「とめはねっ!」で学ぶ書道上達のコツ①:字には適度な余白が必要

これは「十」が上手く書けず、苦戦している望月結希に、部長の日野ひろみが、なんで「一」よりも「十」が難しくなるのかを説明するシーンですね。

「字と字の部品(パーツ)の違い、わかる?」
「字になるとね、「余白」が大切なの。「十」の字が一番美しく見えるためには、適度なバランスの「余白」を残さなくてはいけないのね。書かれていない白いスペースも字の一部なのよ」
1巻90-91

でも、書道の初心者のうちは、とにかく手本どおりに書くとか、筆を運ぶだけで精一杯で、余白にまで気を配る余裕なんてないんですよね。
というかそもそもそんな発想自体がないと思います。

そういえば私も、条幅で行草体3行多字数の作品を初めて書いたとき(2020年8月月例課題参照)、
「これだけ形が取れるようになった(上達した)んだから、これからは余白をどう残すか、白い部分と黒い部分(文字)のバランスも計算して書いてみて。手本を見るときは、字の形だけじゃなくて、余白の取り方にも注目するようにしたらいいよ。
と先生からアドバイスされました。

あと、毛筆書写技能検定の2級の書写能力診断テストでも「文字が大きすぎます」「余白の取り方にに注意しましょう」「文字の位置と余白に注意しましょう」といったコメントがありました。

なので、ある程度のレベルになってくると、美しい字を書くときは、字の形に加えて、「余白」の取り方もポイントになると言えますね。

とはいっても、最初のうちは、字を書くことだけで精いっぱいで、なかなか余白まで気を配ることは難しいかもしれません。

ただ、ちゃんと手本を見て書いているはずなのに、どうしても上手く見えない・上手に書けている感じがしないときは、手本と自分の書いた字を見比べて、どのように余白を残しているかも観察するといいと思います。

※自分も余白にまで気を配って書いているか?と聞かれたら、まだまだ字の形をとるのが精いっぱいというか、ある程度枚数を書きこまないと余白にまで気を配れる余裕がない、というのが実情ではありますが…。

コメント

タイトルとURLをコピーしました