硬筆書写技能検定2級 独学で合格する練習方法

硬筆書写技能検定2級の実技練習法・理論勉強法について書きます。

受験当日日記:硬筆書写技能検定2級を受験しました!
結果通知:硬筆書写技能検定2級の結果通知が届きました!

使用教材
・「硬筆書写技能検定」二級のドリル
硬筆書写技能検定の手びきと問題集(平成30年度版)
大人が学ぶ小学校の漢字(二玄社)
きれいな文字の書きかた〈書き込み式練習帳〉(二玄社)

練習・学習時間 約1か月半、約40時間程度
※管理人のスペック:2019年1月硬筆書写技能検定準2級合格、6月毛筆書写技能検定3級合格、2017年6月~書道教室に通う(毛筆のみ)

取得に要した費用
受験料: 3,100円
テキスト代: 800円+1,650円+1,620円
合計: 7,170円
※筆記用具・解答用紙類は準2級・3級受験時に購入

硬筆書写2級・合格率(参考: 平成28年度)
第1回 受験者2,785 合格者1,089 合格率39.1%
第2回 受験者4,901 合格者2,472 合格率50.4%
第3回 受験者2,150 合格者1,037 合格率48.2%
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実技練習法(総論):苦手課題を作らない

2級の実技は
①速書き
②漢字10字を書く(楷書・行書)
③縦書き(行書)
④横書き(楷書)
⑤通信文(ハガキの裏面)
⑥掲示文(横書き)
の6種類が出題されます。

3級・準2級の実技と同様に、楷書と行書の課題がでます。
文章中の漢字が若干難しくなる・文章量が増えるものの、決定的に難化しているとまでは感じませんでした。

ただ、3級は実技の合格ラインが70%、準2級は75%だったのに対し、2級では80%に上昇することから、苦手なジャンル・足を引っ張る問題は極力作らないようにする、3級・準2級よりも、もう1段階綺麗な字を書けるようにすることが大事だと思いました。

なので、楷書・行書ともに、もう一度ひらがな・カタカナ・漢字の書き方を基本から練習しなおしました。

今回使用した一般のペン習字練習帳:1冊目
きれいな文字の書きかた〈書き込み式練習帳〉

「大人が学ぶ小学校の漢字」は、小学校で習う教育漢字(1006字)の練習ができますが、こちらは、ひらがな・カタカナの行書の練習や、ひらがなの連綿の練習もできます。
内容としては割と実用寄りという感じがしました。

練習帳はそのままだと使いづらいので、背表紙は切断してバラバラにします。
最初は紙を上に重ねて、写し書きでなぞることで、字体のバランスのとり方もつかめるようになります。

今回使用した一般のペン習字練習帳:2冊目
大人が学ぶ小学校の漢字」で、教育漢字の楷書体・行書体を一通り練習しておきました。


とはいっても、全部の漢字(約1000字)を練習するのではなく、ドリルや手引きで出題されている漢字をリストアップして、それらを重点的に練習するようにしていました。

解答用紙のサイズに合わせて練習をする

実技の練習については、「「硬筆書写技能検定」二級のドリル」と「合格のポイント」の例題を通して、出題形式に慣れます。

字そのものがある程度上手に書けることも大事ですが、解答用紙のサイズに合わせて、文字の大きさや間隔を整える練習をしておくのも大事です。
特に第2問の熟語、第5問のハガキと第6問の掲示文は、解答欄のサイズに慣れていないと上手く書けないです。

本番は手本なし・下書きなしでの一発書きなので、過去問や練習問題を通して、解答用紙に体裁よく収める練習が大事です。

解答用紙(硬筆書写技能検定練習用紙)は、協会のサイトで購入できますので、ドリルと一緒に買っておくといいです。

販売物一覧 硬筆書写技能検定練習用紙|一般財団法人 日本書写技能検定協会
一般財団法人 日本書写技能検定協会の教材『硬筆書写技能検定練習用紙』の一覧ページです。


私は3級受験の時に買った旧練習用紙が残っていたので、そのまま使いまわしましたが、今は各級ごとに練習用紙が売っているのですね。

練習用紙を買わなくても、ドリルの解答欄をコピーして使いまわすのもアリですが、練習用紙はそんなに高価なものではないので、1つは買っておいて損はないでしょう。

実技対策(第1問〜第5問各論)

実技練習:第1問対策

4分で約125字程度の文章を書きます。4分以内に全部書き終わらないと最低点になってしまうため、癖字でも下手な字でもいいから、とにかく時間内に全部書ききることが一番大事です。

まずは4分以内に書き終えられるかどうかを計測したうえで、時間が足りないようなら多少崩れてもいいから早く書く、余裕がありそうだったらもう少し丁寧に書いてみる、などの調整をするといいです。

実技練習:第2問対策


準2級と2級は、升目がついているので、そのマスのサイズに合わせて字を書けばいいのであまり大変ではありませんが、2級は1行につき10文字をバランスよく配置する必要があります。

あまりに字が大きすぎると下の字が窮屈になってしまうし、小さすぎると下のスペースが不自然に余ってしまう。
解答用紙には鉛筆での下書きも認められていない。

そこで練習の段階で、解答用紙のサイズを計測し、そこから逆算して二文字あたりのサイズを割り出し、普段からそのサイズで書く練習をしました。
(解答欄は1行につき縦19.3センチ・横2.0センチあります。)

いきなり目分量でバランスをとるのはなかなか難しいですし、文字の大きさも安定しないだろうから、数値的な目安を決めておいて、そのサイズに合わせた字を書くことに慣れておくのがいいと思います。
大きさや縦軸がそろっていれば、細部はイマイチでも、パッと見で整っている→綺麗に見えるからです。

実技練習:第3問対策



漢字は行書指定、平仮名は連綿で書いてもOK。
なので、連綿がある程度上手に書けるんだったら連綿で書いた方が、パッと見で達筆(そう)に見えますが、書けないなら無理して書かなくても大丈夫でしょう。

実技練習:第4問対策



こちらは漢字は楷書指定。
アルファベットや数字、カタカナが混じるのですが、個人的には英単語と数字が文末で切れてしまうのが嫌なので、途中で切れてしまわないように文字サイズや間隔を調整するようにしていました。

実技練習:第5問対策


ハガキの裏面の通信文を書く課題。

1行あたり概ね15~17字で体裁よく書きます。
解答用紙の枠がはがき大サイズなので、第1問~第4問に比べると、字のサイズはやや小さめです。

第5問は第6問とは異なり、鉛筆でレイアウト線が書けないため、課題文の前半が右半分のスペースに収まっていればOK(このままのペースで書き進める)、文章の半分をかいても右側1/3くらいのスペースしか使っていないようだったら適度に改行を入れてスペースを稼いでました。

実技対策:平仮名の連綿練習

準2級以上になると、仮名は連綿で書いてもOKになります。
(第3問縦書き・第5問ハガキの通信文)

連綿は書けるなら書いた方が見栄えがいいですが、書けないなら無理に書かなくてもいいです。
(準2級の時は書かなくても合格しましたし…)

もし仮名の連綿の練習をしたいのであれば、「きれいな文字の書きかた〈書き込み式練習帳〉(二玄社)」など、市販のペン字の練習帖を一冊練習してみると、連綿のコツがつかめるようになります。


また、平仮名の連綿の練習をもう少し掘り下げてやってみたい方には、こちらのペン字練習帖もオススメです。

くり返し使える魔法の練習帳付き! 思わず人に見せたくなる つづけ字・くずし字 ペン字練習帳

今回は時間がなくてあまり練習できませんでしたが…これは1冊ちゃんと練習すると、結構力がつきそうな感じがします。

学習法(理論)

2級の理論は以下の6問が出題されます。
第7問:筆順
第8問:旧字体と書写体
第9問A:草書を読む
第9問B:平仮名の字源
第9問C:漢字の部分の名称
第10問:常用漢字の字体

2級の理論は、準2級の内容+旧字体・書写体です。
「旧字体と書写体」は、旧字体5字と書写体5字を示して、常用漢字の字体(楷書)にしたものはどれかを選ぶ問題が出ます。

2級の理論は、準2級を経由して受験している人にとってはそれほど難しくはないと思います。
硬筆書写技能検定準2級 練習法
硬筆書写技能検定準2級の勉強法(練習法)についてまとめました。受験当日日記


まず言いたいことは、どの問題も、「「硬筆書写技能検定」2級のドリル」や過去問をちゃんと勉強すれば、問題なく合格点が取れます。
理論が原因で不合格になる人は、ノー勉の人を除けば殆どいないと思います。
ましてや現在の2級の理論はマークシートになっていますし、記述式の時代よりは難易度が下がっていす。

管理人は、理論問題に関しては、「ドリル」に赤ペンで答えを書いて、それを赤シートで隠してゴリゴリ暗記する方法でやってました。めっちゃ原始的(笑)


「書き順問題」では誤りの選択肢については正しい書き順を横にメモする、正しい書き順で書き取りの練習をする、といった工夫はしましたが、その程度です。


とはいえ、問題自体は単純なものが多いので、単純な暗記方法で大丈夫でしょう。

2級の理論で一番難しいと感じるのは、2級から新しく出題される「旧字体・書写体」よりは、「草書を読む」ではないかなと思います。多分3級・準2級も同じように感じると思いますが。

旧字体・書写体は常用漢字の楷書からある程度推測できますが、草書体は知らないと読めないものが結構多いからです。
3級は文章中の熟語なので文脈から単語を推測して答えられますが、準2級・2級の草書問題は、ただの4択問題です。
ほぼノーヒントで熟語を単発で読むため、読み方を覚えていないとキツイのです。

草書に関しては、まずはドリルに載っている問題の読みを一通り全部覚える。
楷書・行書に近い形のものはすぐ覚えられますが、楷書と全く違う形になるものは覚えづらいと感じると思います。
ドリルを一通り解いてみると、覚えにくい漢字がおそらく3~4割くらい残るでしょう。

覚えにくい字は、それらをピックアップして繰り返し覚える、読むだけでなく実際に書いて覚えるようにしました。

2級・準2級・3級では、読めさえすれば問題は解けますが、小学校で習う漢字の草書体については、一通り書く練習をするのもいいと思います。

教育漢字の草書体を約1000文字を書いてみると、偏や旁などはどのように変形しているのか、法則のようなものがつかめてくると思います。

★実技第6問目(掲示文)対策は別記事で書きました。

硬筆書写技能検定2・準2・3級 実技第6問(掲示文)対策
硬筆書写技能検定の第6問(掲示文)は、ほかの問題とは性格が違う(この問題だけは油性マーカーを使用する)ので、別記事で書くことにしました。★下書き(補助線)はどこまで書き込むのがよい?全く何も補助線を引かない人もいれば、キッチリと線を...


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