8/2~8/4まで、池袋のサンシャインシティにて、夏季書道大学講座が行われていました。そこで2日目の篆刻講座に参加しました。
通常は選文、検字、草稿、印稿、印面整備を行うそうですが、今回は時間の都合上、すでに印面に文字が入った印材が受講生に配られました。(受講生全員の名前をあらかじめ布字してくれたそうです)
印面にポスカを塗って乾かして、洋紙に鉛筆で書いた印稿をつくり、書いた面が内側になるように印面に貼り付け、使い捨てスプーンを使って張り付けた印稿の上からしっかりこすると、このように転写ができるそうです↓
初めて印刀を握って彫ってはみたものの、やっぱりあまりキレイじゃない(そりゃそうだ)
鈴印(けんいん)
上段が1回目を彫り終えて補刀してもらった後、下段はさらにもう一度補刀してもらった後です。私の彫ったあとはイマイチだけど、講師の補刀が入るとなんかそれなりにいい味のある印になるから不思議です。
この印を彫り終えた後、1個印材を買ったので、自分でも作ってみたいと思う。せっかく印床と印刀も買ったしねw
<篆刻講義メモ>
・文字は右行から左行へ配字する
・姓名で配字するときは姓と名は左右にわける。
・篆書は右肩上がりにならないようにする。
・名前のみはよいが、姓のみは避ける。
・名前1文字、名前1文字+印、名前1文字+之印
・名前2文字、名前2文字+印、名前2文字+印信
・名前3文字、名前3文字+印
・苗字2文字名前2文字、姓名は1字に省略してもよい。姓1文字+名1文字+信印、姓名+名前1文字+印
・文字は必ず右行から左行へ配字する。・雅号+大吉、雅号+長寿、雅号+女史(女性の場合)といった組み合わせもアリ
・雅号+之印の組み合わせは×(雅号はいくつでもつけられるものなので、○○の印と断定してしまう言葉を雅号につけるのはふさわしくないから)
・本名印は白文、雅号印は朱文。本名は一つしかないが、雅号はいくつでもつけられる、2次的なものなので、本名が上位に来る。
などなど。
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