楷書規定課題「不爲況復溺思」
(壮夫は)為さずと。況や復た思を(豪釐に)溺らせ
溺の字に対して復の字がちょっと小さい?弱い?感じがしないでもないwもう少し大きめか、縦線と右払いを太めに書けばよかったかな。
随意課題「敦煌枝分葉布」(曹全碑)
実用細字課題
「天地の四方の寄合を垣にせる九十九里の濱に玉拾ひ居り」伊藤左千夫
この歌が彫られている歌碑は、千葉県山武市の本須賀海岸にあるそうです(へー)
仮名課題
さ夜更けて 蓮の浮葉の露の上に 玉とみるまで 宿る月影 源実朝
さ夜ふ(不)け(介)て は(者)す(須)のうき(支)葉の露のうえ(二)に 玉とみ(見)るま(万)で 宿るつき(支)か(可)げ(遣)
仮名の臨書だともう少し細く長く息が続くように書くんだけど、ここの月例誌のかな課題は、大字仮名を半紙サイズに短縮したような創作課題という感じがします。
条幅課題
左が通常の月例課題(集字聖教序の臨書)、右が創作課題(万里無片雲)です。
創作の5字は、行草とかで書いてもいいんだろうけど、家にある半切の在庫では、柔らかい紙か硬い紙しかなくて、柔らかい紙に大量の墨をつけると紙が破れてしまうし、硬い紙だと行草ではなんか線がつまらない感じになってしまいがちなので、結局隷書を書く羽目になったという感じです。だったら厚みがあって行草向きの紙を買えばいいのにというツッコミはなしでw
ペン字課題
規定と随意課題は「感覚は欺かない 判断が欺くのだ」ゲーテの言葉ですね。いい言葉なんだけども、課題としてみると、「欺」の字が並ぶのはなんかちょっと変な感じはする。
ハガキ課題は暑中見舞いです。こうやってキレイに暑中見舞いが書ける人はポイントが高いっていうか、「ぬぬっ。おぬしやるな」って感じですよね。
8月号の写真版
8月号では、楷書と随意の2枚が写真版に載っていました。
写真に載っても若干disられているのは御愛嬌w
まぁ落款が貧弱なのは事実(雅号を書くスペースが足りなくて小さく書かざるを得なかったけど、そこも計算して書けよってことですかね)
随意で1位を取ったのは、聖筆に移籍してからでは初めてです。1年半ほど曹全碑を練習して書きなれてきたところで、それがようやく評価されるようになってきました。
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