3/16(日)は、市ヶ谷にある法政大学にて、メンタルヘルス・マネジメント検定Ⅱ種・Ⅲ種を受けてきました。
午前:Ⅱ種試験編
つーかⅡ種の受験者多いなぁ。法政大学会場で1900人もいるんかい。
教室内は、割と年齢層が高め。
男女比は7:3くらいで、まさに職場の管理監督者的な立場にいると思われる年齢層が中心でした。
午前はⅡ種(ラインケア)試験です。2時間で50問の4択問題を解きます。
こちらも2時間で50問の4択問題を解きます。集合時間は10:00で、そこから解答用紙を配布→マークシート記入→問題用紙配布で、10:14から試験スタートでした。
難化しそうなことは予想していたが…
えーと…なんか過去問より難しくね!?
常識でも正解が選べそうな問題が減り、知識としてきちんと覚えないとダメな問題が増えたという印象です。
試験の性質上、常識で考えれば正解が選べそうな問題もいくつかあるとはいえ、「こんなところを穴埋めで出題すんのかよ」とか、「そんなとこまで覚えてないぞ!」と言いたくなる問題も結構ありました(笑)
最近は難化しているとは聞いていたので、過去問をやるだけではなく、第3版公式テキストも通しで3回くらいは読んではみたんですけど、さすがに表の中の細かい項目までは覚えきれず。
過去問から見積もっていた想定の難易度よりも高かったので、結構動揺しました(汗)
1時間ほどで退室し、午後のⅢ種試験に備える…。
※試験開始30分から終了10分前まで退室可能です。
Ⅱ種の出題内容(キーワードのみピックアップ)
①労働者のストレスの現状/メンタルヘルスケアに取り組む意義/心の健康づくり計画で定めるべき事項/メンタルヘルスケア推進にあたっての留意事項/管理監督者に求められる役割/労働安全衛生法と事業者の安全配慮義務/面接指導/セクハラ・パワハラ/心理的負荷の強度が単独で「強」とされないもの/健康職場モデル
②ストレス/職場における要因/日本におけるDALYsの検討結果/パニック障害
③職業性ストレス簡易調査票/職場環境改善のためのヒント集/職場環境改善の対策の効果を評価する方法/ストレスの原因となる項目
④労働者のメンタルヘルス情報/安全配慮義務と健康情報/精神障害等の労災認定/メンタルヘルス不調を起こすストレス要因/管理監督者のストレス/長時間労働/過重労働/過重労働防止対策/脳・心臓疾患の発症を高める因子/ストレスの発生段階とコーピング/喪失体験/自律訓練法
⑤メンタルヘルス不調が疑われる部下への対応/アルコール依存傾向のある事例への対応/「死にたい」と相談をうけた際の上司の対応/躁状態/コミュニケーションの種類/コンピュータコミュニケーションの特徴/相談のプロセス/心身の防御反応/副交感神経の働き
⑥産業医の役割/メンタルヘルス対策の役割を担う機関/社外資源/事業場外資源との連携/精神疾患の労働者に対して受診を勧めるのが望ましい者/うつ病の治療に用いられることのある治療法
⑦職場復帰支援の手引き/最終的に職場復帰を決定する立場にある者/事業場外資源の活用/職場復帰支援プランを作成するタイミング/職場復帰する労働者への心理的支援
午後:Ⅲ種試験
午後はⅢ種(セルフケア)試験です。
Ⅲ種の受験者数はおよそ1000人程度と、Ⅱ種より半減していました。
こちらも2時間で50問の4択問題を解きます。集合時間は13:30で、そこから解答用紙を配布→マークシート記入→問題用紙配布で、13:43から試験スタートでした。
Ⅱ種よりは簡単(常識で選べそうな問題が多いと言う意味で)ですが、それでも4~5問ほど解答に迷う選択肢もありました。
何で公式テキストのこんな表の中から出題するんだろう的なのとか。
でもいくらなんでも、これはさすがに7割以上正解できてるだろうという感触はありましたよ。
45分くらいで退室してきました。
Ⅲ種の試験内容(キーワード)
①メンタルヘルスケアに関する事業者方針/メンタルヘルスケアにおける従業員の役割/心の健康問題/自殺とメンタルヘルスケア/労働者健康状況調査
②ストレス/ストレッサーによって引き起こされる反応/若年労働者のストレス/メンタルヘルス不調/適応障害の疾患概念/緊張型頭痛/心身症として起こり得る可能性のある病気/心の病の増加傾向/
③事業場内システムによるメンタルヘルス問題への早期対処/過重労働の背景と労働者の健康状態/過重労働の健康影響メカニズム/メンタルヘルス問題への早期対処/安全配慮義務と自己保健義務
④ストレスの個人差/社会的再適応評価尺度/ストレス要因/職業性ストレス簡易調査票/職業性ストレス簡易調査票の結果の見方/事例問題(転勤や異動に伴うストレス等)
⑤リラクセーション/自律訓練法の標準練習手順/睡眠・休養/健康づくりのための睡眠指針/コーピング/コーピングスキルの向上/コーピングの方法と種類/ソーシャルサポート×3/
⑥建設的な人間関係に必要な条件/コミュニケーション/セルフケア/カウンセリングの効果/カウンセリングの種類とその内容
⑦相談できるスタッフ/社外の相談窓口/疾患と診療科/うつ病/うつ病の治療/うつ病による休職からの職場復帰/職場復帰時のリワーク・プログラムの目的
試験終了後、軽く答え合わせをやってみる
さて、自己採点はまだやってないんですが、公式テキストを読み返して半分~2/3くらい正誤チェックしてみたら、Ⅲ種は80点台後半で合格見込み、Ⅱ種の合否可能性は五分五分といったところです。
Ⅱ種は仮に合格していたとしても70点台前半で、60点台で不合格の可能性も十分あるというか。
まぁそんな感じやね。
というか、2種も3種も、明らかに知らない問題ならともかく、これは合ってるだろうと思って自信を持ってマークした問題すら数問間違えていて、地味に凹みましたorz
うーん。2種のテキストをもうちょっと読み込む時間が欲しかったな。
その昔はⅡ種もⅢ種も合格率が7割超あって、常識問題に毛が生えたレベルの試験というイメージだったのが、今はちゃんと公式テキストを読んで、覚えるべき知識をきちんと覚えないと7割を超えるのは難しいという感じですね。
これがもし、2種の過去問しかやらずに試験を受けていたら…もっと悲惨なことになっていた気もします(不完全ながら公式テキストも読んでいたからこそ、合格可能性が5分5分のところまで持っていけたともいう)。
こりゃ今回の合格率は5割を切ってもおかしくないかも、ですね。
尤も、商工会議所系の2級検定試験は、合格点が7割固定なのに試験の回によって難易度差が大きい(故に合格率が一定しない)のがデフォなので、今はちょうど「難関期」にあるんだろうなと思います。
そういえば福祉住環境コーディネーター試験2級は合格率が5~7割超の回もあれば、2割くらいしかない難しい回もありますし、簿記2級も合格率10%~30%後半とバラつきがありますしね。
まぁそういう性質の試験なんで、惜しくも不合格だった場合は、次回また受ければいいだけの話です。
とりあえず、メンヘルのことは置いといて、これから応用情報技術者の試験勉強をはじめる(`・ω・´)ノシ
コメント
試験お疲れ様でした。
そうですか・・・難化しているんですね。
ちなみに以前話した通り、水曜日か木曜日に、マンパワ●社で模範解答が出ると思いますよ。
>超セク氏さん
難化というか、過去問で問われたことのない問題が増えた気がします。なので過去問だけだと厳しいのかなと。
マンパワー社から速報がでたら、採点してみますね。
はじめまして。montrailといいます。いつも楽しく拝見させてもらっています。
私も昨日2種受けたのですが、おそらく不合格と思います。
書店で過去問を見た時に常識で解けるものが多かったので、それだけを3周回して試験に臨みました。でも、明らかに常識問題は減り、テキストを覚えないとできない問題がかなりあった気がします。
11月に再試験と思いますが、今度は公式かそれ以外のテキストにも目を通して臨みたいと思います。それまではビジ法2級とFP1級を受験予定です。
>montrailさん
はじめまして。
過去問題集は初見でも解ける問題が結構あったので、あ、これだったらイケるかな~と油断したのは私も同じですw
それがフタをあけてみたら、テキストのこんなところから出すのかよ!という問題が少なくなかったですね。
11月まではビジ法2とFP1級ですか。それは是非両方とも合格できるよう、頑張ってください。
いつも参考にさせて頂いてます。私も3/16のメンタルヘルスマネジメントⅡ種を受けましたが、公式テキストと問題集を駆使しても…でした。多分ボーダーだと思います。5月はFP2級で6月はビジ法3級とカラーコーディネーター3級、秘書検定2級(男ですが…)、7月は福祉住環境コーディネーター2級・3級、ITパスポート、漢検2級、TOEICの予定です。
>slight returnさん
はじめまして。
今回の2種は、(過去問をやるのはもちろん当然として)公式テキストをきちんと読み込んでいた人じゃないと合格点をとるのはなかなか厳しいような気がします。
それにしても、FP2級・ビジ法3級・カラコ3級・秘書2級・福祉住環境・IP・漢字検定・TOEICと随分盛りだくさんですね~。1つでも多く(できたら全部)合格できますように♪
連投すいません。マンパワー、もう発表になってましたね。
http://www.nipponmanpower.co.jp/ps/choose/course/plus/detail.php/MZEFZALY/
miwaさんの合格を祈念しております。
>超セク氏さん
情報ありがとうございます!早速採点してみました。
どっちも合格点取れてそうです。