先月末に母上様が上京してきたとき、母・叔母&息子、私&ダンナの5人で食事をしたんですね。
で、そこで「アンタ今まで一体いくつ資格とったの?」と聞かれたので、現在資格を100個超持っている話や、プラス今でも太極拳を続けている(約7年半くらい?)という話をしたところ…うちの母上様が
「自腹を切ってやるのと、親がお金を払ってやらせる習い事はこうも違うんだね~。そういえば昔からアンタにはたくさん教育費がかかってるのよ!英語とかも小さいころから習わせてやったのに全然モノになってないじゃない」と言いました。
あ~そう言われてみればそうかもねw
英語を習い始めたキッカケ
以前に資格昔話① はじめての資格試験という記事でもちょっと書いたと思うのですが、母上様は中高生時代英語が苦手だったので、小学生のうちから先取り学習でやっておけば、中学・高校で苦労せずに済むだろうという理由で、私はたまたま家の近所にあった公文式に通うことになりました。
小学校2年生から4年生までは公文式、小学校5年生から中学2年までは英語塾に通っていたので、中高校生時代は英語ではあまり苦労せずに済んだものの、今では全然英語学習をやってないため、英語力は中学生レベルにまで低下していると思われますw
ただ、私は公文式に通うこと自体は結構好きで(学年を飛び越えてどんどん先に進んでいけるのが自分の気質に合っていたんだと思います)、親にやらされていた複数の習い事の中で、唯一公文式だけは続けたかったんだけど、父親の異動による引越しで、泣く泣くやめる羽目になったのでした。
小さい頃の習い事はどれも続いていない
小さい頃は公文式以外にもエレクトーン、体育教室も通っていたし、ベネッセ(進研ゼミ)もやっていたし…こうして親がお金を払ってくれた習い事や塾、学費(※公立高校に落ちたので私立高校に通ってました)を挙げていくと、親が私のことを金喰い虫といいたくなるのもわかります。
自分だってそう思うもんw
高校卒業後の資格取得費用
その一方で、私が高校卒業後(つまりバイトでお金を稼げるようになってから、ですね。)取得した資格については、損害保険募集人以外は全部自腹を切って受けています。※損保募集人は会社の研修の一環で受けたため、費用は一切負担していません。
運転免許の教習所代は、バイト代を貯めたお金で一括で払いましたし、社会保険労務士受験生時代は、たとえ無職であっても、失業保険の残りや会社員時代の貯蓄、短期派遣のバイトをしながら学費等を賄っていました。
旦那からは「社労士試験受けるの?頑張ってね。あ、僕はmiwaがやりたいなら口も出さないけどお金も一切出さないよ。学費は自分でどうにかしてね」と言われていたのです(ハナから頼るつもりもなかったけど…。)
今も資格取得にかかっている費用は、全部自分で払っています。
(今は自分もフルタイムで働いているので、自分が取りたい資格にかかる経費は自分で払って当然だと思っていますが…)
ちなみに、現時点では、トータル約180万円くらい(!)資格のためにお金をつぎ込んでいます。
受けた試験の全部が合格できているというわけではなく、途中放棄しているものもいくつかありますが、現時点では自分が取りたい資格は概ね取れているという感じです。
子供時代と今の自分の違いは何なのか?
さて、親にお金を払ってもらっていた幼・小・中・高校時代と、自腹を切って資格をとっている今とを比べて、何が違うのかというと、「できるだけ損はしたくない。最小限の費用で最大限の効果を狙うべく工夫したくなる(コストパフォーマンスを意識する)」「100%自分の意思と興味の赴くまま、自己責任」ということです。
・自分が出せるお金には上限があるので、何でもかんでも申し込むわけにはいかない。
・せっかくこれだけお金を払ったんだから、何かしら結果を残さないと勿体無い。
→テキストや過去問などの教材は最低限でよい。無駄なモノは買わない。
→独学でも出来るところは独学でやる、効果のありそうな講義やタメになる講義を厳選して受講する
→ただ漫然と講義を聞いているだけの時間が減り、1人でテキスト・問題集と向き合う時間が増える。
→独学でも効果の上がる勉強法はどういうものか?
→自分の苦手分野はどこか?今自分がやらなきゃいけないことは何か?と常に自問自答しながら勉強する
ということにつながっていったのでしょう。
少なくとも、親にお金を出してもらっていた学生時代は、こんなことを考えながら勉強した記憶は殆どありません。
ただ漫然と、与えられた課題をこなすだけ(ハイハイ、コレをやればいいんでしょ)という感じでした。
また、子ども時代の習い事は、自分から「コレをやりたい」といって習い始めたものはなく、始めたきっかけはどれも母親が「コレができないと学校で困るから(母親自身が子ども時代に出来なくて困ったもの)」という基準でチョイスされたものばかりでした。
逆に私の方からやりたいと言ったものは親の独断で却下されたり(書道→字がそこそこ綺麗だから特段習う必要はないと却下された)、せっかく続けていた習い事も転勤による引越しで中断&教室替えを余儀なくされてばかり。
ただ与えられたものをやるだけ&親の都合で振り回されてばかりだと、習い事に対してのモチベーションを維持するのが難しいと思うんですよね。
教室が変わると先生が変わる→当然教え方や進め方も今までとは違うわけで、今思えば、それは小学生の自分にとっては、かなりストレスフルな状況だったと思います。
結論→子供の個性を無視した教育費投資はムダになる確率が高い
ちなみに、冒頭の「教育費の話」に戻りますが、
「ホントに無駄金だったよねw小さいころの習い事は何一つモノになってないのに、100パー自腹で受けている資格試験には次々受かるんだから世の中皮肉だわ。まー結局は単に教室に通わせただけじゃダメってことなんだよね。」
親が私にやらせたかったことと、私が好きなこと・やりたいことはすれ違っていたけれど、教育費にかけた金の大半が無駄金に終わってしまったという点では母娘の意見が一致したので、皆で大笑いしましたw
というわけで、親が私にかけてくれた教育費については、トータルでみると、感謝半分(奨学金なしで私立の高校&大学に通わせてくれてありがとう)・有難迷惑半分(母親自身のコンプレックスを子どもに投影するな&同じ習い事の費用を払うなら、私の好きなことをやらせてくれ)という感じです。
でも、その当時に心の奥深くに溜めていた数々の欲求不満と、どれもが中途半端に終わってモノにならなかった心残りが、今の私の資格取得の原動力の一つとなっている…とも言えるかもしれませんね。
コメント
み、みわ先輩。メリー・クリスマスです。
私は、クリスマスはいつも孤独です。でも、慣れてます。
私は、収入が少ないから受験料とか、テキスト代とか大変です。手取りで10万円ちょっとしかないんで。でも、友達も恋人もいないし、特に趣味もないんでやっていけてます。
テキストはいつもアマゾンとかで中古を探したりしてます。
ただ、受験料が高いほど、落ちたらもったいないという圧力が大きくなり、それがストレスになるけど、勉強量が増えて、いい結果につながっているような気がします。貧乏根性がいい結果になるときがあるような気がします。
それでは、おやすみなさい。
>わたるさん
メリークリスマスなのに、旦那は先に寝ていて私は一人でジムに行ってましたよ…結婚してても10年経てばこんなもんですよorz
貧乏根性というか、ハングリー精神って意外と大事ですよね。
誰かに与えられてばかりでそれが当たり前になると、ありがたみがわからなくなっちゃいますからね。
テキスト類は基本的に新品を買うようにしているんですが、中古でも差支えない(例えばこの間の漢字検定とか)ものはできるだけマーケットプレイスをチェックするようにしています。
ご無沙汰しております。
資格家計簿は付けていないのですが、改めてざっと計算したら220万くらいかかっていました!自分でもびっくり。
半世紀すぎたら急に老朽化が目立ってきました!
目は見えなくなるし、膝・腰はガタガタだし・・・。
身体を使う系の資格は早めにゲットがお勧めですね!
今年も一週間きりましたね。よいお年を!
>生涯受験生さん
資格家計簿をキッチリつけているわけじゃないんですが、昨年かかった費用を計算してみたところ、約30万弱だったので、それが5年分+社労士と自動車学校費用でだいたい180万くらいかなーと。
テキストを新品にこだわらず中古で代用すれば、1年で使う30万円をもう少し減らすことはできそうな気はしますがね。
>身体を使う系の資格は早めにゲットがお勧めですね!
となると、大特やフォークリフト、建設車両機械は30代のうちに取っておいたほうがいいのかしら…。
30代でもなんとなく体力が落ちているような感じはするんですよね(怖)
自動車教習所なんかの料金も年齢によって値段が変わってきます。
教習所によって違いが大きいですが、
普通車だと30以上で1段階高く、50を越えるととんでもない料金に・・(笑)
普通車を持っていることが前提の大型は55を越えるとかなりの割り増しになりますね。
目も老眼になりますので、クレーン等も早目がいいですよ~。
頑張ってくださいね。
>生涯受験生さん
教習所料金は、年代別で料金が段階的に高くなっていくのがすごいですよね…。
普免だけは20歳そこそこで取っておいてよかったなぁと思います。
そういえばここ数年全く車を運転していないしなぁ。
札幌で会社員をやってたときは、毎日のように北海道内を運転していたとはいえ、ちゃんと体で覚えているのかどうかが心配ですわ。
こんばんわ。
>結局は単に教室に通わせただけじゃダメ
なるほど。大抵はその通りです。
ですが私には一つだけ例外がありました。
それは水泳教室です。
私が水泳教室に通っていたのは
親の意向で、私自身は大嫌いでしたが、
今ではこれだけは通わされて良かったと思います。
水泳は、先ず体が水面と平行に水に浮かないと
本来は四泳法を学ぶ次のステップに進めませんが、
これは幼少期だと不思議と体がすぐ覚えます。
しかしある程度年を取ってからだと、
どうしても腰から下が沈んでしまい、
その結果、無駄に体力を使う我流の
不完全泳法しかできなくなってしまいます。
今もってなぜ親が私を水泳教室に入れたのか、
理由は解りませんが、結果正解は正解。
試験と同じで、それで良いのです。
>逆に私の方からやりたいと言ったものは親の独断で却下
確かにこれはどうかと思います。
何でも1つでも良いから、得意かつ好きなものを
早く見つけて、極めることが本人にとって大事だと思うので。
泥棒やりたいってんなら無論却下ですがね。
水泳は、ゆっくりでもいいから基本的な泳ぎ方で25メートルくらいはできたほうがいいかなと。
韓国の沈没船のニュースなんか見てても、やっぱり泳げないとイザというとき自分の身を守れないですからね。
自転車と一緒で、小さいうちに体で覚えておくに越したことはないです。
私の親世代はそれがよくわかっているから、お子さんには何らかの形で水泳を習わせている事が多いですよね。
(なので私以下の世代でカナヅチの人ってあまりいないような気がする。)
子どもが小さいうちは、親の意向とお金の都合がつく範囲で、やらせたいものをやらせればいいんですよ。
いろいろやらせてみた中で、子どもの個性に合うものや好きなものが一つか二つみつかればいいんじゃないかなと。
少なくともうちの母親のように、子供に向かって金喰い虫だとか、「習い事をやらせてもらえるだけありがたいと思え」的な恩着せがましいことは言わないほうがいいと思いますし、子どもがやりたいと言ったことを悉く却下することはしないほうがいいと思いますね。
そういうことを言ってばかりだと、私のように欲求と人格が歪んだ大人になってしまいますからね(笑)
あれ?失礼。
匿名になってますね。
解るとは思いますが、上記書き込みは私でした。
>運転免許の教習所代は、バイト代を貯めたお金で一括で払いました
趣味で資格収集をやってるなら、
それに180万円を投資しているくらいは別に驚きもしませんでしたが、
(というか100個の時点で「何でもかんでも」に近いと思いました。)
運転免許は「へぇ。それは偉いな。」と感心致しました。
私は昔、普通免許取得代くらいは、親が出してくれて当然と思ってましたので、
自腹でその他免許の一発試験に落ちて、府中や水戸に次の試験の
受験料を払うたびに、やっと親の有難味がわかり反省しました。
>大特やフォークリフト
えーえ?そんなのやるんですか?
まあ、試験自体は割と面白いですけど。
>建設車両機械は30代のうちに取っておいたほうがいいのかしら…。
実は私、大型二輪を水戸試験場の一発で20代、
大特二種を府中で同様に40代の時に取りました。
一般には難易度は大型二輪一発の方が難しいと言われています。
でも私は確かに府中大特二種の方が苦戦しました。
しかし大特は女性の方と試験が一緒になった事がなかったので、
なんとも言えないけど、やるなら「30代のうち」に
で正しい様な気がします。
>資格チャレンジ初心者さん
誰だろう?と思ったけど、やっぱりそうでしたか。
(ipアドレスから過去のコメント履歴を検索して薄々気づいていましたけどネw)
運転免許の教習料金の話ですが、当時miwaのバイト先に、親にお金を全額出してもらったにも関わらず、教習所を期間内に卒業できなくて流してしまった人の話を聞いたことがあったんです。しかも2回もですよ!?どんだけ金を無駄にしてんのよとw
私はそんな風にはなりたくなかったので、ここは敢えて自分は「バイト代で教習料金を貯めて、一括現金払いで自学に通おう」と決めていました。
親に頼めば教習料金約23万円は「貸して」はくれたとは思うんですけど、23万円耳を揃えて自腹で払ったほうが絶対に流すことはないだろうと思ったんですよね。
試験場では絶対受かる気がしないので、本当に大特を取るとしたら、大人しく教習所に行きますよ。
というか教習所に通っても本当に取れるかどうか自信がないっす(苦笑)
なので本当に通うかどうかは未定です。
いつも尊敬しながらブログを読んでいます。
自分のモチベーションが下がった時は、miwaさんのブログを読んで、奮起しています。
私は塾の講師をやっていたのですが、やはり親に強制されて通っていた子達はなかなか成績が上がりませんでした。中には夏期講習で10万円以上も授業料を払ったのに、本人のやる気がなく、全く効果がなかった子もいます。結局は本人次第なんですよね。受験シーズンの今頃は、成績が上がった子とそうでない子で完全に2極化していました。塾は強制するものではないですね。
P.S.
東京商工会議所が新しく「ビジネスマネージャー検定」を創設するそうです。2015年7月に第1回試験があります。
>タコ次郎さん
私自身、田舎から札幌の中学に転校したとき、クラスの2/3はどこかの進学塾に通ってるときいて驚いたんですが…正直言うと「進学塾に通ってるのにその程度の成績しかとれないの?お金の無駄じゃね?」といいたくなる人が少なくなかったです。
(私の性格がすこぶる悪いのがバレますねw)
というか、学校の授業が理解できていない人が、進学塾の受験用講習を受けたところで成績が上がらないのは当然だと思いますよ。
基礎学力が足りないし、勉強のやり方もわかっていないんですから。
でも皆それでも塾に通っているのは、「ほかのクラスメートも塾に通っているから」、取り残されたくないという心理も働いているのかな…。
ビジネスマネジャー検定は、来年7月か12月のどちらかで受験すべく、検討中(スケジュール調整中)です。
おはようございます。
みんなクリスマスだったのに、勉強してたのですね。感心します。
ケーキを食べて、ビール飲んで寝ました^_^;
独身ですが、親と兄と住んでるので…
資格取得は、お金かかりますね〜。
私は秋田に住んでますが、秋田市内ではなく、内陸部なので、国家試験の場合は交通費が結構かかります。
ITパスポートは青森市で受験、国内旅行業務取扱管理者は仙台で受けました。
最近、資格の勉強もだらけてきました。
皆さん、モチベーションを上げ続けているのもすごいと思います
>やまちゃんさん
いやいやいや!
クリスマス期間中はホームパーティ(旦那と二人で)ですよ。勉強は通勤時間だけしかやってないwww
確かに地方都市に住んでいると、テキスト代や受験料に加えて、交通費がバカになりませんよね。
秋田→青森、仙台はちょっとした小旅行・出張で大変そうですね。
試験を受けに行くだけで半日がつぶれちゃいます。
私も小中学生時代、田舎に住んでいた時は本当に大変だったので、その苦労がしのばれます。
なので今は東京に住んでいて本当に恵まれているなぁと思います(逆に選択肢が多すぎて選べないというパラドックスもあるのですが)。