硬筆書写準1級の第5問では、a仮名・b漢字かな交じり文・c漢詩の3つから、一つを選んで回答します。
私はこの問題については、最初はbの漢字かな交じり文を書こうと思っていましたが、診断テストの結果を受けて、cの漢詩に切り替えました。
というのは、漢字かな交じり文は、詩文の長さが毎回異なるけど、漢詩は毎回10文字が出題されているからです。
漢字かな交じり文は、当日どういう詩文が出るかによって、適切な枠の大きさや余白の取り方が変わる→余白の取り方(または枠の高さの位置の調整)を失敗するリスクがありそう。
でも、漢詩だったら、少なくとも準1級では漢字10文字と毎回固定されている→練習の段階で、枠の大きさ・枠の位置・枠内と枠外の余白・漢字の大きさを決められる。
そんなわけで、漢詩一本でいくと決めた以降は、練習用紙にあらかじめ長方形の枠を書いておく→それをコピーして、その枠内に10文字をバランスよく書く練習をやっていました。
枠線をどこに書くか、その位置とサイズが決まったら、あとは漢字の練習に集中できます。
また、この課題は、自分の得意とする形(書体・書きぶり・布置など)で書く課題で、枠の大きさ・縦横の割合を考え、鉛筆で外枠を囲った体裁の良い形に仕上げること、という条件が付いています。
※鉛筆の枠線を書き忘れると規定違反になります。
普段書いてないと本番でウッカリ書き忘れるかもしれませんので、試験の直前期は、鉛筆で枠線を書く練習も何度かしておくといいでしょう。
書体は自由なので、私は準1級の時は行書と草書を半々くらいの割合で書いてました。ただ、毛筆1級の自由作品では、行書と草書の混在はあまりいい評価がされないと小耳に挟んだため、硬筆の自由作品についても、行書で書くなら行書、草書で書くなら草書に統一した方が、無駄な減点はされないかもしれません。(ちなみに2023年1月の硬筆1級では、無駄な減点のリスクを減らすべく、楷書体で漢詩を描いてました。)
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