毛筆書写技能検定2級を受験しました!緊急事態宣言中ですが試験は行われました

1/31は日本書道専門学校(目黒)にて、毛筆書写技能検定2級を受験しました。

東京は緊急事態宣言中ですが、検定試験は無事?実施されました。
ただ、会場によっては、残念ながら中止になってしまったところもあるようです。
なので、会場側がNOと言わない限りは、できるだけ実施する方向なのだろうと思います。何度も中止→返金を繰り返していたらそれこそ試験の存続に関わる問題ですからね。

さて、毛筆2級のレベルは「高校生・大学生・一般~毛筆書写の専門的な技術及び知識をもって書くことができる。」です。

例年、第3回(1月)の試験は、第1回(6月)と第2回(11月)に比べると受験者は少なめです。実際今回は2級の受験者は私を入れて6名、準2級は2名しかいませんでした。

2級は120分で、実技6題・理論6問を解きます。

今回も、各問題につき半紙を2枚ずつ使用したので、提出してない方の半紙でもって、準2級・3級と比較しつつ、各問題の内容を説明したいと思います。

スポンサーリンク

第1問:漢字3字を書く(楷書・行書)

準2級・3級では、第1問・第2問で出題されていた課題です。
準2級・3級では、楷書1枚・行書1枚でそれぞれ4文字を書いていましたが、2級になると、半紙1枚に楷書3文字(右半分)・行書3文字(左半分)を書きます。

個人的には半紙4文字サイズの字があまり好きではなかったので、普段の書道教室での月例課題と同じ感覚で書ける2級の方がやりやすかったですね。
2枚とも出来栄えはそれほど変わらず、どちらを提出しようか迷ったのですが、提出版の方が「露」の字のバランスがよかったので、バランスの良い方を出しました。
今回は、露・寒とも、縦長になりやすい字なので、やや難しかったと思います。

第2問:漢字仮名交じり文

3級は約20文字、準2級は約25文字、2級は約30文字を書きます。
漢字は行書指定。
仮名は3級は連綿不可、準2級以上になると連綿で書いてもOKとなります。※連綿:字と字を繋げて書くこと。
なお、行数の指定はないので、問題文通りの字の配置で書いてもいいし、4行に分けて書いてもOKです。

2枚かいて、どちらを提出しようか迷ったのですが、こちらは左右の余白が不均等になってしまったので、余白のバランスの取れている方を提出しました。

第3問:漢字の臨書

準2級から新規に追加される課題です。
準2級は楷書(孔子廟堂碑・九成宮醴泉銘・皇甫府君碑・孟法師碑)のみだったのが、
2級では、
・楷書:孔子廟堂碑・九成宮醴泉銘・皇甫府君碑・孟法師碑・高貞碑
・行書:蘭亭叙・興福寺断碑・集字聖教序・白楽天詩巻
・草書:十七帖・真草千字文・書譜・草書千字文
の13課題のうち、いずれか1つが出題されます。
一気に草書まで広がるんですね!

今回は、真草千字文(周発殷湯)が出題されました。
これはぶっちゃけ、どの古典が出るかによって結構点数が変動しそうだなぁと思います。
過去5年の出題を見ても、1年を通して楷書・行書・草書が1回ずつ出ているようなので、結構当たりはずれが大きいと感じました。

書道教室で書いたことのある課題が当たったらラッキーだけど、逆に苦手な書体や、自分好みではない字体が出題されると結構キツいですね。

これは迷うことなく2枚目に書いたほうを出しました。
というのは、1枚目に書いたやつ(持って帰ってきた方)は、周の字のハネがちょっと長くなってしまって、「くにがまえ」っぽくなってしまったからです。

第4問:仮名の臨書

2級から新規に追加される課題です。(半紙の右半分に臨書をします。)
2級では、高野切第一種、高野切第三種、粘葉本和漢朗詠集、伊予切、元暦校本万葉集、曼珠院本古今集のいずれかから1点出題されます。
ただ、H26年からの過去問を見る限りでは、 この6年間は2級では粘葉本和漢朗詠集のみから出題されています。

この持って帰ってきた方は、ちょっと字が過大になりすぎてしまい、下のスペースが圧迫されてる感じがしますね。
提出版はコレよりももうちょっとマシですが、今回は2枚ともあまりうまく書けなかったです。なのでもし不合格になるとしたら、仮名がネックになるでしょうね。

第5問:俳句を自由な書体で書く

これは準2級と2級でのみ出題される課題です。
書体は自由なので、草書体でもOKですが、私は漢字かな交じり文と同様に、行書+仮名連綿で書きました。

第6問:掲示文(6~7行)

カルチャー講座やイベントの案内文を書きます。
書体は、楷書または楷書に近い行書と指定されています。
準2級と比較すると、行が一行増え、また、言葉や案内文のバリエーションが増えます。

理論

・旧字体・書写体を読む(各5字)
・草書を熟語で読む
・平仮名のもとの漢字(4択・5問)
・書道史(4択・5問)
・常用漢字の楷書と行書の筆順
・誤字訂正

毛筆準2級と硬筆準2級、毛筆3級と硬筆3級は、理論問題の出題内容はほぼ同じでした。

ところが、毛筆2級・硬筆2級からは一部の問題が変わります。

硬筆2級・毛筆2級の理論問題の比較↓
第7問 常用漢字の楷書と行書の筆順 / 旧字体や書写体を読む(各5字)
第8問 旧字体や書写体を常用漢字に直す(各5字) / 草書を熟語で読む
第9問 草書を熟語で読む / 平仮名のもとの漢字
第10問 平仮名のもとの漢字 / 書道史(作品や人名の読み方)
第11問 漢字の部分の名称 / 常用漢字の楷書と行書の筆順
第12問 誤字訂正 / 誤字訂正

つまり、硬筆2級では「漢字の部分の名称(へん・つくりなど)」が出題されていたのが、毛筆2級では「書道史」が出題されるってことですね。

とはいえ、書道史は、作家名や作品名の読み方を四択で答えるものなので、そんなに難しくはないです。
…と言いたいところだけど、今回は「哀冊(あいさく)」と「法華義疏(ほっけぎしょ)」が出題されて、何て読むのかわからずちょっと迷いました。
以前の出題形式(記述式)だったら多分答えられなかったであろう。

とはいえ、理論で答えに迷ったのはこの2つくらいなので、理論は問題なく合格点が取れてると思います。なので、合否の鍵を握るのは実技です(いつも同じことを言ってるw)

トータルで見れば12月に提出した診断能力テストよりはマシだと思うのですが…結果はいかに!?

2/16 合格証書が届きました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました