太極拳検定初段を受けました!①前日講習編

12月10日・11日の2日間、中央区立総合スポーツセンターにて、太極拳検定初段の講習・検定を受けてきました。

先に結論を言っちゃうと、12/29の年末、クラブの先生から合格の連絡をいただきました。
一緒に受験した旦那も無事合格していました。

無事初段に合格できましたので、前日講習と当日試験の内容について書いておこうと思います。

初段の検定は、10月16日~12月18日にかけて、全国43会場で実施されました。
今年度(第28期)の初段受験者は、全国で852名、東京会場での初段受験者は59名とのこと。

前日講習のスケジュールは
9:00~9:45 受付
9:45~10:00 開講式
10:00~12:00 実技講習
12:00~13:00 昼食・休憩
13:00~17:00 実技講習

スケジュール表には17時までと書かれてましたが、実際には16:30で講習が終わりました。

受付を済ませたら、名札と、講習の受講案内が書かれたプリントを受け取ります。(裏面には試験のグループ分け表が載っていました)

スポーツセンター2階主競技場のフロアで、各グループごとに分かれて講習会が行われます。
講師(兼審査員)は5人、12人1グループで、それぞれのグループに講師が一人つきます。

講習のグループは、受験番号順にふり分けられていました。
受験番号は、申し込み先の都道府県連盟とアイウエオ順でソートされているようでした。
(所属の団体→都道府県連盟経由で申し込むけど、試験会場は自由に選べるので、千葉県・神奈川県所属の人もいらっしゃいました)

なので苗字が同じ旦那とは同じグループだったけど、同じクラブの人とは違うグループに分かれてしまった!(残念!)

初段の合否基準はこの4項目。

・歩型・身型、手型と動作の路線が要求通りであること。
・立身中正が概ね保てていること
・速度がおおむね均一であること。
・定式での上下動作の協調一致

動くたびに上体がぐらぐらとナナメに傾いたり、速度が急に早くなったりするのはダメ、ってことですね。
(※この点については、クラブ内での検定対策練習日で、旦那が先生から何度も注意されていた…。というか普段からしょっちゅう言われてるけどなw)
「上下動作の協調」は、例えば足がすでに弓歩の歩型になってるのに、手が明らかに追い付いてなかったりするのはダメですよ、ということだそうです。

1級までは万が一ミスったとしても、審査のやり直しを申請できますが、初段からはやり直しができないとのこと。
だからもし仮に本番で一瞬套路をど忘れしちゃったとしても、そこで諦めて放棄せず、止まったところから再開して、最後までやり通すことが大事と言われました。

講習では、24式の各動作について、定式や動作のポイントを一つずつ確認していきます。
というかそもそも1級に合格してないと初段は受けられないので、「皆さん24式は一通り全套できるでしょ」という前提で、講習は進められます。

あと、「アナタちょっとこの動作をもう一回やってみて。ハイここが出来てないから直してね」的なことをピンポイントで言ってくる(みんなの前でやらせる)講師が結構多い気がします。

私は「弓歩の時、(後ろ脚側の)腰のあたりが緊張しているように見える」と指摘されたのだが、「腰まわりが緊張するのは、足裏の体重を乗せる場所が偏っている(足裏全体に乗りきれていない)から。足裏全体に体重を乗せるように意識すると、足から腰にかけての緊張も緩んでくる」と指摘されました。

この点に関しては、クラブの先生からも事あるごとに「miwaさんは下に体重がちゃんと落ちてないから、上歩の足が早く出ちゃうんだよ」と言われています。
初対面の講師からもこのように指摘されるということは、上級者から見ると「下半身〜足の裏全体に体重を乗せる」のがちゃんとできてないことがバレバレってことですね_| ̄|○
これは大会でも点数が伸び悩むボトルネックになっているので、頑張って改善したいと思います。

あと1級のときもそうだったけど、講習の午後は眠気との戦いでした(汗)

24式だけを1日中(実質約5時間程度)練習すると、気功的なリラックス効果…副交感神経が優位になるからだと思います。
体にはとても良いのだろうけど、講習中、立ちながら居眠りしそうになるし、15分休憩の間は壁にもたれかかって仮眠をとり、更には帰りの電車の中でも爆睡していたのはナイショだ。
旦那から「miwa、イビキをかいて熟睡してたよ。よっぽど疲れてたんだねwww」と呆れられてしまった!

<講習の注意点メモ①受験票と写真を忘れてはいけない>
初段からは、受験票が配布されます(10月中旬ごろ、クラブ経由で配布されました)
この受験票には、写真の貼付が必要です(3×2.4)
申請の時点では写真は要らないですが、検定(事前講習)までに証明写真の用意が必要とのこと。
クラブの先生からは「若すぎる写真や、プリクラとかスナップ切り抜きは貼らないでね」と言われたけど、スナップ切り抜きの人は本当にごくたまにいるらしいですw

<講習の注意点メモ②前日の講習にはできれば参加したほうがいい>
前日の講習会を受験しなくても、試験を受けることはできます。
一応、検定試験は、試験当日の受験者の受験内容で判断し、合否判定を行うとあります。

ですが、講習会の講師と検定当日の審査員は同じ人ですし、各動作について検定試験での合否ポイントを細かく説明してもらえます。
大会の個人競技や表演での24式太極拳と、検定試験で求められる24式太極拳は結構違うところも多いです。
(昨年・一昨年と、大会の個人競技で24式から剣に鞍替えしたのは、検定と大会のダブスタを使い分けるのが面倒くさいと思ったからであるw)

「この手の失敗を本番でやったら不合格になるよ」系の地雷をウッカリ踏まないためにも、講習に参加できるなら参加するに越したことはないと思います。
とはいえ、今回は初段の講習会参加人数=受験者数だったので、実質的には「講習+検定」の2日がかりで試験が行われている感じがしました。

2日目(試験編)に続く!

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