試験本番の直前期に、過去問題(手引きと問題集に収録)を練習した半紙をupします。
なお、2020年12月に提出した診断テストがギリギリ不合格判定でしたが、2021年1月下旬の本試験では合格でした(点数は分かりません)。
ですので、「これだけ書けるとギリギリ2級の合格ラインに滑り込めますよ」という目安としてお考えいただければと思います。
第1問:漢字3字を書く(楷書・行書)
春(6月)の試験であれば、春または夏っぽい言葉、秋(11月)は秋の言葉、冬(1月)は冬の言葉が選ばれる傾向はあります。ただ、季節に関係のない言葉が出ることも多いので、「少なくとも冬の試験に夏を連想させる言葉は出ない」くらいに留めておくのが無難でしょう。
第2問:漢字仮名交じり文
概ね30字程度とされているものの、回によって文字数は多少?前後します。また、この例では連綿があまり使われていませんが、1〜2箇所は入れるようにしていました。
第3問:漢字の臨書
2級からは楷書以外にも、行書・草書からも出題されます。例年の出題傾向を見ると、楷書・行書・草書がそれぞれ1回ずつ出題されているようです。
蘭亭叙(行書)「茂林脩竹」・皇甫府君碑(楷書)「於當時者」
集王聖教序(行書)「皇帝在春」・孔子廟堂碑(楷書)「属書東観」
第4問:仮名の臨書
2級は複数の古典が出題範囲になっていますが、ここ数年では粘葉本和漢朗詠集からのみの出題となっています。
※この課題は半紙を縦半分で追って、右側に2行で臨書します。
第5問:俳句を自由な書体で書く
書体や散らし方は自由ですが、中途半端に散らしてみた結果、全体のバランスを崩してしまうくらいだったら、ある程度整えて書いた方が良いかもしれないです(高得点は取れないけど、減点もされない)
第6問:掲示文
カルチャースクールの講座案内などを書く問題です。
準2級よりもバリエーションは増えますが、「日時」「場所」「月」「時」「日」「公民館」「センター」などの頻出単語がうまく書けない人は、集中的に練習しておくといいでしょう。
字はもう少し大きく書いても良さそうです(これでも準2級の時と比べたらかなり改善してると思うが)。
R1年度の過去問
こちらは第1問〜第6問をひとまとめにしています(写真を1枚ずつ撮るのが面倒だったのでまとめてしまった)書いた時期は確か試験の1週間くらい前でしたが、診断テストの結果を受けて、余白の取り方を改善している最中でした。
R1−1過去問
R1−2過去問 ※漢字の臨書は書譜(草書)「以此辞折」です。
R1−3過去問
なお、練習で使用している半紙は、書写技能検定協会より購入した、検定用半紙(100枚入りで750円)です。
仮名用半紙としてはツルツル感が足りず、漢字を書くには滲みが足りないので味がないという、中途半端さが気になります。だけど試験当日は自前の半紙では回答できないので、半紙の特性を踏まえて練習することも必要でしょう。
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