硬筆書写技能検定の第6問(掲示文)は、ほかの問題とは性格が違う(この問題だけは油性マーカーを使用する)ので、別記事で書くことにしました。
★下書き(補助線)はどこまで書き込むのがよい?
全く何も補助線を引かない人もいれば、キッチリと線を引いて、文字を書くところに○を全部書き込む人もいます。
これはどのやり方が正しい、っていう絶対的なものではないですが、私は定規と鉛筆で線を引くだけにとどめていました。
字を書くところに○を書いちゃうと、○を書いた数だけ消しゴムで消すのが面倒くさくなるのと、字数を数え間違えると、ペンで書き始めた後に気づいたら取り返しがつかなくなってしまいます。
(練習の時に文字数を数えまちがえて失敗したことがあります)。
あと、当然、縦長の字・横長の字・大きい字・小さい字があるため、単純に同じサイズの○を書くと、かえって字の大きさがバラバラになってしまいます。
それなら字形を考慮して○を書けばいいのかもしれないけど、今度は○の大きさを試行錯誤をすることになるんだろうから、それもまたちょっと面倒くさい…と思い、線を引くだけにとどめるようにしました。
ただこの書き方に落ち着いたのは単に私が面倒くさがりでせっかちな性格だから…というのもあります。
大中小の○で文字の配列のレイアウトしてから清書した方が書きやすい(安心できる)と思う人はそうすればいいです。
でも「○とか鉛筆で書いてるけどなんか面倒くさいな~億劫だな~」と感じている人に対しては、そこまで下書きにこだわらなくても大丈夫だよ、と言いたいのです。
★第6問・掲示文課題で使用した定規
管理人はステッドラーの定規方眼 カッティング 30cmをつかっていました。
・長さは30センチ欲しい
掲示文課題は解答用紙が縦のB4サイズ(257mm × 364mm)なので、定規は30センチが一番使いやすいと思います。
18センチや20センチだとちょっと足りないし、40センチや50センチは、長すぎてかえって使いにくいように感じます。
・方眼メモリがついている
平行の線を引きたいけど、三角定規を持っていくのも面倒くさいので…。
厳密に製図をするわけではないので、簡単にサッと平行の線を引くなら、方眼メモリがついている定規が使いやすいです。
・無色かつ透明
定規の下の文字や線を確認しながら線を引ける方が便利です。
色付きや竹の定規じゃなくて、無色のプラスチックがお勧め。
・定規の端から目盛りがスタートしている(目盛りの横に余分なスペースがない)
誤差なく長さを測るなら、余分なスペースはない方がより正確に測れます。
ミリ単位で厳密な製図をするわけじゃないけど、紙の端と定規のゼロの目盛りにちょうど合わせるのは意外と神経を使うところだと思うので。
・真ん中にゼロの目盛りがある
別になくても問題はないと思いますが、真ん中にゼロがあると紙の中心の確認がしやすかったので便利でした。
★(邪道?)解答用紙に下書き線を引いてコピーを取る!
鉛筆で線を引く→清書後に線を消す作業があまり好きじゃなかった(消しゴムのカスが大量に発生するのが煩わしい…)こと、鉛筆→清書→消すまでの一連の時間も結構かかって練習効率が悪いな…と思っていました。
なので、3級・準2級を受験したときは、掲示文課題の練習は2~3枚程度しかやらずに本試験を迎えた記憶があります。
そこで、私は2級の練習の時は、レイアウト線を鉛筆で引いたB4サイズの解答用紙をコピーして使いまわしていました。
↓
2級は2パターンあるので2つ作成(過去問では殆ど50ミリパターンでの出題でしたし、本番も2文字パターンでした。)
コピーした用紙を使いまわせば、下書きと消しゴムかけの作業はしなくても済むので、字を書く練習を集中的にすることができます。
掲示文課題は、油性ペンで字を書くこと(ボールペンや万年筆とも勝手が違います)、B4サイズの紙に体裁よく字を割り付けるのに慣れることが大事です。
鉛筆でレイアウトの下書き線を書くコツは数枚書けばなれますので、練習ではコピーした用紙を使いまわして、油性ペンで字を書く練習を多く取ってみてはいかがでしょうか。
(管理人はゼブラのマッキーを使ってました)
ちなみにこの方法だと「試験本番で上手く鉛筆でレイアウトができるかどうかが不安」という方は、本番前に下書き→清書→消しゴムかけまでの一連の流れを復習しておけばいいのです。
コメント
miwa様 書写検定勉強法のコメント、大変参考になります。有難うございます。
そろそろ、申込みを思い検定HPへ入りましたところ、『6月21日の試験中止、11月の試験でお待ちしております。』との事。う~・・!!
受験出来たところで、行書の基本習得がまだまだ足りないので、記念受験の可能性もあったので、ある意味『天の声』かも?
これから夏(社労士)、秋(宅建や行政書士)の陣と大型(難関)資格を計画されている方は、悩ましい時期になりますね。環境はどうあれ、準備は粛々とですね。ではでは。
ゴールドファイラーさん
そうそう。6月の硬筆・毛筆書写は残念ながら中止になってしまったのですよね…。
秋の試験の頃までにはコロナが落ち着いているといいのですが(そうじゃないとコロナじゃなくて経済的理由で死ぬ人が急増しそうだし)、6月下旬〜7月はまだちょっと読めないのかなぁと思います。
東京はこのまま新規の患者数が減って、退院者や回復者が増えてくれるといいんですけどね。