このたび、7月・12月に受験していた太極拳検定二段に合格しました。
7月1日に一次試験、12月2・3日の2日間で2次試験を受験しました。
2段からは1次試験・2次試験の2段構成となります。
まず、二段の一次試験の受験資格は、初段合格者のみとなっています。
これは原則として本人の所属団体が加盟している実施県連盟で受験することになっていますが、日程の都合がつかない場合は、近隣の他の実施県連盟で受験することもできるそうです(都道府県第1次試験 実施規程参照)
でも今回は普通に東京都連の一次試験(7月1日実施)を受験しました。(っていうか別の県の会場を選んだら、先生から確実にツッコまれる&却下されると思うwww)
この第一次試験の実施規程を読んで、その昔、愛知(消防設備士甲種2類)、北海道(危険物甲種)、山梨(発破技士)、埼玉(危険物乙1、ボイラー実技講習)、千葉(毒物劇物取扱者、五井の安全衛生系試験各種)に遠征受験をしに行ったことを思い出した。傍から見ると理解しがたい資格マニアの行動である。仕事で使う資格ならまだしも、全部ガテン系の国家資格だしw(miwaの本業は事務職OLだよ)
本題に戻りますが、二段の一次試験と講習は7月1日(土)に、中央区の京橋プラザで行われました。
事前講習は9:30~12:30の3時間(午前9時受付開始)
昼休みを挟んで、一次試験は13:30~17:00までとなっていました。
二段一次試験の内容は、32式太極剣の規定套路の全套です。
(1次事前講習の受講料は4,000円・受験料が3,000円でした)
東京の二段1次試験の受験者数は、全部で67名。
試験は12組(6人1組or5人1組)に分けられ、4組1グループで講習が行われました。各グループに講師が一人ずつ、1グループ約20人で講習が進められました。
1次試験では、所属している区連・団体順に名簿が並んでいたため、同じクラブの人とは同グループで講習が受けられました。
がっ!午後の試験では、私と旦那は別の組に分かれてしまった!(私だけ、同じ区連の別クラブの人達との組になってしまった…)
直前講習の時間は午前の3時間のみで、一次試験の合否のポイントを中心に説明がなされました。
講習では、「皆さん32式剣は全套できますよね」と、ひととおり全套できていることが前提で進められます。
ですので、2段の一次試験までには、32式剣の全套路を自力で全套できるようにしておくのが、2段受験の最低条件と言えるかもしれないです。
事前にもらっていた一次試験の実施規定では、審査基準は、
・規定動作の順序を間違えたまま、あるいは規定動作の一つが明らかに欠落したまま次の動作にうつり、そのまま「収勢」を行った場合
・動作が10秒以上停止した場合
・「刺剣」の動作で、右手前腕部の方向と剣先の方向が明らかに異なっている動作が2回以上出現した場合
・「点剣」と「劈剣」の方法が区別されず、明らかに混同している動作が2回以上出現した場合
は不合格とありました。
また、
・やり直しは不可
・3人の審査員のうち、2人が合格と判定したら合格とする
とのことでした。
講習でも、
・「点」と「劈」の動きの区別をつける。
・「刺」は腕と一体になるように刺す(剣の方向と、腕の方向がズレないように)。
と指導がありました。
また、「剣を先に動かすのではなく、足・腰・手の順番で動かすようにしてください(せっかちにならないように、焦らずゆっくり動いて)」と何度か言われました。
午後の1次試験は、6人(5人)1組で演技を行います。
旦那は最終組の1個前、私は最終組だったため、自分の出番が来るまで、約1時間ほど待つことになってしまった&自分の出番が終わったら既に他の人たちは帰った後だった…。
間髪入れずにすぐ出番がやってくる方がいいのか、それとも待ち時間がある方がいいのか?
検定は自分の出番が終わり次第すぐに帰れるので、出番は早い方が絶対に楽ですね。
(初段の時は第2組で早く終わったのですごく楽だった!)
一次の合否結果通知は、試験から約5日後に、クラブ内で先生から「二段組は(同じクラブから受験した4人とも)全員合格です」と口頭で速報を伝えられ、2段用の申請・登録用紙(2次試験の受験申請)を渡されました。(一次試験合否結果通知書は後日渡されました)
7月中には、2次試験の申込を済ませます。(前日講習8千円+受験料8千円)
2次試験は12月にあるのに、何で7月中に申し込むのかというと、10月22日~12月17日かけて各地区で試験が行われるのと、クラブ→区連→東京都連を経由して日本連盟に申込むからですね。
東京の試験日が12月なだけで、県によっては10月に試験が行われるところもあるわけです。
32式剣の規定套路が全套できることが前提ではあるものの、1次試験の採点基準はそんなに厳しくないなと思いました。
実際、「「点」と「劈」の区別が出来ているかどうか、「刺」の時に剣先と腕の方向がズレていないかはチェックしますが、「帯」と「抹」の区別は問いません」と言っていたしね。
2次試験の受験者数(62人)から推測すると、1次で落ちてしまった人は3〜4人程度だったのではと思われます
(※1次試験or2次試験を別の県で受けている人もいるので、差し引きでそのくらいじゃないかなと。)
あと今回の試験会場(京橋プラザの多目的ホール)は決してすごく広い場所でもないため(426.2㎡)、60〜70人で剣をやるにはかなり手狭な感じがしました。
梅雨時期だったこともあって、妙に蒸し暑かったことを覚えています(冷房は入っていても、会場の狭さと人数で蒸し暑くなっていたのだと思われる)
温度は涼しいけど湿度めっちゃ高くね?的な。
クラブの先生からは、「試験の当日は伸縮剣じゃなくて、普通の長い方の剣を持って行ってね」と言われていたけど、でもこの手狭な会場で普通の剣を使うと、他人とぶつかって怪我をさせてしまいそうだし、逆に自分が他人に怪我をさせられる可能性もあるしで、少し怖かったです(汗)太極拳ならともかく、剣ならばもうちょっと広い会場が良かったな…と思いました。
次は二次試験編を書きます~。
コメント
「場合によっては遠征も可能」となると、遠征話を聞きたくなってしまいます。
剣を使うとなると、ゆとりがある会場の方が安心できそうですね。
安衛法の試験に関しては、会場の縛りから仕方ないにしても、試験で遠征する人は限られるかもしれないですね。
かく言う自分も関東在住でありながら、旅行もかねて岩沼で受けましたが・・・
今のところ2024年に受ける予定はないですが、在住県の知事が大嫌いなので、毒物劇物取扱責任者を受ける場合は隣の県に行きます
エビアンさん
検定がオープンエントリーの試験だったら、北海道とかで受けてみたいところですがねぇ。
クラブ経由で申込むし、他のチームメイトもいるので無難に東京で受験しました。
岩沼!…ってどうやって行くんですか?仙台まで新幹線だとしてもそこから先がわからん。
岩沼は、仙台から東北本線の上りに乗って、20分ほどです。
試験場へは、駅からタクシーで5分、歩くと20分強です。
この試験の各試験場の中では、比較的アクセスがいいと思います。
お金はかかりますが、大宮出発の場合、時間的には五井に行くのと同じくらいになってしまうので、五井がいかに不便な場所にあるのかを感じさせられますよ。
エビアンさん
五井は駅自体も東京から遠いですが、五井駅からさらにバスで山奥に行くというのがミソでしょうね。
徒歩だとかなりの確率で迷子になりそうwww