消防設備士甲種1類の勉強法をまとめました。
学習メモ
使用教材
・わかりやすい! 第1類消防設備士試験 (国家・資格シリーズ 353) 弘文社
・要点ガッチリ 消防設備士1類 改訂新版 電気書院
学習期間 約1ヶ月 65時間程度
※管理人のスペック→2015年度第2種電気工事士、消防設備士甲種4類、第1級陸上特殊無線技士、2011年危険物取扱者甲種合格
試験当日日記:消防設備士甲種1類(消火栓)受験 合格・不合格どっちに転んでもおかしくない
取得に要した費用
受験料 5,000円
テキスト・問題集 3564円+3,024円
免許申請費用 2,800円
合計 14,388円
勉強法…テキスト・問題集選びについて
amazonのカスタマーレビューを参考にするなら、TACの「消防設備士1類 超速マスター」が入り口のテキストとして最適だったのかもしれませんが、私は最初に買ったテキストが弘文社と電気書院のテキストだったので、この2冊を使って勉強しました。
(行きつけのリアル書店では、TACの超速マスターが品切れだったので、とりあえずこの2冊でいいかなと思って買ってしまったのでした。)
自分が使っていた2冊のテキストで比較すると、テキスト自体の読みやすさや、収録されている練習問題の的中率は弘文社のほうに軍配が上がります。
(*2015年発行の電気書院のテキストは誤植が多くて使い勝手が良くなかったことがマイナスポイントです。もし、2016年4月発売版で誤植が減っていれば、電気書院のテキストで勉強を始めてもいいかもしれません。)
ただ、電気書院のテキストには載っているけど、弘文社のテキストには載っていない論点も結構あったので(逆も然り)、弘文社1冊あるいは電気書院1冊だけだと、やや物足りない面もありました。
なので、まずは1冊目は弘文社のテキストを勉強して、ある程度マスターできたら、電気書院のテキストで、弘文社のテキストに載ってない論点と、練習問題の演習をやって、お互いに足りない部分を補完します。
この2冊のテキストに書いてある論点をマスターできたら、筆記・実技ともに合格点を取ることは出来ると思います。
どちらのテキストも練習問題はそこそこ多く収録されているので、演習量はそれなりに確保できるはずです。
あと、オーム社の問題集も買ってはいたものの、結局は殆どできませんでした。
こちらは弘文社と電気書院のテキストに載ってる練習問題が8割以上解けるようになってもまだ時間に余裕がある人は、取り組めばいいと思います。
特に、電気系・機械系の関連資格を持っていない人や、基礎知識に自信がない人は、弘文社と電気書院に+1冊は問題演習をやっておいたほうが心強いでしょう。
(本試験では、弘文社・電気書院のどちらのテキストにも載ってない問題がいくつかありました。)
※3/28に、弘文社より「本試験によく出る!第1類消防設備士問題集」が発売されました。
本屋で読んでみたところ、オーム社の問題集(筆記×実技の突破研究)よりも使いやすそうだったので、もう2ヶ月くらい早く発売してくれたらよかったのに~と思いましたw
※5/1に、実技対策について加筆しました。
消防設備士甲種1類 勉強法(実技対策)
難易度
★★★★☆☆(B- やや難しい)
難しいというか、覚えるべき知識量が結構多いので、合格点をクリアできるようになるまでには、ある程度時間がかかる(一夜漬けはムリ)、という印象をうけました。
実際、平成27年度の甲種1類合格率はおよそ20%台前半程度と、他の甲種よりも低い数字になってます。
というのは、甲種1・2・3類は、「基礎的知識」が機械6問・電気4問、「構造・機能及び工事・整備」機械10問・電気6問・規格4問 となっており、電気・機械の両方の知識が必要になるからです。
そういう意味では、電気分野のみの甲種4類のほうが勉強しやすかったです。
でも、べらぼうに難しい、全く歯が立たない、ってことはないと思いますので、乙種1類を受けるくらいなら、乙種をすっ飛ばして甲種1類を受けたほうがいいでしょう。
むしろ製図で点数を稼げる甲種を受けたほうがいいんじゃないかと思うくらいです。
関連資格
◎消防設備士甲種2・3類、○消防設備士甲種4類、○消防設備士甲種5類・乙種6類、○第1種・第2種電気工事士、△危険物取扱者甲種 など
文系人にとっては中々取っつきにくい・理解しづらい部分が多いので、できたら電気工事士と消防設備士甲種4類を先に取得しておいて、電気分野を固めてから受けるのがオススメです。
電気と機械を両方を勉強するのは地味にキツイんじゃないかなと思います。
コメント
こんばんは!
7月くらいに甲1を受けたいと思っていたので、大変参考になる内容でした。
弘文社のテキストは工藤本っぽい見た目ですが、違うのでしょうか? 甲4や乙6、危険物等で工藤本には大変お世話になったので、甲1でも使えたらなと思っていたところでした。超速マスターもよさそうですね。迷うけどこれと決めた二冊を何度も繰り返すようにしたいです。
とりあえず5月に控えている工事担任者試験の勉強を頑張っていきたいと思っています。
>たこすけさん
工藤さんの本ではないけど、法令共通の語呂合わせは同じ語呂合わせが載っていたので、4類の時と同じように使えると思いますよ。
問題集とテキストが一体になっているので、ちょっと重たいのがアレですが…。
超速マスター・弘文社・電気書院・オーム社と、比較して選んでみたほうがいいと思いますね。
お疲れさまです
電気書院の参考書はエックス線でつかいましたが
参考書は昔の大学の先制が書いたように
興味わかない書き方で私には
あいませんでした
やはりオーム社とか長年やっていて評判がよいのがよいですね
ただ参考書が少ない消防設備には選びようがないですが
高圧ガスも今年からオーム社からでて
いま使ってますがやりやすいですよ
一番は予備校とか毎回試験を受けてる先生が対策たてた参考書が一番よいですね
>スコッチさん
Ω社の消防設備士問題集は正直言うとちょっと微妙…。
消防設備士とか危険物だったらまずは弘文社かな。
高圧ガス二販の問題集がオーム社から!これは朗報ですね。
テキストや法令集は売ってないみたいですけど、問題集があるだけでも助かりますね。
本日、消防設備士甲種第4類の合格発表があり、合格していました。
工藤本も使って勉強しましたが、工藤本は他の出版社の本と比べると、誤植が多いような気がします。
私が使っていたのは初版の本ではなく、誤植を修正して出版された本ですが、それでも誤植がいくつかありました。
誤植を見つけるのも勉強だと割り切って勉強しました。
危険物のように法定講習を従事している人のみにすれば、消防設備士の受験生が増えて各出版社が参考書の作成に力を入れてくれると思いますが、法定講習が必修ではそのようなことはあまり期待できないですね。
>ふじわらさん
甲種4類、合格おめでとうございます。
消防設備士はどの本を使っても誤植が目立つんですよね。
1類の電気書院はそれはそれは酷かったですよ。バルブの写真自体を張り替えてねっていうのもあったしwww
消防設備士も、資格としては結構いい資格だと思うので、もうちょっと受験者が増えてもいいのでしょうが、法定講習が必須とかテキスト類が微妙となると、やっぱり躊躇しちゃいますよね。
こんばんわ。
5月の2FP試験を申し込んだのですが、
3月の旅客運管基礎講習会場を追い出されたショックが
思いの他でかくて関係ないはずのFP学習が
チンタラーペースになってしまいました。
受けには行きますけど、今回は駄目っぽいですな。
ですが運管の方は少しやる気が復活してきました。
と言うのは、自転車で行ける近所の運管基礎講習の
追加申し込みに滑り込めたからです。
しかも有給不要の4/29~5/1開催。
流石にGWスタート時に仕事は入って来ず明日が最終日。
何とかやっと受験資格が得られそうです。
ただそれでも最初はいまいちやる気無し夫君状態参加でした。
理由はそこでやっている基礎講習は貨物向けだけで、
本来先に受けたかった旅客向けはやってないと言われたからです。
(H27から旅客・貨物それぞれの基礎講習を受けないと、
それぞれの受験資格も得られなくなりました。
私がやる気になるといつもタイミングが悪い気がします。
あー面倒くせえ。)
ところが初日の講習終了前に講師が、
「何か質問ないですか?」と言ったので
駄目元で「旅客の方はやる予定ないんすか?」と
聴いて見ると、「何言ってるんです?うちは旅客もやってますよ。」との返答。
「え?御宅に電話した時は貨物しかやってないって言ってたし、
ホームページの申し込みフォーマットも貨物しか選択肢なかったよ?
だからさ。旅客の方はクソ遠い青梅線の何とかって駅の近くしか
やってる所なくて平日使って行ったは良いけど・・・・(中略)・・・・
てな訳で8700円と有休パーにしたんだよ。」と言うと、
「ああ、資格チャレンジ初心者さん、あなた申し込みが早かったんだね。
あの後旅客基礎講習の問い合わせが多くてね。うちでもやる事にしたんすよ。」
とのご回答を頂きました。なぁんなんだよ。早く言えそれを。
という事で、ココの旅客基礎講習のスケジュールを聴いてみると
うちの会社の夏休み期間にも組まれていて参加できそうです。
電気工事士も色々面倒くさかったですが、、
運行管理者ってのもそれに輪をかけて面倒くさそうなので、
こいつをさっさと始末する方針で心は決まりました。
>資格チャレンジ初心者さん
有給不要の日程!それはよかったですね。
運管試験は、試験自体は別にそれほど難しくない(今はそこそこ難しいらしいですが)けど、基礎講習の日程が、資格マニア泣かせなのですよ…。
私が受験したときは、旅客でも貨物でも、どちらかの基礎講習を受けていればどちらの試験も受けられたし、どちらかの試験に合格していれば、もう一方の試験も受けられたんですけどね。
(もし旅客・貨物それぞれの基礎講習を受けないと、それぞれの受験資格が得られないとなったら、多分この資格は取らなかったと思いますよ)
観光バスなどで事故が相次いだことから、試験が難化&受験資格も厳しくなってしまいましたが、チャレンジ初心者さんだったら多分大丈夫じゃないですかね(多分)。
今日貨物運管基礎講習が終わりました。
>今回の試問での満点はたった1人でした。
>(満点だった方が代表して修了証書を受け取っていました)。
あの、私、満点でした。
もちろんそんなの全く狙ってないのでたまたまです。
で、修了証書受取り代表やらされました。
けどむしろ不満だ。
こんな所で満点なんかいらねえっつうの。
なんと!たった一人の満点賞でしたかwww
まぁ本番は8月の試験ですからね。そこで合格点が取れないと意味がないというね。
いつもブログ拝見しています。
消防設備士に興味が出てきました。
明日の工事担任者総合種終わったら、勉強してみようと思います。
話が変わりますが、
応用情報ですが、受かってるかもしれませんよ。
情報処理技術者試験、いつも自己採点より2点~5点ぐらい高い点数で採点されるような気がするので。
>ヴェネさん
消防設備士は記述もありますが、ちゃんと勉強すれば受かる(と思う)ので是非頑張ってください。
応用情報は…午前の択一でアウト(2問不足)だったのですよorz
午後はともかく、午前は基本的に均一配点なので、多分ダメかなと思います
はじめまして。
来年に甲一類を受験しようと思っているんですが、勉強方法は問題集中心で理解できないところをテキストで補完でいいですか?
今年、2級管工事施工管理を受験して受かれば受験を考えています。
アドバイスお願いします。
>ヒューストンさん
はじめまして、コメントありがとうございます。
>勉強方法は問題集中心で理解できないところをテキストで補完でいいですか?
それで大丈夫だと思いますが、甲種は製図試験(というか計算問題?)でどれだけ安定して得点を確保できるかが合否の鍵を握るので、できるだけ早い段階で製図対策にも取り組むようにしてください。
お返事ありがとうございます。
まだ受験資格もないのに集中ゼミ、超速マスター、本試験によく出るを買ってしまいました。
無駄にならないよう、まずは2級管工事に集中します。
また、分からないことがあった時は質問させてもらいます。
暇があればアドバイスお願いします。
ありがとうございます。
>ヒューストンさん
では消防甲種の受験資格をゲットするためにも、まずは2級管工事に合格できるよう頑張ってくださいね!
2級管工事合格してました
基礎知識勉強始めましたが電気難しいですね
頑張ります
> ヒューストン さん
2級管工事、合格おめでとうございます。
1類の基礎知識は、電気と機械の両方の勉強をしなくてはいけないので、慣れていないと結構大変かもしれないですね。
とはいっても、4問正解すればいいので、問題集に載っている問題がちゃんと解ければ大丈夫だと思いますよ。
お久しぶりです。
お世話になってます。
弘文社の分かりやすいと本試験によく出るの筆記実技共に8割から9割マスター出来たと思うんですが他の問題集もした方がいいですかね?
消防設備士甲1は8月の頭に受験で10月に給水装置主任技術者を受けるので、この程度で良いなら給水装置を始めてみようかと思ってます。
>ヒューストンさん
問題集を追加というよりは、消防設備系の会社のサイトを検索して、スプリンクラーや屋内消火栓などの実物画像を探す、法令データベースで、消防法関係の検索をする、消防設備の点検に関しての情報を収集して、問題集の知識を補完するのがいいと思います。
自分が受験したときは、テキストに載っていないスプリンクラーヘッドが出て結構焦りました。
お返事ありがとうございます
フラッシュ型と高感度型ヘッドの見分け方が分からなかったりするのでメーカーのサイトを探ってみます
>ヒューストンさん
是非合格できるといいですね。
甲種ガス主任終わったらこれ申し込んでみようかな。消防設備士は甲種4類と乙種6類がありますが、今後のことを考えるとあと甲種1類くらいはほしいような。ぶっちゃけ、消防設備士でどこでも使えて必要なのは甲種1類、甲種4類、乙種6類くらいではないかなと思います。乙種7類とかだと、そもそも漏電火災報知器が今じゃあまり見かけませんからね。昭和時代の建物ならともかく、だんだん乙種7類を取得する意味が薄れているような気がします。漏電火災報知器自体が、現在製造しているのが国内1社だという話を聞いたことがありますが、はたしてどれだけ需要があるのか(汗)。
高圧ガス製造保安責任者の甲種機械にも損失ヘッドとかポンプとか結構出てくる(というか、甲種機械の方がむしろ本格的だし、何より全部記述式)ので、その予行演習くらいになりそうかなと。ベルヌーイの公式とか出てくるんじゃないですか?たぶん甲種機械やエネルギー管理士(熱単位)とかぶるんじゃないかと。ただし、難易度は全然異なりますが。甲種機械やエネルギー管理士は誰もが認める難関資格ですからね。
>ポン太さん
>ぶっちゃけ、消防設備士でどこでも使えて必要なのは甲種1類、甲種4類、乙種6類くらいではないかなと思います。
自分は、1・4・6に5類(避難器具)を追加したいところですね。
2類と3類は業界によっては必要なところもあるんですが(自動車修理や航空機、立駐など)ちょっとマニアックすぎますし、特類にいたっては言わずもがな。
7類の漏電火災警報器は、二種電気工事士のスピンオフで取ったほうがよい資格というイメージですね。7類を6類と同じくらいの労力をかけて取るのは面倒くさいし、コスパもよくないなと思いました。
お久しぶりです
8月5日に受験し今日発表で無事合格しました
手応えはあったんですが開放型SPの製図で凡例にないものを沢山書きまくったので不安でした
いろいろとアドバイスありがとうございました
次は甲2類を受験しようと思ってるので、時間がありましたら、またアドバイス頂けると嬉しいです
本当にありがとうございました
ヒューストンさん
甲種1類合格おめでとうございます。
甲種2類は泡消火設備のみなので、覚えることはそんなに多くない(1類と共通することも多い)のですが、少ない分マニアックな問題が結構多かったですね。あと教材も微妙…なので、法令データベースとか資料などの収集にも一工夫が必要だと思います。