落ちるかも…不安でたまらない時ほど合格する理由

私の場合は、試験前日の夜からは異様に神経が昂ってしまい、消化器系が過敏になる傾向があります（困）

勉強が進むと不安になる

ただ、今まで受験した試験を振り返ってみると、面白いことに全然勉強量が足りていない試験の時は胃が痛くならないのです。

この不安の正体は、ある程度勉強量を積み重ねて、概ね理解が進んでおり、自分の苦手や弱点が見えているが故の不安なのです。

「苦手なところや手薄にしていた所がメインで出題されたら、危ないかも…」　「いつもは合格率が高いけど、今回はたまたま合格率が低くなったり難しくなったらどうしよう」といった不安に襲われるのは、ある程度勉強が進んでいるからこそでしょう。
そもそも勉強していなければ、自分は何が苦手で、どこがよく出題されるかもわかりませんからね。

実は、この「勉強した後に不安に襲われる」話は夫も電気工事士の筆記試験で経験したらしいです。
「なんか『今回も落ちたらどうしよう』って思うと不安で眠れないんよ。試験前にこんな心境になったのは初めてやわ」と。

夫は不安でしょうがなかったらしいけど、私は「ある程度勉強して不安になっているってことは、今回は間違いなく合格できそうだな」と思って安心して送り出しました。
実際に試験後に自己採点をしたら、５０問中４０問とれていたみたいで（合格ラインは３０問以上）、夫の不安はただの杞憂に終わったわけですがね。

でもフタを空けてみたら…

私自身、試験直前の精神状態が不安でソワソワしてたときほど、実際にフタをあけてみたら案外余裕で合格ラインをクリアしていることが多いです。

また、勉強量が足りなくてちょっと受かる自信がないな～微妙だな～って時に受験したらギリギリ合格していた！ってことも少なくないです。（例えば基本情報技術者とか。）

逆に不安状態で胃がキリキリしていて不合格になってしまった試験って実は殆どないんです。
Ｈ２０年の社労士の選択式試験くらいですかね（*結果的に救済措置があって合格しちゃったわけですが…）

むしろ、勉強と理解がある程度進んで「これならイケるんちゃう！？」と思っている（思い込んでいる）時が一番危ないです。

中途半端な自信はむしろ邪魔

何故なら、基本書や解説は概ね理解できていて、過去問も解ける。
だけど自分のツメの甘さにまだ気づいていない段階だからです。
ある程度内容を理解できるからこそ厄介な落とし穴に落ちている、落とし穴に落ちていることにすら気づいていない状態ともいえます。

この状態で試験を受けたとしても、ある程度は点数が取れます。
だけど曖昧な知識がかえって正誤判断の邪魔になるのでしょう。
「５肢択一の残り２択で迷って何故か誤りの方を選んでしまう」というワナにひっかかりやすいんですね。
で、結果的に数点足りなくて不合格…となりやすいのです。

誰だって不安になるよ。人間だもの

試験は水物です。
どんなに完璧だと思っていても、どんなに準備しても試験当日には何が起こるのかわからないのだから、きちんと準備をした人が本試験に対して一抹の不安を感じるのは当たり前です。
だから、試験を目の前にして不安になっている自分を、メンタルが弱いから不安になっているんだと思わないでください。　メンタルが弱いから不安になっているのではないのです。

どうしても試験直前に不安で不安で居ても立てもいられない時はどうすればいいのか？

それは「ある程度勉強をやった後に不安に襲われるのは、合格点をとれる力がついているってこと。あとは当日落ち着いて問題文を読んでいつもどおり問題を解けば大丈夫」と発想の転換をすればいいんです。

あとはクールに試験本番の得点計画を練って、更に確実に得点できる箇所を増やせば大丈夫です。
そのレベルに到達していれば、合格はもう目の前ですよ！