P検2011より、選択できるOSにWindows7が、アプリケーションにOffice2010が追加されるそうです。
というか、「昨年末にリリースし、本年4月より開始予定のNEW「P検」は開発の遅れにより充分な検証ができず、来年度まで延期することにいたしました。大変申し訳ございません。深くお詫び申し上げます。」
と書いてあるんですが、お詫びされても、P検のサイトを見ても一体どこをどうしようとしたのかがさっぱりわかりませんね。
とりあえず、P検2011の変更点は、使用可能なOSとアプリケーションが追加されることだけ、ってことでいいのかな。
もっとも、準1級以上を受験する人にとってはあんまり関係のない話ですね。
P検に絡んでもう一つ。
中学・高校の団体受験では、準2級から準4級までは「再チャレンジ制度」があるのですね。へえー。
※再チャレンジ制度は、準2級から準4級までは、不合格になった場合でも、再度同一級の受験が無料になるというもの。今年度から、この再チャレンジチケットの発行期間が延長になるとのこと。
更に、「P検タイピング」に加え、「P検アプリケーション」が実施されます。
このテストに合格すると、準2級から準4級までのアプリケーション操作テストが免除になるようです。
なんだか中・高校生にとっては、受験しやすい、ありがたい試験制度になっていて羨ましい限りです。
大学生にとっても、大学によっては単位認定の対象になっていたりして、資格取得のメリットがありますね。
というか、P検って社会人にとって何かわかりやすいメリットがあるのでしょうか。
2009年までなら、P検はYESプログラムの対象資格だったのですが、そのYESプログラムも事業仕分けで廃止されちゃいましたしね。
社会人にとってのパソコンユーザー資格というと、MOSやITパスポートの方がずっと知名度が高く、P検はあまり目立っていないような気がします(ぶっちゃけ私も、「60日でとれるとっておきの資格」本で取り上げられていなかったら、受験しようと思わなかったです。)
私としては、MOSは個々のOfficeソフトの操作・機能を覚えるのにはとてもいいけど、いかんせん受験料が高い(MOS2007は1科目の受験料が12,390円。MASTER4科目をとるのに約5万円かかる)ので、あまりお勧めしたくないんです。お金に余裕のある人ならいいんですけど、求職中の人にはおいそれとお勧めできませんね(←Office Masterをとるために受験料だけで5万円もかけるなら、他の資格をとるためにお金を使った方がいいと思うから)
その点、P検は、ハード・OS・ネットワーク・セキュリティ・アプリケーション操作を一通り基本から学べて、受験料はMOS2007の1科目の約半額以下(P検の受験料は、3級・準2級が5,000円、2級が6,000円)なので、比較的お財布に優しい試験と言えます。その上、P検のHPから模擬試験のDLとタイピング練習もできますし、(2級までは)なかなか良心的な試験だと思いますよ。
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