作る仕事、テレビ局への入社を目指す。
テレビ局のインターンシップと就職活動に奮闘する
大学の卒論でロバートについての論文を書く。
メ~テレへ就職する。
メ~テレでディレクターとしてロバートと一緒に番組を作る夢を叶える。
ロバートのマネージャーになりたい→ロバートと一緒に番組を作りたいの一心で、これだけ努力してこられたことが純粋にすごいと思いました。
ロバート一組だけを学校祭に呼び、前日にすべてのネタのリハを終えておいて、どれでも好きなのをやっていいですよって言っちゃう篠田君。
学校祭の楽屋のケータリングに、ロバートが好きな東ハトとブルボンのお菓子を揃える。
でかい箱に入ってるシルベーヌって、レーズンが載っててチョコがかかってるアレですね。なんて渋いチョイスなんだw
ロバートを題材にした卒論(約4万字)…それを読まされる教授が少し気の毒でもあるw
(だって教授はロバートのファンじゃないだろうし)
でもそのロバート論文、読んでみたいぞ。
というかこの本に卒論の一部を載せればよかったのではw
この本を読み終えたあと、いわゆる一般的に犯罪になるストーカー行為と、このメモ少年のストーカー行為は何が違うのだろう?と考えました。
お笑いのライブで笑いもせず、ひたすらメモを取り続ける少年。
ロバート秋山家の実家の庭に侵入する(秋山母が驚いて秋山に連絡してきた)とか、秋山父が北九州で経営しているハンバーグ店でバイトをするなど、客観的に見たらやっぱりちょっと(かなり?)怖いじゃないですかwww
まず、男性同士で、ロバート側からみると篠田君は子どもの年齢ですし、恋愛感情が絡んでいない。
これがもし、メモ少年がロバート側から見て少し年下~年上くらいの女性だったら、ストーカー事案として警察沙汰になってもおかしくないでしょう(怖)
ロバートの3人が、ストーカー怖いとネタにしつつもこのメモ少年の存在を嫌がっていないのが、悪い意味でのストーカーとの決定的な違いだろうと思うんです。
だって大抵、よくいる悪い意味のストーカーは、当の本人が嫌がってるのに、一方的にしつこく迫ってくるから質が悪いじゃないですか。
結局は愛情を受け取る側がどう受け止めているか、愛情がメモ少年からの一方通行で終わらず、ロバートとメモ少年の双方向でやりとりができているところが、悪い意味でのストーカーとの決定的な違いなのではないかと思いました。
笑いもせずに必死にメモをとってる少年の姿は、舞台の上から見ると得体のしれない怖さがあります。
だけどその少年が高校受験・大学受験の勉強を頑張っていたとか、テレビ局に入るために就職活動で努力していて、子どもから大人になる過程を見ていくうちに、ストーカー怖い(笑)といいつつも、少年の成長を見守る親心のような感じになっていたんじゃないかなと思います。
そうじゃなかったらロバートだって、学校祭のオファーに対して「小学生の時からライブに来てくれているから行ってあげたい(スケジュールを空けておいて)」なんて吉本のマネージャーに言わないでしょう。
それに篠田君に対して、「メモ少年のやりたいことって、本当にマネージャーになったらできるのかな」「マネージャーは、俺たちと一緒に何かを作る仕事じゃないよ」なんてアドバイスしないと思うんですよ。
そして、「【ロバート秋山】元ストーカーがテレビ局員に。」の動画がバズったあとに、
「いいタイミングでバズったね。メモ少年は『ロバートが好きなディレクター』としてたくさんの人に知られたのだから、これから俺たち以外の人と仕事をする時には絶対に手を抜けないよ。むしろそっちの方が手を抜いちゃいけないし、しっかりやりなさい」(P187)なんてメッセージを送ってこないと思います。
また、このメッセージからも、ロバートの仕事に対する真摯さが伝わりますし、この姿勢が今でもロバートが売れ続けている理由の一つなのかもしれないと思いました。
ちなみに私はロバートのネタでは「小学生版画クラブ」が一番好きなんですけど、この間の「激レアさんを連れてきた」で、篠田君が法政の大学祭のロバート単独ライブのリハーサルで、「TOKAKUKA(都か区か)」を歌っていた映像が面白かったです。
うちの旦那氏はこの歌の「♪新宿コズミックセンタ~~♪」のくだりでいつも笑ってしまうそうだw
コメント