硬筆書写技能検定1級:第9問A(添削問題)対策~教育漢字の楷書体を重点的に練習する

この問題の指示では「つぎに書かれている漢字の字形について、初歩的段階の人を指導するつもりで添削しなさい。(添削の方法は、上の字の形の整っていない箇所に矢印をつけ、修正した形の字を下の□の中に書き入れること。例を参照。)」とあります。(画像は平成30年第1回過去問より引用)

第9問Aについては、過去問をコピーして、ノートに張り付ける→赤ペンで誤りの箇所の指摘(矢印)と正しい漢字を書き込んでいました。(平成19年第3回・平成20年第1回過去問より引用)

本試験では、上の漢字のまずいところに矢印を書き入れて、下の□に修正した形を書き入れることとなっていますが、問題を解くときは修正版の漢字に矢印を書き込んでました↓

ところでこのノートを作ってる最中、そもそも自分自身が楷書体で整った字が書けないと、正しい字体の指摘ができないと思いました。

過去問の出題実績のデータを取ると、この添削問題については、小学生レベルの漢字と楷書体しか出題されないようでしたので、「大人が学ぶ小学校の漢字」の練習帳をもとに、楷書体の基礎点画を重点的に練習しました。

とはいっても、結局は過去問を10年〜20年分集めて、実際どの漢字が多く出題されているのか、どのような間違いが多くて、実際どのように訂正しているのかを知るのが手っ取り早いです。

出題の傾向を把握した上で、自分自身も楷書の基礎点画を定期的に復習していくようにすれば、この問題は十分得点源にできるようになります。

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準備編
硬筆書写技能検定1級で使用した教材・書籍・筆記用具
独学でも硬筆書写技能検定準1級・1級に合格するコツ
硬筆書写技能検定1級対策:書体字典検索の時間を短縮するために工夫したこと(excelにデータを入れる・常用漢字の順番に並べ替える、等)
各問題ごとの対策・練習法
①・硬筆書写技能検定第1問(速書き)対策~正しい書き順の復習と、行書の練習を重点的に行う。時間を測って過去問を練習する。
②・硬筆書写技能検定準1級&1級・第2問で草書体が書けない時の対処法~知ってる漢字を組み合わせて書く、行書を草書風に崩して書く(絶対に空欄のまま答案を出さない!)
②・硬筆書写技能検定1級・第2問対策 草書体はどこまで覚える必要があるのか?
②・硬筆書写技能検定第2問(3級・準2級・2級・準1級・1級)学年配当別の出題割合を比較してみた!
③・硬筆書写技能検定第3問(縦書き・行書)対策〜連綿は入れられるなら入れたほうが映えるけど、無理に入れなくてもいい
④・硬筆書写技能検定第4問(横書き・楷書)対策〜悪い評価がつく人が少ないからこそ、確実に評価4以上は取れるようにしたい
⑤・硬筆書写技能検定1級:第5問(漢詩)対策~書体はどれでもよいけど、旧字体と書写体を織り交ぜて書くと味が出る
⑥・硬筆書写技能検定第6問(掲示文)~コピックを使うなら本番までに十分慣れておいたほうがいい(決して万人向けのペンではない)
⑦・硬筆書写技能検定1級:第7問AB(旧字体・書写体)対策〜双方に跨って出題される漢字に要注意
⑧・硬筆書写技能検定1級・第8問A(草書の読み)対策~直近の過去問と硬筆2級のドリルの字形でインプットする
⑧・硬筆書写技能検定準1級・1級 第8問B:古筆(仮名)対策〜よく出る変体仮名の読み方を覚える。
⑨・硬筆書写技能検定1級:第9問A(添削問題)対策~教育漢字の楷書体を重点的に練習する
⑨・硬筆書写技能検定1級:第9問B(書道史)対策~ダミー選択肢の筆者も覚える、図版と一緒に覚えると効率がいい
⑩・硬筆書写技能検定1級:第10問B(歴史的仮名遣い)対策〜中学生・高校生用の古文の参考書を読む、過去問で誤りパターンを覚える

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