毛筆書写技能検定1級の合格を目指すなら、先に硬筆1級を取得しておくと良いと思う理由

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毛筆書写技能検定1級が目標の人は、毛筆1級の級受験前に硬筆準1級・1級に合格しておくと、毛筆書写1級対策でも有利になります。

今回はそう思う(思った)理由について書いてみたいと思います。

①理論問題の対策時間を減らすことができる
硬筆1級と毛筆1級は出題範囲で被るところが多いので、前もって硬筆1級の理論の勉強をしておくことで、毛筆1級の理論対策にかける時間を減らせるからです(新しく対応するのが書道用語の記述問題だけになる)。

個人的には、毛筆1級よりも、硬筆1級の理論の方が対策はしやすかったです。
硬筆1級の書道史は他肢選択式ですし、書道用語の記述問題の代わりに出るのは添削問題ですしね。
(毛筆1級は、書道史は筆者名と時代を書かせる問題、添削ではなく書道用語の説明記述問題が出るが、この用語の説明問題の暗記が地味に面倒くさかった…。)

②草書体を覚える手間が減らせる
単純に、硬筆書写1級の方が、覚えなくてはいけない草書体の範囲は広いと思います。
なので硬筆1級対策でもって、小学校で習う漢字の楷行草の三体をインプットできていたら、毛筆1級対策で新たにインプットしなくてはいけない三体の練習量を減らすことができます。

ただ、硬筆と毛筆では、出題される草書体の傾向は違います。
毛筆書写技能検定との被りでいえば、硬筆1級の第2問ではなく、むしろ第5問自由作品の漢詩の方が、より毛筆1級第1問の出題傾向に近いと感じました。
何故かというと、硬筆1級第2問で出題される熟語は、現代的というか実用的な言葉が多いのに対し、毛筆1級の第1問で出題される5字は、漢詩などから引用されていることが多いからです。

③楷・行・草の三体がペン字で上手に書けることで、書体字典からの集字がしやすくなる
字典の字をある程度綺麗に真似することができたら、過去問のまとめノートを作るのが楽になります。
逆に字典からの集字ができないと、毎回練習するたびに字典をいちいち開かなくてはいけないとか、字典の該当ページのコピーをとって集字→ノートに切り貼りするなど、とても面倒くさいので、手書きで楷行草の三体ノートが作れたら、かなり効率的に練習できると思います。
(とはいっても定期的に字典類を確認しながら練習する時間を作る必要はあります。)

④「1級合格」に要求されるレベルが体感できる
過去に難関国家資格や難関大学の一般入試に合格した経験のある人とそうでない人とでは、難関試験に挑む際の取り組み方、難関試験に対するイメージに大きな違いがあります。
その違いは、合格までに必要な勉強量の見積もり、ゴールから逆算して勉強計画を立てていく力、合格ラインと現在の自分の差がどれだけあるかを把握して、足りない部分を埋めていけるか…といったことです。

硬筆と毛筆では出題傾向が異なる部分もありますけど、結局は同じ書写技能検定試験ですので、1級合格には何をどこまで書ければいいのか、要求されているものは硬筆も毛筆も大きな違いはないと思います。
なので硬筆1級に合格しておくことで、「毛筆1級もおそらくこれだけ書けたら合格できるだろう」と、合格までの練習計画が立てやすくなるのではと思います。
少なくとも、難攻不落の砦のような感覚は薄れると思います。

最後に、硬筆1級は決して簡単な試験ではありません。何回もチャレンジされている方は多数いらっしゃいます。だけど硬筆1級対策が毛筆1級対策に通じる部分も多数あります。ですので毛筆1級を目指すなら、その対策の一環として硬筆1級にも取り組むと一石二鳥だということです。

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