1次試験は6/30(日)に、京橋プラザにて行われました。
午前9:30から12:30までは講習、午後13:30から試験です(1日で終わります)
東京都の三段一次受験生は私をふくめて45人。
ただ受験生でない人をパートナーとして連れてきている人もいるので、その人達も含めると、1組あたり4人(2ペア×2人)ずつ、合計16組(64人)いました。
(受験生でないパートナーには名札の用意はなく、赤字で名前が書かれていました。)
午前はこれを5組(20人)・5組(20人)・6組(24人)のグループに分けて、それぞれのグループに1人ずつ講師がついて講習が行われました。
直前講習は、合否基準の確認、套路の順番や回数の確認、タイム計測など、復習と確認作業がメインです。
この段階になるとさすがに四正手が回せませんとか、套路もわかりませんという人はほとんどいなかったと思います。
(そりゃそうだw)
また講習最後には本番よろしくリハーサルも行われましたが、時間の関係上、5ペアずつ行われました。
なお試験本番では一組2ペア(4人)ずつ行われます
最初は試験官に対して正面を向いて抱拳礼をし、試験官に対して、甲側の人は右肩を向けて、乙側の人は左肩を向ける形で演技をスタートします。
甲乙向かい合って抱拳礼をしたところから、起勢~収勢、抱拳礼をするまでを5分以内で行います。
5分経つと笛が鳴るそうです。
※5分以内だからといって、3分台で終わってしまうのはあまりよくないそうです。4分45秒くらいのペースが望ましいとか。
京橋プラザで受験した1級試験と昨年の二段1次は、最後の方の組に回されたけので1時間以上の待ち時間がありましたが、今回は割と最初のほうの組だったので、14:00には試験が終わりました。
検定試験はやっぱり出番が早い方が気が楽でいい。
というか出番が遅いことによるメリットってほぼないw
前の組の試験の様子を見てイメトレができるのならともかく、試験会場の方は見てはいけないし(厳密に言えば会場の構造上、見ようと思えば見えるんだけど、試験会場の方は見ないように言われているので、ガン見するわけにはいかない)、練習しすぎると本番前に疲れてしまうけど、かといってじ~っと座って待っていたら体が硬くなってしまう。
あの試験前の待ち時間では何をして過ごすのが最適解か、未だによくわかんないですw
三段一次試験の結果通知は試験から4日後の夜、先生からメールで連絡がありました。
(結果通知書は試験から約2週間後くらいにクラブの先生からいただきました。)
なお、この一次試験には科目合格制度はないので、最終的に二次試験に合格しない限り、また一次試験から受験しなくてはいけません。
Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン!
一回受かったら一次試験免除でもよくないか!?
とはいっても、推手の採点基準は正直そんなに厳しくなかったと思います。
ただ、審査基準は厳しくないとはいえ、クラブ内での推手練習日がなかったら、二段合格から半年での合格は難しかったのでは?と思います。
幸い、クラブの先生は検定の指導員・審査員を務めており、クラブ内で検定用の推手套路を一通り教えてくださったのはとてもラッキーでした。
というか「推手の講習に参加するなら最低でも四正手が回せないとダメだよ。だから講習の前にちゃんと出来るように練習してね!」とも言われました。
実際、東京都連・神奈川県連の講習は、
「四正手は既にできますよね」「検定の基礎套路も一通りわかっていますよね」を前提に進められているような感じがしました。
というか参加人数の多さからしても、動作を一つ一つ細かく教えてもらえるわけではないので、練習機会が講習会だけだったら絶対に覚えきれなかったと思います。
だから都連、神奈川県連の講習に行ってみて、「事前に套路をちゃんと覚えておいてよかった〜しっかり教えてくれた先生ありがとう」と心底思いました。
それにしても、資格マニア歴約15年、これまでいろんな資格試験を受けてきましたけど、二人一組のペアで一つの試験を受ける、グループワーク的な試験は多分これが初めてです。
というか他人と協力して受ける資格・検定試験って他にあるんかな?
あったら教えてほしいです。
普通の試験だったら、試験本番に自分が合格点を取れるかどうか、それだけを考えればいい。
でもこの試験は、自分だけが上手に出来ていてもダメだし、逆に相手におんぶにだっこでもダメで、相手と呼吸を合わせて動けるかどうかも問われているところが、これまで受けた試験とは勝手が違っていました。
合否判定は受験者1人1人に通知されますが、「片方が受かって片方が落ちる、というのはあまり聞いたことがない。両方受かるか両方落ちるかだね。」と先生に言われまして。
自分は套路をミスってなくても、相手がミスると自分も落ちる。
相手が套路ミスしてなくても、自分がミスったら一緒に落ちる。
自分がミスして自分が落ちるのはしょうがないけど、自分のミスで相手を道連れにしてしまう。
この「一蓮托生」感が、プレッシャーを増幅させていました。
もちろん私も不安はあったけど、相方の人が「本番でミスしたらどうしよう」と私以上に不安モードになっていまして。
そう言われたら私は「大丈夫大丈夫。」と言うようにしていました。
ただ口先だけで根拠なく大丈夫って言っちゃうと余計に相手に不安を抱かせてしまうので、私は試験では甲側のほうをやったけど、自分の動作を覚えたら、相方(乙側)の動作も覚えるようにしました。
試験的には甲乙どちらか、自分の動作だけ覚えていれば足りるけど、自分の動作だけしかわからないと、相手がミスった時にリカバリーできないと、その時点で不合格になってしまう。
でも相手=乙の動きもわかっていれば、万が一相方が動作をど忘れしたとしても「次は右に捋だよ」とさり気なく誘導(リカバリー)できるからです。
あとは、何をしたら不合格になってしまうのか、その基準を把握することでしょうか。
とりあえず目下の目標は試験に合格することなのだから、そこに引っかからなければいいんです。
動作をちゃんと覚えてないから不安だというなら覚えればいいし、よくミスしてしまう箇所があるなら、どうすればミスを防げるか対策を考えた上で重点的にその箇所を練習する。
不安の発生原因がどこにあるのか、自分で対策できそうな対策を考えるようにしていました。
そうは言っても実技モノは水物なので、どれだけ対策しても100%はないんですけどねw
なお三段1次試験は、受験生ではないパートナーを帯同することもできます。
(必ずしも同じクラブ内で自分以外の三段受験生がいるとは限らないし、複数受験生がいたとしても、受験者が奇数だったら1人あぶれてしまう…)
この場合、受験生本人は自分のミスで相手を道連れ不合格にするプレッシャーを感じなくて済む反面、逆にパートナーのほうが「自分がミスして相手を不合格にしてしまったら申し訳ない」とプレッシャーと緊張を感じたそうです。
三段一次試験に合格したら、7月中に二次試験の申し込みをします。
2024年の東京都の二次試験は、10月20日・11月17日・12月22日の中で都合のよい日を選べました。(三段の二次試験は年10回行われる)
ただし10月試験に落ちた場合、翌月の11月にリベンジ、というのは多分できなさそうです。
二次試験編はまた明日upします!
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