硬筆にしろ毛筆にしろ、この試験で大事なことは、科目に「穴」を作らないことです。
目安としては、書写能力診断テストでどの科目でも評価4がもらえるのを目標に練習することが、合格の近道だと思います。
得意だと思っていた科目でも、臨書課題で自分的に得意ではないor練習が手薄になっている課題が出てしまい、自分が思ったほど点数が伸びないというのは割と良くある話だからです。
どの科目も「4」を貰うなんて結構大変そうだな…と思われるかもしれませんが、実は意外とそうでもない。
書写技能検定の上位級は、字形そのものの綺麗さも大事なのだけど、それと同じかそれ以上に、字の大きさ、余白、行間、行頭&行末のラインが揃っている、中心線からズレていないなど、レイアウトの良し悪しで点数が変わってくるからです。
なので、1字1字を細かく見れば多少のアラがあったとしても、余白や行間が程よくとれていて、大きすぎず小さすぎない字で書けるだけでも、評価4が取れたりするからです。
1級でもこの程度に書けたら評価4=合格点がもらえます。
おそらくですが、レイアウトが適切かつ字形が美しければ評価5がもらえて、字形はそこそこ(2~3か所マズい字形がある程度)でも、全体的なレイアウトが良ければ評価4がもらえるのではと感じました。
そのまた逆もしかりで、一つ一つの字形には問題がなくても、レイアウトに難があったら、評価が下がってしまうケースもよくあります。
私の場合は、硬筆1級の練習を始めたばかりの頃に受験した診断テストでは、自由作品は評価1でしたからね(笑)
1ですよ1www
でもその後に受けた診断テストでは、字の配置を工夫したことで合格ラインをクリアできました(評価4)
なので、一つ一つの字を綺麗に書くことも当然大事ではあるけど、作品を書き終えたら、作品全体を俯瞰で眺めて、バランスが崩れている箇所や、軸がズレていないかどうかを確認するようにすると効果的だと思います。
書いている時には気づかないけど、よく見たらタテの軸がズレていたとか、行頭がだんだん左肩下がりになっている、字が大きいor小さいなど、粗は少なくないからです。
コメント
難しいですよね。
一発勝負だから。
過去問の取り寄せ、諦めました。時間がかかりそうで。
miwaさん、いろいろ教えていただき、ありがとうございます。