質問に答えます③ 消防設備士試験は最初はどの種目から受けるのがいい?どの順番で受けるのが効率的?

勉強のしやすさ」という観点からいうと、一番最初に受ける種目は、甲種(乙種)4類、乙種6類、乙種7類のいずれかがおすすめです。

既に二種電気工事士の資格を持っている人だったら、乙種7類(漏電火災警報器) か 甲種4類(自動火災報知設備) 。
まだ電気工事士を持っていない人は乙種6類(消火器)から始めるのがやりやすいでしょう。

なぜかというと、4・6・7類は、市販の参考書・問題集がそこそこ充実しているので、資格試験にそれほど慣れていない人でも独学で勉強しやすいからです。

試験実施回数が多い分、問題の出題パターンのバリエーションは多いですけど、それでも参考書類がほぼオ○ム社一択の2・3類よりはずっとマシってもんです(苦笑)

特に4類・7類は、電気工事士試験で勉強した内容と重複するところがいくつかあるので、実技試験もとっつきやすいと思います。

逆に、2・3・5類は、1・4・6・7類をとった後、ある程度消防法や消防設備士試験そのものの出題形式や傾向に慣れてから受験したほうがいいでしょう。

一方で「効率よく8種類(甲特、甲1~5、乙6・7)のコンプリート」を狙うのであれば(※管理人はまだ甲種特類は持っていませんが…。)

電気工事士を取得した後に、

○パターン1:電気(乙7→甲4)→機械(乙6→甲5)→電気&機械(甲1→甲2→甲3)

○パターン2:乙7→甲4→甲5→甲1→甲2→乙6→甲3

の順番で受けるのが効率的ではないかと思います。

ただ、電気工事士は筆記・実技試験、免状申請とで意外と時間がかかりますし、出願のタイミングが合わずに半年先の試験まで持ち越しになることもあるでしょう。その場合は先に乙6と特殊無線技士免許を取得してから甲5→(乙6や甲5と並行して電気工事士を取得する)乙7・甲4→甲種1・2・3に取り組むのもアリです。

いずれのパターンでも、「甲4・甲5・甲1」免状でもって、甲種特類の受験資格をゲットしておくということです。

甲種特類は受験資格が必要です。
甲種1類は2類・3類でも代用できますが、4類と5類は代用できる資格がないので、4と5は先にとっておいたほうがいいです。

なお、甲1・4・5の3種類の免状があれば、2・3類がなくても甲種特類は受験できます。
(ただ、試験内容を考慮すると、甲種1・2・3・4・5類は全部勉強してから特類を受けたほうが楽だと思うので、特類はラストへ回します。)

乙7と甲4、乙6と甲5をまとめているのは、「基礎的知識」の勉強の負担を軽くするためです。機械は機械で、電気は電気でまとめて、あまり間を置かずに勉強したほうが効率がよいです。

理系の人はともかく、文系の人にとっては、基礎的知識の計算問題等対策に意外と時間がかかります。

危険物に比べると、消防設備士は科目ごとの合格基準点は緩い(4割)ですが、やっぱりある程度は勉強しないと4割を取るのも不安になるでしょうし、仮に基礎知識が4割未満だったらその時点で不合格になってしまいます。
筆記試験で不合格になってしまうと、実技試験は採点してもらえません。

となると、電気と機械の両方が出題される1・2・3よりは、電気のみの4・7、機械のみの5・6を先に勉強しておいたほうが、1・2・3類を受験する時に勉強の負担を減らすことができるはずです。

ちなみにパターン2で乙種6類を3類の前に入れたのは、6類で勉強する消火器の一部(粉末消火器・二酸化炭素消火器・ハロゲン化物消火器)と、3類の不活性ガス消火設備・ハロゲン消火設備・粉末消火設備で、消火剤が共通している箇所があるからです。

とはいっても、試験日や他の資格との兼ね合いもあるので、必ずしもこの順番でなければダメってことはないです。特に東京の場合は、類によって試験日と試験実施回数がバラバラなので、試験実施回数の多い乙6は後回しでもいいし、先に済ませてしまっても全然問題ないです。

実際、管理人miwaは、乙6甲4甲1甲5乙7甲2甲3という順番で受けましたし。

とりあえず有利・不利が確実なのは、
・「甲種2・3類」を受ける前に「甲種1類」を取っておく
・できるだけ早い段階で「甲1・甲4・甲5」の3種類は合格しておく
・4類と7類を受ける前に第二種電気工事士を取っておくとよい
・(電気工事士を持ってない人は)甲種1〜5類の受験資格用に、あらかじめ無線従事者(二級陸上特殊無線技士など何か適当に)一つとっておく

ということです。

コメント

  1. 北京大興国際空港(PKX) より:

    こんばんわ。

    甲種特類、10月31日に笹塚で11月14日に横浜市大で、
    計2回受けてみました。
    いずれも結果は出ていませんが、感触としては

    笹塚:法令と構造はいけたと思うが、火災防火が全く分からず。
    神奈川:法令と構造は前回同様。火災防火は半分は取れた。

    という感じです。
    やってみてなんとなく感じていることですが、

    (1)1~5類内容の出題は、各類別試験では見たことがないのに
     特類ではパターン化している問題がいくつかある。
     逆に奇問も散見されるので、
     それを見分けてパターン化問題を確実におさえることが大事。
    (2)類別範囲外から出る法令と構造の問題は実は易しいので得点源。
     しかしテキスト等のガイダンスがないので、
     出題パターンは自力で調べて導きださなければならない。
    (3)火災は出題が読めないが。防火はそこそこ読める。
    そして、(4)合格者の体験談は(私には)全く役に立たない。
    といったところです。

    笹塚は12月2日、神奈川は12月17日に合格発表。
    その間12月13日に笹塚2回目の試験がありますので、
    これらが終わり次第、引き続きご報告申し上げます。

    • miwa@管理人miwa@管理人 より:

      北京大興国際空港(PKX)さん
      特類受験、おつかれさまです。
      笹塚と横浜、短期間に2回も受験されたんですね!

      火災と防火は乙種や甲種1~5類ではあまり出ない(確か)ので、これはこれで新規に勉強が必要という感じがしますね。
      Ωの問題集はあまりアテにならなさそうなので、2~3回受験して主題パターンと傾向を掴んだうえで、手さぐりで対策を進めたほうがよいのか。
      ちなみに火災と防火に関しては、もしかすると防火管理者の講習でもらえるテキストが使える、ってことはないですかね?
      (すでに持っていたらすみません)

  2. 北京大興国際空港(PKX) より:

    リプライありがとうございます。

    >防火管理者の講習でもらえるテキスト

    実は入手しておりました。
    結論から申し上げますと、使えません。
    東京消防庁が実施する防火管理者講習本は

    (1)防火防災管理の知識
    (2)消防計画の作成
    (3)消防関係法令集

    の3冊です。特類火災問題で問われる内容は、
    火災がなぜ発生し発生するとどのような現象が起こるか
    ということに尽きるのですが、どれも言及はないです。
    法令集は何かに使えそうに思えますが、
    字が細かすぎて駄目ですね。

    では何を使ったかは次回ご報告時に申し上げます。、

    • miwa@管理人miwa@管理人 より:

      北京大興国際空港(PKX)さん
      防火管理者の講習本は使えないのか~_| ̄|○
      「火災が発生し、どのような現象が起こるか」を解説した本が必要ってことなのですね。
      あるのかなそんな本(子ども用の科学系の本とかになりそうだけど)

  3. 北京大興国際空港(PKX) より:

    こんばんわ。

    それではラスボスの対戦結果です。

    笹塚 法令66% 構造性能53% 火災防火53% 計57%

    1問足りずで不合格。またかよ最悪や糞。
    それにしても法令と構造性能、もっと取れてると思ってました。
    どこでそんなに間違えたのかわかりませんです。
    適当に答えた火災防火で折角半分取れたのに、
    つくづく試験運がないなと本当に悲しくなりました。

    神奈川 法令66% 構造性能66% 火災防火60% 計64% 合格

    なんだよ。最初っからこっちの問題出せよな。
    笹塚は地方と比べると、やっぱなぁんかおかしいんだよな。
    ふ●●●●●ばっかり出しやがってからに。もう二度と献金しねぇし。
    癪だから笹塚の●●●行って、●●●●で帰ってきてやろうか。

    はぁ。まぁ、最終的には合格したとはいえ
    これでは私の学習方法は間違っていたと言われても文句は言えませんが、
    それはそれとしてどうかご報告お付き合い下さい。

    まず、特類はご存じの通り学習用文献が皆無の状態です。
    当り前ですが、これが最大のネックでした。
    特類のテキストは
     ・甲種特類消防設備士突破研究(Ω)
     ・甲種特類消防設備士試験突破テキスト(Ω)
    があったようなのですが、いずれも今は廃版です。、
    これらはヤフオクやメルカリで一万円以上で、
    入手可能でしたが、私はふざけんなと思い入手却下。
    唯一現在も出版販売されている特類本として、
     ・甲種特類消防設備士特選問題集(Ω)
    がありましので、こちらは実際買って問題を見てみたのですが
    「これネットに晒されている出題傾向となんか違うな」
    と感じましたのでこれを使うことも却下。
    仕方なく以下(1)~(3)の手順を踏む事にしました。

    (1)入手可能な過去問題(もどき)をネットで収集。
    (2)(1)の問題回答内容解説をネットや文献で調査。
    (3)集めた過去問(もどき)で学習開始。

    まず(1)は2類3類5類の時に2&5ちゃんねるスレッドで
    問題漁りをした経験がありましたので、
    同じようにやればいいやと楽観視していました。
    ところが実際に特類スレッドを見てみると、
    そこはすっかり枯れ果てた状態で愕然としました。
    仕方なく「甲種特類 過去問」でネット検索し直したところ
    青木防災さんとやらと消防設備のNBSさんとやらだけが、
    それなりにまとまった数で問題を公開
    (NBSさんはどんなところが問われたかだけ記載)していましたので、
    とりあえずそれらをWordに張り付け。
    あとヤフオクで出ている再現問題とやらを落札して、
    この2つに賭けてみることにしました。
    これで集まった過去問もどきは試験3回分くらい。
    少し物足りない気もしましたが、この後の手順にかかる時間を考えると、
    どうせそれ以上はできんだろと割り切りました。

    (2)の作業ステップに移って火災防火分野以外は
    なんとなくどこから出そうか推測できそうでした。
    調査に使った本は以下の2冊です
     ・史上最強図解よくわかる消防法(ナツメ社)
     ・建築消防advice 2020(新日本法規)
    正直どちらも読みにくい本でしたが、
    特類独自出題のルートC総務大臣認定の流れとか
    防火区画と防煙区画の違い、避難階段についての内容なんかは、
    この2冊のどっちかには一応書いてはありました。あと
     ・火災と消火・防災のメカニズム(日刊工業新聞社)
    という本を読みましたが、これには特類独自出題に関わる、
    概念らしき内容が読みやすく書かれていましたので、
    最初にこれ読めば良かったかなと思いました。

    一方、火災の仕組については、参考書代わりに、
     ・はじめて学ぶ建物と火災(共立出版)
     ・基礎 火災現象原論(共立出版)
    を読みましたが、出題の核心につながる部分がどこなのか
    私の読解力ではいまいち解らなかったです。
    ただヒントになるような記載はポツリポツリとあるにはありましたので、
    管理人殿ならそれを読み取ることができるかもしれません。

    総括すると最終的に以下の方針で進めました。

    ①ネットを中心に過去問(もどき)をかき集める。Ωの問題集は使わない。
    ②1~5類対応は過去問(もどき)集中が最優先、類別問題集の復習はしない。
    ③特類オンリー出題範囲の法令構造防火問題は徹底調査し捨てない。
    ④火災は予混合燃焼と拡散燃焼の比較、フラッシュオーバー、
     煙突効果、中性帯の性質以外は深入りしない。

    大体ご想像される通りだとは思いますが、
    ②と③については異論があるかもしれません。
    実際特類合格者は1~5類のテキスト復習最優先を皆推奨しています。
    でも私は過去問(もどき)を見てみると排煙設備だの誘導灯だのの出題は
    2類や3類みたいな変化球は来ないし、覚える数字も1類や3類より単純だし、
    何より出題がパターン化してるんじゃね、と思いましたのでこうしました。
    もっとも前述(1)~(2)までの作業に予想通り時間がかかりすぎ、
    類別問題集復習にまで手を付ける時間はそもそもありませんでしたが。

    あ、あとですね。
    今回ノートは作りましたよノートは。
    なぜなら水平距離だの非常電源動作時間だの31m以上or11階以上なんかは
    特類~5類まで同時に出されると、どれがどれだったか解らなくなるからです。
    なので水平(歩行)距離が出てくるものは、全品目並べて横に数字書きました。
    ですからやっぱりノートに書くことが大事な時もあるのです。
    人によりますけどね。

    今回のご報告は以上です。
    あともう1回、消防設備士試験って結局何やったの、で締めさせて頂きます。

    • miwa@管理人miwa@管理人 より:

      報告長いですね(笑)
      なんだかんだで神奈川での試験で合格できてよかったですね。おめでとうございます。

      問題集のあてにならなさ加減はなかなか酷いですね〜。

      (1)入手可能な過去問題(もどき)をネットで収集。
      (2)(1)の問題回答内容解説をネットや文献で調査。
      (3)集めた過去問(もどき)で学習開始。
      青木防災さんとやらと消防設備のNBSさん
      ヤフオクで出ている再現問題
      史上最強図解よくわかる消防法(ナツメ社)
      建築消防advice 2020(新日本法規)
      火災と消火・防災のメカニズム(日刊工業新聞社)

      海事代理士試験の時のような面倒くささですね。
      (でも海事代理士は過去問が公開されてるからまだマシか)
      こういうタイプの試験だったら、そりゃノートは作ったほうがいいと思いますよ。
      作ったノートを参考書にせざるを得ない試験なんじゃないですか。

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