第42回日本刻字展出品作品は「優曇華」です(佳作賞受賞作)

さて、今年出品した作品は「優曇華(の花)」です。
優曇華は「うどんげ」と読みます。

意味は「インドで、三〇〇〇年に一度花を開くという想像上の木。 ②きわめてまれなことのたとえ。「盲亀(モウキ)の浮木、―の花」 ③天井などにうみつけたクサカゲロウの卵。白い糸状の柄に卵がついて、花のように見える。吉兆とも凶兆ともいう。」だそうです(漢字ペディアより引用)

そもそもなんて書いてあるのか文字自体も読めないけど、文字が読めたとしても読み方がわからない・読み方を聞いても「そんな言葉聞いたことがないんだけど!?」っていう方が多いかもしれない。ちなみにお教室の生徒さんは誰も知らなかった。

それもそのはず、私がこの言葉を初めて聞いたのは、漢字検定準1級の本試験(2016年2月受験)当日だったからです。
しかも故事成語の書き取り問題で出やがった!!初めて聞いた言葉だったので、当然書けませんでしたけど何か?

その時「”ウドンゲ”の花ってなんだ!?食べ物の饂飩(うどん)?」と思いつつ、仮に饂飩と書いたとしても、「げ」には一体なんの漢字が当てはまるのか!?
この漢字の書き取りが、諺・故事成語のカテゴリーで出題されるってことは、何かを例えた言葉なのは間違いないんだろうけど、そもそもこれどういう意味の諺なの?「~の花」ということは、「壁の花」とか「高嶺の花」的な言葉なんだろうか?と、試験問題と回答用紙を見つめながら悶々と考えた記憶があります。

結局この言葉に関してはどう頑張っても解答欄が埋められず、試験が終わった後、スマホで「うどんげのはな」と検索したら、「優曇華の花」と出てきたので、「こんな漢字、思いつくわけないだろうが!」とスマホをブン投げそうになりましたwww

そんなわけで、少々苦い思い出のある「優曇華の花」という言葉ですが、ある意味インパクトがあった言葉でもあります。だからこそ今でもよく覚えてるんですけどね。

刻字で何やろうかな~篆書や甲骨、金文で書いたら面白そうな言葉・文字はないかな~~と探していたら、ふと「優曇華の花」のことを思い出しました。
優と曇もだけど、華・花は篆書で書くと結構面白い字形じゃないですか!というわけで「優曇華の花」で作品を作ることにしたのでした。

書稿を書き終えた直後。

彫り終えて色を塗った後。字の上には玉虫色(赤/紫)、心の部分と段差のところには玉虫色(青/緑)を塗ってます。パッと見は紫なんだけど、見る角度によって色が変化するんです。

まぁ結局上に金箔を貼っちゃたんで、この色の変化はかすかにしか見られなくなっちゃったのが勿体ない。そう考えると、金箔は貼らなくても良かったか、一文字はあえて残したらよかったかなという気がしないでもないwでもまたこの玉虫色の絵の具はどこかで利用してみたいと思う。陰刻の字の色か、背景色のアクセントに使えそうだ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました