リバティタワー15階から撮影。真ん中に映るジェットコースターは後楽園↑
明治大学駿河台キャンパス(リバティタワー)で、第118回銀行業務検定:年金アドバイザー2級・3級を受験しました。
クスリの力を借りて…
体調はあまり回復していなくて(回復したと思ったら熱がぶり返したり頭痛に波がある)で、バファリンで無理矢理頭痛と熱を鎮めてたら、寒気がするのに汗がジワジワとにじんで気持ち悪いことこの上なかったです(>_<)
↑問題冊子。右側の点線を切り取ると問題用紙が開けます。
午前 3級~難しくもなく、易しくもなく
午前3級試験→5肢択一式50問を150分で解きます。
私がいた部屋は、税務3級の一部受験生と合同でした。
(それにしても、明治大学リバティタワー会場は税務3級の受験生が大半でびっくり!私的にはもともとは年アドしか頭になかったので…銀行業務検定的には税務や法務、財務の方がメジャーってことですかね)
twitter上で、「3級は150分もいらないと思う」と書いたとおり、1時間10分くらいで途中退室しました。
3級問題解説集を読んだところ、問題の9割が過去問の焼き直しっぽい印象を受けたので、3級に関しては一通り問題集を解いて、足りないところは2級の問題集の勉強で補えばいいかなと思っていました。
3級は社労士試験前の基礎固めにオススメ
選択肢そのものの難易度はFP2級(ライフプラン)レベルに近いと思うのですが、求められる年金知識の広さはFP2級よりもはるかに細かくて広いです。
ただ、難易度としては、これから社労士を受験しよう、という人には「年金知識の基礎固め」という意味ではちょうど良いレベルだと思います。
※ちなみに私はというと、H20年社労士合格時は、択一は国民年金・厚生年金ともに7点で、年金はあまり得意種目ではありませんでした。だからといって労務系が得意なのかというとそういうわけでもなかったのですが…。
こちらは3日後に模範解答が銀行業務検定HPで発表されるので、自己採点しておこうと思います。
感触としては、9割以上は正解しているかと(^^)
次回以降受験される方、年金アドバイザー検定に興味のある方向けに、3級で出題された問題のキーワードをリストアップしておきます。
基本知識編
「わが国の最近の人口動向等」「公的年金制度の沿革」「公的年金制度の現況」「健康保険制度」
「国民年金」被保険者、資格取得等、第1号被保険者の保険料、1号の保険料免除制度
「厚生年金」被保険者、被保険者資格の取得・喪失・被保険者期間、保険料、標準報酬月額、
「共済組合の年金制度」「厚生年金・国民年金の受給権」
「老齢基礎年金」「配偶者の老齢年金に加算される振替加算」「65歳未満の老齢厚生年金」「老齢厚生年金と基本手当との併給調整」「老齢厚生年金に加算される配偶者加給年金」
「障害基礎年金」「遺族基礎年金」「遺族厚生年金」「遺族厚生年金の中高齢寡婦加算」「65歳以上の年金給付併給調整」「寡婦年金と死亡一時金」
「離婚時の厚生年金分割制度」「ねんきん定期便」「年金時効特例法」「社会保障協定」「個人型確定拠出年金」
技能・応用編(事例付五答択一式)
老齢基礎年金の受給資格期間、老齢基礎年金額の計算式、老齢基礎年金と老齢厚生年金繰り下げ受給、老齢厚生年金(報酬比例)の計算式、経過的加算額、在職老齢年金、高年齢雇用継続給付と在職老齢年金の同時受給、一部繰り上げの老齢基礎年金、1級障害基礎年金の年金額、障害厚生年金(2級)、遺族給付、遺族厚生年金、年金受給権者住所・支払機関変更届、年金請求書、日本年金機構への年金請求手続、年金請求書に添付する書類、公的年金にかかる雑所得金額、所得税の源泉徴収等
午後 2級~オール記述ガチンコ3時間勝負
午後は2級試験です。
記述式10題を180分で解きます。
こちらは、投資信託2級の受験生と合同でした。
試験の出来は、昨年とは違って一応全部の回答欄は埋められただけでもだいぶ進歩したと言えるでしょう。
昨年はさっぱり理解できなかった、老齢基礎年金の一部繰り上げも、きちんと計算ができるようになりました(※社労士試験のときはこの辺の論点は半分捨ててましたから…)
退職所得の計算を解けるように練習したのに…
あと、昨年解けなくて悔しいぃぃ~~と思った、退職所得の計算問題が出題されなくて悔しかったです(苦笑)退職所得控除額と雑所得の計算は、問10で毎年出題されていたし、絶対に得点できるように散々練習したんですが…。
そのかわり、問10は源泉徴収額を計算する問題(日本年金機構に扶養親族申告書を提出している場合とそうでない場合)が出題されていました。そうきたか!
2級問題解説集を見る限りでは、一見同じ問題が繰り返し出題されているように見える年アド2級ですが、毎年2割は「え?この場合はどうすればいいの?」的な考えさせる問題が出題されるようです。
今回の2級で出題された内容は以下の通りです。
問1 老齢基礎年金(受給資格期間、老齢基礎年金額、繰り下げ受給)
問2 特別支給の老齢厚生年金、失業給付、共済年金
問3 在職老齢年金、高年齢雇用継続給付
問4 一部繰り上げの老齢基礎年金、全部繰り上げの老齢基礎年金
問5 障害給付(保険料納付要件、障害認定日の定義、特例、最も有利な年金の受給方法)
問6 遺族基礎年金・厚生年金(受給要件、国民年金の独自給付)
問7 企業型確定拠出年金(返還すべき事業主掛金相当額、脱退一時金、老齢給付金の支給開始年齢、ポータビリティ)
問8 併給調整・支給停止・受給権の消滅
問9 ねんきん定期便
問10 年金額から源泉徴収される所得税額、任意継続被保険者として健保に加入した場合の保険料算出方法
長期加入の特例要件
今日のやっちゃったミス。
→問2の老齢厚生年金額に、定額部分と加給年金をつけて年金額を算出してしまった…orz
いや、被保険者期間を計算したら、共済の組合員期間と厚生年金の被保険者期間がちょうど44年だったわけよ。だから、長期加入の特例に該当すんじゃね?って
→いやまてよ、共済と厚生年金で合算して44年でも長期加入の特例は該当するのか?そんな話は聞いたことがないな~→でも該当しないのだとしたら、厚生年金の長期加入者との間で不公平じゃないのか?→なんかよくわからないけど、とりあえず書いておけば、少なくとも報酬比例分だけでも合っていれば1点はくれるだろう
→というセコい考え方により、散々迷った挙句、定額部分と加給年金の計算額を残したまま答案を提出してしまいました。これは消しておけばよかったよ…。
よくかんがえたら報酬比例だけ書いてても1点くれそうなもんじゃないかっ。完全に蛇足だねこりゃ。
2級は3時間をフルに使ったので、全問解答したときはもう残り時間が5分しか残っておらず、自分の解答を書きうつしてくる余裕がありませんでした。
まぁ2級に関しては完全記述式の試験なので、4月25日以降にならないと結果はわかりません。感触としては、下らない計算ミスや問題文の読み落としがなければ、多分6割以上は確保できているとは思うのですが…。
確定拠出年金はやっぱり勉強不足
あと、昨年も全然点数がとれなかった確定拠出年金問題。
やっぱり公的保険関係に比べて、企業年金系の問題が弱いので、今後はDC関係の試験の受験も視野に入れておこうと思います。
「確定拠出年金アドバイザー(銀行業務検定)」か「DCプランナー(金融財政事情研究会・日本商工会議所共催)」か「DCアドバイザー(DC協会)」のどれかということになりますが…なんかどれも試験としては微妙な感じだ(苦笑)どれも微妙そうなら、日程が合うものを受験するのが一番いいのかな。
頭痛と熱がぶり返してきたので、今日は早くねます。おやすみなさいzzz
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