「三度のメシより漢字が好き!」(笠間 友季恵、 笠間 鏡代)を購入しました。
漢検1級対策の時に買った宮崎美子女史の本(『Qさま!!』PRESENTS 宮崎美子のスッと漢字が書ける本)の中で、親子で漢検1級連続合格30回の笠間親子が作った模擬試験を解いたら、本番2週間前なのに130点(200点満点中)ほどしか取れなかった、という話が書いてありました。
そこで、お二方が下さったアドバイスが、「過去問が一番大切なんですよ」ということ、効果的な過去問活用法として「過去問の問題用紙に正解を書き込み、それをお出かけのときに持ち歩いて、頻繁に見ることで覚える」というものでした。
(これはmiwaもやっていました。)
へぇー!親子で連続30回合格!すごいなぁ~~そんな人がいるんだ!
それで調べてみると、「三度のメシより漢字が好き!」という本も出されていることを知ったんですが、惜しむらくは絶版であること。
amazonのマーケットプレイスで、中古本が売っていることは売っているんだけど、値段が1万円オーバーで中々手が出せず…。うむむむむ…。
でもある時、中古本がたまたま250円台で売っていたので、速攻で購入しました!
その後すぐにまた1万円台に戻ったから、これはラッキーでした!!
親子漢字王選手権2連覇親子の勉強法
さて、この本の最初には、TVチャンピオンの撮影時の話(親子漢字王選手権2連覇)が書かれていました。
あっ!そういえばこの親子漢字王選手権、実際に見てたわ!
そっか~。あの時優勝した親子が、この二人だったのか!
個人的に面白いなーと思ったのは、「会場となる部屋がこじんまりしているので、一級受験者が私たちだけで、同じ部屋に五級や七級のかわいらしい小学生が座っていることが多い。」というところ。
ってことは、この会場の1級合格率は100%ってことですよね。それはすごい(笑)
会場どころか県単位で合格者がゼロ、というのだって珍しくないのに。
また、鏡代さんが1級に合格したときは、最年少合格で特別賞を戴いたそうですが、その際に一番多かった質問は「どんな勉強したんですか」だったそうです。
その答えは「どんどん電子辞書をひくこと。自分で問題集を作っていくこと」とのことです。
問題集をかたっぱしから仕上げることで合格点に達することが可能なのは、準一級まで。
また、漢検の過去問題集以外は、答えの誤りがちらほらと見受けられたり、一級の本試験より難しすぎたり、易しすぎたりする。
試験範囲は大変広いので、最近の試験問題の傾向だけを見て、山掛けのような対策を立ててはいけない。時々形式が変わるので、その時慌てないように、広く一級の畑を耕しておく必要がある。
ということでした。
1級を受ける前にこの本を知っていたらよかったかな、とも思ったけど、(ギリギリとはいえ)合格したからこそ「あーそうだよな」と納得できるところがたくさんありました。
さすがに辞書をもとにすべて自分たちでオリジナルの問題集を作成する、とまではいかなくても、過去に出題された問題をもとに、「次はこういう漢字(熟語)が出題されるんじゃないか」といった予測をたてながら、辞書を繙いてノートを作りましたしね。
参考:漢字検定1級勉強法 オリジナルノートの作成が避けられない理由
自分が1級を受けた時は、とにかくこの試験で合格点を取るんだ!何とかして間に合わせなきゃ!ということしか考えていなかったのですが、漢字の勉強は、本当は「楽しみながら、遊びながら」しっかりと知識を定着させていくことが大事だと思います。
(これは、「うんこ漢字ドリル」のコンセプトにも通じるものがありますね。)
そういう意味では、とにかくテストで合格点がとれりゃそれでいいんだよ!って思ってる私には、とても耳が痛い話です…。
自分の知識の薄っぺらさが恥ずかしくなりますね(汗)
ただ、漢検1級の場合は、合格点を取るということだけを考えていると、あまりの量の多さと難解さで精神的に辛くなってしまうので、辛い中でも、何とか親しみが持てる・楽しめる要素がないだろうか…と探りつつ、工夫して勉強をしていたように思います。
なので、何だかんだ言って、「辛いことも多かったけど、最後まであきらめないで頑張ってよかった」と思いますし、2級や準1級で終わらないで、1級にもチャレンジしてほしいと思っています。
(勿論、やるからには長期戦で計画的に取り組まないと合格はできないと思いますが。)
そんなわけで、私の「漢字好きレベル」は、三度の飯より好きというほどではないけど、和菓子と同じくらいのレベル(自分では積極的に買わないけど、お茶菓子やお土産でもらったら普通に食べるくらいには好き)って感じです(笑)
電子辞書(広辞苑入りモデル)、買おうかな…。
コメント
自分も先月、Amazonにて3000円ほどで購入しました。
(その後、800円くらいで売ってて、少し後悔^^;)
鏡代さんの漢字熱、最強ですね。
「旧字体の方が読みやすい!」とか書いてて、夏目漱石とかの時代に行ったら狂喜しそうな(笑)
最近あまり1級の勉強が進んでいないのですが、
受からないほうが身のためかなーとか思ってしまったり…
(受かったら恐らく勉強しなくなって忘れる)
ただ、受からないと落ち着かないことになるので、この先ひと月は頑張らないといけないですね
>まささん
お、ここにも購入者が!
鏡代さんの漢字熱がすごいなーと思ったのは、「一生漢検を受け続ける、もし外国で仕事をしてても、漢検の時期になったら日本に帰国して試験を受ける」というくだりですね。
親子で漢検の試験日が最優先なのかーと感心しました。
1級本試験まであと1ヶ月(約4週間)、ラストスパート頑張ってください!
このラスト1ヶ月を頑張れば、滑り込みセーフでも合格できるかもしれませんよ。
すごい親子がいるんですね。著書は、もはやバイブルなんですね。
僕は2級のまま、もはや、化石です。
ところで、昨日、測量士補を受けてきました。
なんとか、帳尻合わせて、当日を迎えました。
やはり、みわさんが言われるように、計算問題が、合否を
左右するんですね。昨日の感触は、合格ライン上で、
初の一問に泣く?もうこんなつまらない測量士補なんて、
勉強したくないと、ドキドキしながら、先程、解答速報で
答え合わせしました。21点で・・・なんとか、18点をクリアーです。
計算問題は10問中8問正解・・・知識問題は18問中13問正解でした。
計算問題は捨てた問題が出ていて、全く鉛筆転がし状態が、なんと大正解
というラッキー・・・
また総評を読むと、これまた、やさしい回に遭遇するという二重の
ラッキー受験でした。それにしても、受験者が多くてビックリでした。
若い人も高校生も女性も・・・
教えてほしいのですが、来年早々、みわさんが受けられたように、
一日で、2級陸上特殊無線、2級海上特殊無線を受けようと思っています。
しかしテキストと問題集がみつけられないんです。
よろしくお願いします。
アクアおじさん
測量士補お疲れ様です。
コメントからはギリギリ崖っぷち感が伝わってきますが、蓋をあけたら余裕をもっての合格見込みですね。おめでとうございます。
計算問題は知識問題よりもパターンが決まってるので、過去の問題がちゃんと解けるようになると得点源になるんですよね。
二陸特と二海特でしたら、特殊無線技士で一冊にまとまっている過去問題集があれば十分ですよ。それでどちらもイケます。
QCQ企画から、「特殊無線技士問題・解答集 2017年版: 平成28年10月期までの最新試験情報を完全収録」が出ていますよ
早速、情報をありがとうございました。この問題集を
やれば、どちらも、何とかなるんでしょうかねえ。
いつも思っているんですが、みわさんの合格体験の
資格を僕は遅ればせながら、挑戦しているんですが、
たとえ同じように合格したとしても、
点数が全く歯がたたないんですよね。ただただ、
みわさんに感嘆符です。
今回の測量士補もしかりです。
これからもよろしくお願いします。
>アクアおじさん
特殊無線技士は基本的に同じ問題(類似問題)が殆どなので、心配いらないです。1級陸上特殊無線技士はちょっと面倒くさいけど、2陸特と2海特は4アマと同じくらいの難易度ですよ。
なんでも突き詰めると、本になるんですね~
オレも「とにかくテストで合格点がとれりゃそれでいいんだよ!」派閥です(#^^#)
>ピタヤさん
ここまで突き詰められるのはすごいですよ。
私は何をやっても中途半端だからなー。