以前、「最初に取り組む資格は、好きなジャンルや得意ジャンル、仕事に直接活かせる資格という観点から選ぶのがいい」と書いたことがあります。
ですが、「そうは言っても、これといって得意なことや好きなことがあるわけではないしな~」という方も少なくないようです。
これといって得意なことや好きなことが思い浮かばない、仕事も別に資格がなければできない仕事をやってるわけではない。だけど何か資格・検定にチャレンジしてみたいのであれば、世間一般の人(資格マニアじゃない人)でも知っている資格・検定試験を目指してみるのがいいかなと思っています。
まず、世間一般での知名度が高い資格・検定試験は、概して受験者が多いです。
受験者数が多ければ多いほど、複数の出版社から対策教材が発行されますから、そこに競争が発生します。
そうなると、分かりやすく工夫された教材や、自分のレベルに見合った使い勝手の良い教材は割と簡単に手に入ります。
逆にマイナーな試験は、どうしても殿様商売になりやすいので、値段が高い割には使い勝手や分かりやすさが微妙な教材しか手に入らない、ということも割と良くある話です。
ある程度資格・検定試験慣れしていれば、使いづらい教材は自分仕様にカスタマイズすればいいと割り切れるだろうけど、慣れないうちはなかなかそういう発想にはならないでしょうし。
また、人間は自分が知ってる資格・検定であれば「〇〇に合格したなんてすごいですね!」と反応してくれるけど、逆に知らないものに対しては評価ができないので、微妙な反応しか返ってこない。
その最たるものの例として、宅建を取った(持ってる)という話をすると、非資格マニアの人からも「miwaさんは宅建もってるんだ!すごいね!」と言ってもらえることが多いんです。
宅建の他、社会保険労務士試験、TOEIC835点、漢字検定1級、日商簿記1級もなかなかすごかった(笑)
逆に世間一般での知名度がないマイナー資格の場合、「頑張って資格を取ったどー!」と自慢しても、「ふーんそうなんだ(ハナホジ)」でアッサリとスルーされてしまう確率が高い(泣)
宅建とほぼ同レベルの「管理業務主任者」試験に合格したときは「管理業務主任者?ふーん。それってなんの管理をするの?」といった微妙な反応しか返ってこなくて、少し寂しい思いをしました(´・ω・`)
貸金業務取扱主任者とかもそうだったなぁ(遠い目)
あと、同じ簿記検定でも、日商簿記・全経簿記・全商簿記・日ビ簿記とあるけれど、世間一般(社会人)にとっての簿記検定は日商簿記、というイメージだと思うんですよね。
そう考えると、世間的に知名度が高い資格、履歴書に堂々と書けそうな資格を目指すことは、決して悪いことじゃないと思います。だってせっかく頑張って資格をとったのに、努力した結果に対する反応が芳しくなかったら、やっぱりちょっと悲しいじゃないですか(泣)特に社会人は勉強に使える時間に限りがあるのだから、どうせ勉強するのならある程度世間から評価される資格・検定の方を選ぶのは、勉強のコスパ面を考慮すれば合理的な選択だとも思うのです。
もちろんこれは、「特にこれといって好きなものや得意なものが思い浮かばない」時は、知名度が高い資格を選んだ方が、勉強の教材も充実しているし、第三者から評価してもらえる機会が多い→モチベーションが保てるよ…っていう話です。
なのでピンポイントで取りたい資格があるときは、そちらを優先すればいいのは言うまでもありません。
コメント
miwaさんはメジャーな資格はほとんど取得されてますね
そのうえで乙4以外の危険物取扱者とか海事代理士とかのレア資格も‥‥
とても参考になります