総合旅行業務取扱管理者・海外観光資源対策 6〜8割取れれば上出来と割り切る

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海外旅行実務200点のうち、40点は観光資源問題です。
1問2点×20問が出題されますので、私はこのように得点戦略を立てていました。

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①過去問で出題された問題は必ずおさえる。

まず前提として、過去問5年+ユーキャンの過去問をキッチリ暗記すれば、5割(20点)~6割(24点)は確保できます。

旅券や通関、出入国に比べると、過去問の使いまわし率は低いですが、それでも過去問と同じor類似問題も複数出題されますので、やっておいて損はないです。

ただ、問題と答えを単純に暗記するだけでなく、ダミーの選択肢についても併せてチェックしておく、などの工夫は必要です。

②世界の国と主要都市の場所(位置関係)を覚える

これはどちらかというと観光資源というよりは、OAG問題対策のためですが、国と主要都市の名前、場所はある程度頭に入れておいたほうがいいです。
(特にアメリカ合衆国・オーストラリア・カナダ)

OAG問題では、都市の名称で出題されるので、その都市がどこの国の都市なのかがわからないと、資料を読み間違えてしまうからです。

③時事ネタをおさえる

画家&芸術家の生誕(没後?)・国交・オリンピックの都市・ワールドカップの舞台・ドラマや小説の舞台などに絡んだ問題が出題されます。
ユーキャンの最新版のテキストの巻末にまとめられているページが参考になりますので、これは是非参考にしたほうがいいです。
※これもあって2019年版のままではなく、2020年版に買い替えたってのはあります。
今回はこのおかげで、ベートーベンのハイリゲンシュタットの遺書が正解できました。

④国・地域ごとの出題傾向を掴む

たとえば、ヨーロッパは城・世界遺産・芸術(画家と絵画名と所蔵している美術館)。
ハワイは、島の名前・観光ツアー・火山の名前をセットで覚える。
アメリカ・カナダは国立公園や自然関係が多め。
アフリカは国と国立公園の名称。
オーストラリア・ニュージーランドは都市名と観光資源。
アジアは寺院や仏教・ヒンドゥー教絡みの問題が多め
など、地域ごとに傾向が違うので、そこを重点的におさえるといいでしょう。

あと、これはあくまで旅行業者のための資格なので、知る人ぞ知るマニアックな場所や、観光地に適さないスポットは殆ど出題されません。
(それは国内旅行業務取扱管理者もそうでしたが)
なので、各地の定番の観光スポットをおさえておけば事足ります。
マニアックな観光スポットが出たとしても、2~3問程度でしょうから、それは解けなくても問題ありません。

⑤世界遺産(兼 観光名所)をおさえる

世界遺産に絡んだ問題は毎年数問出ます。
R2年度の場合は、
・アヴィニョン歴史地区(フランス)
・ドレスデン・エルベ渓谷(ドイツ※2009年に登録抹消)
・リスボンのジェロニモス修道院とベレンの塔(ポルトガル)
・メテオラ(ギリシャ)
・マラケシュの旧市街(モロッコ)
・ロックアイランド群と南ラグーン(パラオ)
・キナバル自然公園(マレーシア)
・セレンゲティ国立公園(タンザニア)
・イエローストーン国立公園(アメリカ合衆国)
なので、もし時間に余裕があればでいいですので、世界遺産検定2級・3級を受験しておくと、観光資源の勉強がしやすくなると思います。
「あっ、これ世界遺産検定のテキストで見たな」という記憶が、暗記の補助になってくれるんですね。
※2020年現在、世界遺産検定2・3・4級はCBTでも受験ができるようになりました。

さすがに1級(すべての世界遺産)はオーバースペックなので、総合旅行対策ならば2級レベルで十分でしょう。
というのは、世界遺産といっても必ずしも観光スポットとして楽しめる場所ばかりではなく、むしろ観光に適さないマイナー遺産も相当数あるからです。

以上、観光資源問題対策について述べましたが、このジャンルは満点を狙うのはかえって非効率です。
なので、①~⑤までをやったうえで、6割(24点)~8割(32点)が確保できればよし、と割り切ったほうがいいです。

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コメント

  1. MT より:

    おはようございます。
    ほぼmiwaさんのおっしゃる通りですね。

    私の考えでは、『世界旅行地理検定 中級』も
    時間があれば、取得した方が良いと思っています。
    (旧『海外旅行地理検定』の過去問であれば
    2級試験まで必要なようです)

    『総合旅行業務取扱管理者試験』の海外観光資源の問題と
    『旅行地理検定』の問題を比較してみますと、
    『総合旅行業務取扱管理者試験』の問題は、
    『旅行地理検定』を応用した問題になっていることが
    見て取れるからです。

    また、『国際航空運賃検定』や『航空トラベル検定』
    (いずれもCBT試験です)
    などでも、観光資源に関する問題が出題されるらしいです。

    追伸
    世界遺産検定3級試験と世界遺産検定2級試験は
    自己採点通り両方とも合格しておりました。
    受験料捻出に余裕があるのであれば、
    『世界遺産検定3級』と『世界遺産検定2級』を
    併願した方が良いのかも知れません(→コラコラ!)

    • miwa@管理人 miwa@管理人 より:

      MTさん
      世界旅行地理検定は、もうちょっとテキストと問題集が使いやすかったらおススメしたいんですけどね~。
      ただ、試験の内容は総合旅行対策に役立つのは間違いないですので、そこはもう少し何とかしてほしいと思っています。
      世界遺産検定2・3級ダブル合格おめでとうございます。
      確かに内容的にはダブル合格も十分行けそうですよね。
      2級でも、3級のテキストにしか書いてないことが出題されたりしますし。

      • MT より:

        >確かに内容的にはダブル合格も十分行けそうですよね。
        そう思います。

        私自身は半ば強引に(苦笑)、併願受験を敢行しましたが、
        正直に言いますと、3級試験だけ受験して帰宅するのは、
        勿体ないと思いました。

        8月1日に実施される『観光検定』も
        『総合旅行業務取扱管理者試験』の前哨戦として
        念のため、受験する予定です。

        もっとも、昨年8月以降と同じように、
        申込開始後1週間以内に満席になってしまい、結果的に
        試験の期日を延長するということは想定されますが・・・。

      • miwa@管理人 miwa@管理人 より:

        MTさん
        私は正直世界史や地理がそれほど得意なわけではないので、最初は無難に3級だけを受験しましたが、この難易度なら2級と併願でもよさそうですね(当時は2級は敷居が高いと思っていた)
        観光検定はオンラインでも受験できるようですが、会場とオンラインのどちらを受験されるのですか?

  2. MT より:

    >観光検定はオンラインでも受験できるようですが、
    会場とオンラインのどちらを受験されるのですか?
    会場受験を考えています。

    『海外旅行実務』の前哨戦となる試験の中で、
    在宅受験となるのは『世界旅行地理検定 中級』だけに
    なる見込みです。

    ちなみに、『観光検定』の公式テキストを見ますと、
    『海外旅行実務』の出入国関係法令や、『旅行業約款』なども
    試験範囲に含まれているようです。

    後はOFC検定シリーズでも、『海外旅行実務』対策を敢行します。

    • miwa@管理人 miwa@管理人 より:

      MTさん
      会場で受験されるのですね。
      せっかく観光検定や世界旅行地理検定を受験されるのですから、
      今年の総合旅行試験は是非とも合格できるよう頑張ってください。
      応援してます!

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