太極拳検定三段④(二次試験前日講習編)24式前段を3倍スローで演じるのは大変もどかしい

二次試験は、10月20日の東京①に申し込みました。

11/17②は区連の大会とかぶってるし、③は12/22で年末に差し掛かっていて、結果通知が確実に年明けになるやつである。それは正直落ち着かないw
ていうか12月下旬はもう東京都大会に向けた練習にシフトしたい。
なので必然的というか消去法で①の日程での受験になりました。

前日講習の受講生(=受験生)は35人。
思っていたより少なかったです。
逆に11月の東京都②の受験生が1番多いのは、1次試験が終わってからの練習時間を確保しつつ、年末の寒い時期を避けたい&年内に結果通知が来るという意味では、ちょうど良い日程だからだと思われる。

さてその前日講習では、35人を18人・17人のグループに分けて、講習がおこなわれました。

初段・二段とも、1グループの人数は12人だったので、今回はグループの人数が多いなと思いました。
二段までは都連実施だったから12人区切だけど、三段からは日本連盟で実施だからですかね?

また受験番号は北(北海道)から南(沖縄)の順番に付番されていました。
各都道府県連盟内での付番は、①②③各回ごとの固まりになっているようだったけど、あいうえお順には並んでいなかったので、単純に申し込み(受付)順なんだろうか?

私がいたグループの前日講習の講師と、8月の日本連盟講習の講師は同じ先生でした。
(同じ先生にあたる人もいれば、そうでない人もいます。っていうか同じ先生に当たる人のほうが少ないのだがw)

ただ、同じクラブのチームメイトとはまたしても班が分かれてしまい、ボッチ状態に_| ̄|○ il||li

二次試験は、24式太極拳の前段(起勢~高探馬まで)のみです。

二段までが24式の全套だったので、「あれ?たった半分だけでいいんだ!?」と思うかもしれませんが、前段12個の動作を8−9分かけて行うんです。
※進行の都合上、演技は10分以内で行うことになっています。
10分経ったら笛がなり、そこまでの動作で審査されるとのこと。

通常、大会の個人競技では、24式太極拳は5分以上6分以内で行います。
よくある一般的な24式太極拳の音楽もおおむね6分くらいの長さです。

ということは、三段の試験では、通常の3倍スローで動かなければいけない…ってことなんですよね。

ためしにyoutubeの24式太極拳の動画を0.25倍速にして再生してみると…お、お、遅~~~ッッ!!!

かなーーり昔の話で恐縮ですが、かつて週刊少年ジャンプの巻末にあった読者投稿コーナー:ジャンプ放送局(JBS)の「天下一形容詞大会」で「太極拳のVTRをスロー再生するほどもどかしい」っていうネタを見たことがあります。
まさかこのネタを30年越しで体感する日がやってくるとはね~って感じです。

といっても、5分や6分で終わったら即不合格という意味ではないそうです。
重点項目で要求されていることをショートカットせずに一つずつクリアして、「ゆっくり、均一のスピード」でやれば、結果的に8〜9分かかってしまうという感じです。

あと大会とは違って、腰は高くてもいいし、歩幅も少なめで大丈夫なので、体力面ではそこまで大変ではないです。
(といっても右の太腿が結構パンパンになるけどなw)

それでも8〜9分、3倍スローでゆっくり動き続けるのは、これまでやったことがなかったので、このスローペースに慣れるまでは結構大変でした。
「どうしても5〜6分で終わっちゃうんだけど?」という感じでw

ただただゆっくり動こうとするのではなく、頭の中で「脚〜腰〜手〜」「肩〜肘〜手〜」などと言い聞かせながら動くようにしたら、8分後半〜9分でできるようになりました。

慣れてくると、もどかしいと思っていた三段用の動きが、「あ、なんかこれけっこう気持ちいいんじゃない?」と思えるようになるから不思議です。

前日講習では8月の日本連盟講習と同じ先生だったこともあり、前日講習はその時に習ったことのダイジェスト版という感じでした。
(2日間でやる講習の内容を1日でやるので、ペアを作った練習とかはなかったです)

8月に習ったことをベースに、自分でも練習は積んでいたのですが、前日にいきなり「ここはこう動いて」とかって言われても多分対応できないわけでw
そういう意味では8月の日本連盟講習に参加しておいて良かったです。

前日講習ではリハーサルは行わないとのことでしたが、講習の最後30分で、本番と同様のリハーサルっぽいものが行われました。
(といっても先生は出来ていない人のところに行って動作を直しに行ったりしていたので、あまりリハーサルっぽくはなかったです。ただの通し練習だったともいうw)

また、「三段で要求されていることは、言われてすぐにできるようにはならないです。なので明日(試験当日)は、【要求されていることをちゃんとやる努力をしてる】姿勢は見せましょう。だから普段練習してきた通りにやればいいです」ともおっしゃっていました。

これを聞いた時、一昔前の三段の合格率が低かったのは、この三段での要求事項が本当にちゃんと出来てるかどうかが厳密に問われていたからなのかもしれない…と思ったのであった。

本試験編⑤に続く!

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