建設業経理士1級 独学者のための勉強法① 科目別得点計画

建設業経理士1級の勉強法について、まとめてみました。

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どんな試験?

建設業振興基金が主催する検定試験です。
1級・2級(建設業経理士)と3級・4級(建設業経理事務士)に分かれています。
9月(上期)と3月(下期)に試験が行われ、上期では1・2級、下期では1~4級の試験が行われます。

2・3・4級は100点満点中70点以上で合格です。
1級は財務諸表・財務分析・原価計算各科目につきそれぞれ100点満点中70点以上で合格です。3科目合格すると1級合格となります。
なお1級は科目合格制となっており、科目合格は5年間有効です。

勉強法について

使用教材

・ネットスクール社 建設業経理士1級 出題パターンと解き方(財務諸表・財務分析・原価計算1冊ずつ)
・ネットスクールHPからダウンロードできる合格ポイント集(パタ解き購入特典)

※ただ私が持っていたパタ解きは、2011年9月・2012年3月試験対策用(収録されていた過去問題が第2回~第9回まで)だったので、建設業振興基金HPより第10回・第11回・第12回・第13回の過去問題を、大栄教育システム社より解説付き解答速報をダウンロードした。

日商簿記2級以上をもっている人で日商簿記1級または全経簿記上級の内容をかじったことがある人ならば、この3冊をやるだけで十分合格点が取れます。

ただ、財務諸表理論問題の対策には少し心もとない感じがしたので(*合格点はとれるけど、余裕をもって合格点をとるには足りないという意味で)、日商簿記1級・全経簿記上級用の理論対策本(例えば、究極の会計学理論集 日商簿記1級 全経上級対策)が一つあると安心できると思います。
財務分析と原価計算についてはパタ解きだけでも十分です。

勉強期間

日商簿記1級・全経簿記上級の勉強の合間にやっていたので、正確なところは不明。
建設業経理士1級の問題集を解いていた期間だけカウントすると、3科目合わせて1ヵ月半ほどだったと思います。
(管理人のスペック:日商簿記2級全経簿記上級銀行業務検定財務2級持ち)

日商簿記2級は持っているけれど、日商簿記1級・全経簿記上級の勉強経験がない方の場合は、1科目につき1ヶ月~2ヵ月かかるとみて勉強した方がいいと思います。

試験はいきなり1級から受けることも可能ですが、1級を受けるなら日商簿記2級か建設業経理士2級のどちらかは持っていたほうがいいと思います。
簿記の知識がゼロの状態から1級受けるのはかえって遠回りになりそうです。

まぁ簿記知識ゼロのところからいきなり「1級を受けるぜ!」って人はまずいないと思いますが…。

各科目のごとの勉強法と得点計画

財務諸表

第1問目~理論記述 20点
第2問目~理論穴埋め(語群選択) 14点
第3問目~理論正誤問題 18点
第4問目~個別論点計算問題 12点
第5問目~精算表の作成(決算整理事項) 36点

財務諸表は、日商簿記・全経簿記検定の商業簿記・会計学を合わせたような試験です。

この科目での建設業経理特有の論点は、建設業会計の特徴・建設業独自の勘定科目(未成工事支出金・完成工事原価・完成工事高など)を覚えることと、共同企業体(JV)に関する仕訳・計算問題くらいです。

第4問目の計算問題・第5問目の精算表で出題される決算整理事項は、全経上級・日商1級で出題される論点(その他有価証券・外貨換算・税効果会計・退職給付引当金・キャッシュフロー計算書・連結会計・デリバティブ会計・ヘッジ会計・減損会計・リース会計・資産除去債務など)が出ます。

よって、日商1級または全経上級の勉強をしている人にとっては簡単だけど、そうでない人にとっては全経上級・日商1級の商業簿記と同じくらい覚えることが多くて大変だと思います。
計算問題は日商1級・全経上級に比べればずっと簡単で捻りが少ないので、覚えればすぐに解けますが、新たに覚える知識量がかなり多いと感じると思います。

またこの科目のもう一つ厄介な点は、理論だけで50点分の配点があるところです。
特に第1問目の理論記述は過去問を見るとわかるように、回によって難易度の差が大きく、また的も絞りづらいです。
だからといって、第1問目理論記述対策に多大な時間を使うのは不毛です。

・理論第1問目については、過去に出題されたテーマは最低限おさえる。第2問・第3問の理論問題で出題されたことのある論点を文章記述で想定して解く。
それ以外の問題が出たら何かそれらしきキーワードを入れて部分点がとれればいいと割り切る
・理論第2問目・第3問目対策は、テキスト+(パタ解きの購入者特典の)合格ポイント集を使って練習する。
・第1問目で点数が殆ど期待できない分は、第4・5問目の計算問題で満点を狙って勉強する

というのも手です。
計算ミスが許されないのはちょっとプレッシャーですけど、日商1級・全経上級受験生はこの手を使うと案外ギリギリでも合格点に滑り込めるもんです。
(自分もそのクチです。ギリギリでしたけどw)

どうしても理論が不安、確実に合格点がとれないのは困る!もう後がない!という人は、日商簿記1級・全経簿記上級用の理論用テキスト(ポケットサイズのもの)を一通り読んでおけばいいでしょう。

出題範囲は広いけど、広いからといってむやみに手を広げすぎると今度は他の第2問~第5問が手薄になってしまいます。ワンパターンな第5問を最優先に、得点の取れそうなところで稼ぐのがベターです。

財務分析

第1問目~理論記述 20点
第2問目~理論穴埋め(語群選択) 15点
第3問目~財務分析個別計算問題(財務諸表穴埋め推定問題) 20点
第4問目~財務分析個別計算問題(生産性分析または損益分岐点分析) 15点
第5問目~財務諸表分析計算・穴埋め(語群選択) 30点

日商・全経の会計学と原価計算の一部と被るものの、日商・全経ではあまり見ないパターンの問題が多いです。
どちらかというと、銀行業務検定の財務2・3級に近いと感じました。

また、財務分析指標も建設業ならではの勘定を考慮して計算する必要があるので、日商・全経の受験生がノー勉で試験を受けるとまず間違いなく落ちます(苦笑)
というか財務分析の計算問題は銀行業務検定財務2級よりもキツいです。

ただ、建設業経理士用の勉強が必要な科目ではあるものの、財務諸表に比べると理論問題対策で覚えるべきことはそんなに多くはないです。
建設業経理ならではの財務構造の特徴、分析手法の特徴や分析の目的・必要性・公式等をきちんと覚えてしまえば、問1の記述も問2の穴埋め選択も十分対応できます。

よって、勉強をすればするだけ確実に得点を重ねられる科目でもあります。
財務諸表ほどに覚えるべきことは多くはなく、第3・4・5問の計算問題は出題パターンが決まっているので、過去問題集をきちんとやりこんで慣れれば確実に得点できるようになります。
なので第1問・第2問理論問題と第4問計算問題のパターンが数パターンあって的を絞りづらい財務諸表に比べると、70点以上をとるのはそれほど難しくないと思います。

とはいっても、第1問目・第2問目の理論問題は回によって難易度差があるので、確実に合格したいのなら、パターン化が決まっている第3・4・5問の計算問題をできるだけ取りこぼさないこと、特に第3問・第4問・第5問問1の財務分析計算問題では満点をとるつもりで勉強することが大切です。
(と言っている自分は問5の比率計算で2~3問ロスってたけどなw)

なお、端数処理指示がない財務分析計算問題で端数がでたら、殆どの場合計算ミスをしているので必ず検算しましょう。
(自分はそれで第3問財務分析穴埋め・第4問の損益分岐点計算や生産性分析での計算ミスを発見しました。)

また、第3問の分析では期中平均値を使用する問題も便宜上期末数字で計算するのですが、第5問では期中平均値を使用するものと期末数値を使用するものの使い分けをしなければなりません。
そういう意味では、第3問の解き方パターンがある程度把握できたら、第5問の練習を重点的にしたほうがいいでしょう。

原価計算

第1問目~理論記述(150字~300字)20点
第2問目~理論穴埋め(語群選択)10点
第3問目~計算問題14点
第4問目~計算問題16点
第5問目~工事原価計算40点

日商・全経でいうところの工業簿記・原価計算を合わせたような試験です。
3科目の中では一番難易度が低い科目です。
私が24年9月に受験したときも、火薬類取扱保安責任者試験からなんとか1週間で合格ラインまで持っていけた科目です(笑)
まぁ合格率も4割超とかなり高かったラッキー回でしたけどね。

3科目の中で一番難易度の低い理由は、(財務諸表・財務分析とくらべて)覚えるべき理論問題の論点が少なく、対策がしやすいことと、計算問題のウェイトが高い(70点分ある)からです。

計算問題も新たに勉強する論点といえば、仮設材料費、社内センター制度・社内損料制度、工事別原価計算(*外注費を独立した項目として扱う)くらいなので、覚えることはそれほど多くないです。
また、総合原価計算が出題されたとしても、仕損や減損を計算する問題は殆ど出ないので全然難しくありません。

工事原価計算は(建設業の特性上)個別原価計算がメインとなります。この問題では外注費や経費の扱いが引っ掛けポイントになってるので、そこに気を付ければ大丈夫でしょう。

個別原価計算については、日商・全経の受験生にとっては若干手薄になっている分野かもしれませんが、論点としてはそれほど難しくなく、計算問題もヒッカケが少ないです。
計算問題に関しては、過去問題集を数パターン勉強すれば十分満点が狙えます。

<参考 建設業経理士対策講座のある資格スクール>
資格の学校TAC<簿記検定>各種コース開講
合格目標 建設業経理士1級 独学道場【3科目】フルパック

ネットスクールWEBショップ
建設業経理士1級合格セット

簿記 <資格の大原>日商簿記・全経簿記

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コメント

  1. 駄目夫 より:

    こんにちは。合格、おめでとうございます。そして、詳しい勉強法、ありがとうございます。
    私は、去年2級合格してから、なかなか1級へ挑戦できていません。どの科目にしようか、何科目を…、と考えているうちに、いつも締め切られてしまいます。ああなるほど、2科目の後1科目という考え方があるのですね。私は、いつか難関の日商簿記1級がほしくて、会計の資格を取りまくっていたのですが、今年やっと日商簿記2級を取りました。経理士1級が日商の役に立つと思い、こちらを参考にして挑戦してみたいと思います。

    • miwa@管理人 より:

      >駄目夫さん

      ありがとうございます!
      科目合格の有効期間が長いので、焦って3科目一気に受けなくてもいいんですよ。
      一発で全部取るのは中途半端に終わる危険性もあるので、ある程度まとまった勉強時間がとれる人か、簿記1級クラスの資格持ちの人以外は、1科目ずつか2科目・1科目に分割して受けたほうが省エネで合格できるように思います。
      既に2級をお持ちなのでしたら、一般会計と建設業会計の勘定科目の違いについても理解できてると思うので、その辺は割とスムーズに勉強できるのではないですかね?

  2. ma-bo より:

    はじめまして、ma-bo といいます。1級の勉強法、参考にさせていただきました。
    実は明日、建設業経理士の2級の試験日です。過去問では80,90点台なので大丈夫とは思いますが。それよりも月曜になればすぐに1級のうち二科目、勉強に入ります。通信講座大好き人間なのです。今日、大原の財務分析の教材届きました。そのあとtacの原価計算を申し込む予定です。結局、勉強、大大っ嫌いなので、通信講座に後押ししてもらわないと怠けるのです。 でも、資格試験は13連勝中でした。日商簿記2級から始まり、電気工事士の筆記まで。でも本当に不器用なので技能試験で予想通り落ちました。今、理由あって無職なので時間あるから漢検と甲種危険物もしています。 学生時代は理系はトップクラスでした。国語もできる理系人間だったので漢検もしているんです。 40代後半ですが、理系+国語に関しては試験会場にいる現役君たちには負ける気がしません。

    • miwa@管理人 より:

      >ma-boさん
      はじめまして、コメントありがとうございます。
      建設業経理士2級はいかがでしたか?
      次は早速1級を予定されているようですが、建設業経理士は科目合格の有効期間が5年あるので、実際に勉強してみて厳しそうだったら、1科目ずつor2科目+1科目でもよいかなと思います。
      少数派ですが、3科目一発合格っていう人もいるにはいるんですけど、現実はなかなか大変なので…。
      電気工事士の技能試験は残念でしたね。基本的には13課題全てがちゃんとできたら大丈夫なのですが、実技ゆえに水物っぽいところもありますよね。

      • ma-bo より:

        miwaさん、こんにちは。
         無事、受けてきました。今回は第5問目で新論点が出た以外は比較的易しめだった
        と思います。退職給付引当金の期末自己都合要支給額を計上・・・??? 過去問
        を第11回から23回までやったのだけど、なかったなあ。よく読めばわかったはず
        なのに私は間違えてしまいました。 しかも仮設材料費のすくい出し方法も間違っている。 (材料貯蔵品)*** (未成工事支出金)*** なのに貸借逆にしている。
        でも、他の4問は間違えようのない出来だったので多分通っている。
        1級はとりあえず、教材の来ている財務分析だけまずやってみます。

        来月は危険物の乙3,5を受けます。本当は7月にあったのだけど、呉市は災害ひどかったから3か月も延びたのです。

        電気の技能試験は、欠陥がどこだったかわからないので あまり対策のしようが
        ないですね。 13課題全てを4回以上やったのにね。

      • miwa@管理人 より:

        >ma-boさん
        >退職給付引当金の期末自己都合要支給額を計上・・・??? 
        私も・・・???となってしまいました(笑)
        調べてみましたところ、「期末自己都合要支給額:期末において、全従業員が自己都合で退職すると仮定した場合に、退職金規定等に従って計算される支給額合計」だそうですよ。

        電工の技能試験は、完成はしたけど欠陥があっての不合格なのか、それとも未完成で不合格だったのか、にもよりますね。
        もし前者なら、欠陥の判断基準(http://www.shiken.or.jp/candidate/handankizyun.html)を見ながら一つずつ検証していく、未完成なら特に時間がかかる作業を重点的に練習する・作業工程の中での無駄時間を減らす工夫が必要かと思います。

  3. ma-bo より:

    こんばんわ、miwaさん。
    わかってたらでいいんで教えて下さい。

    建設業経理士1級ではtacや大原の通信講座を購入しているんですが、(勉強自体は
    日商簿記1級を先行させているので、少なくとも6月の試験以降の話ではあるんですが・・・・)なんだか手抜きとは言いませんが、日商簿記ほど手を要れていない感じ
    なので市販のテキストを副読本で手にしたいのですがいいのはありますかという質問
    です。 上記のパタ解きってどうですか? いつも行く書店には建設業経理士の本な
    んてわずかです。私の住んでいる市では一番大きな書店なんですが。tacのすっきり
    わかるシリーズとよくわかるシリーズしかありません。(tacのスッキリとよくわかる
    シリーズの合格テキスト&トレーニングと 合格するための過去問題集しかありません
    。そのなかで過去問だけはは購入している)
    建設業経理士の本が少ない
    というよりネットスクール社の本が少ないというより置いていないんじゃないかと
    思います。だって、日商簿記の方にもなかったし。大都市H市に行った時もなかった
    ような気がする??? amazonとかネットスクール社のhpで購入すればいいのでは
    と思うかもしれませんが、やっぱり実物を書店で最初から最後までじっくり読んで
    対象とも比較して一冊だけを購入したいのです。amazonのなか見ではちょっとしか
    見れないし。 ということでしょうもない質問ですが・・・。 (スッキリか合格
    テキストかパタ解きかあるいは他の?)

    余談ですが、もともと建設業経理士ごときで高い通信講座を購入する頭はなかったので
    すが、親しい知人に日商簿記を教えたり譲ったりもあるので、それなら建経もという気持ちで購入しました。

    あと、財務諸表や原価計算の理論対策は日商簿記1級の教材でも勉強できると思い
    ますが、財務分析の理論については例の通信講座では心もとない気がします。

    • miwa@管理人 より:

      >ma-boさん
      建設業経理士は日商簿記に比べるとマイナー種ということもありますからね…。
      日商簿記は受験者が多いのでドル箱→その分各社も教材作成に力を入れているけど、マイナー種はどうしてもその辺が手抜き感が否めない。
      たぶん全経簿記や農業簿記、ビジネス会計検定を受けるときも、きっと同じように感じると思います。
      私はネットスクールのパタ解きで1級を取得しましたが、これから教材を買うということでしたらパタ解きはお勧めしたいですけども、すでにTACの教材が手元にあるんだったら、それで十分では?と思います。
      副読本は日商簿記1級のテキスト類で補充できます。
      日商簿記1級の勉強を先行させているのであれば、ある程度勉強が進むことで、建設業経理士の学習内容も理解できるようになると思いますよ。
      財務分析は、どちらかといえばビジネス会計検定や銀行業務検定の財務2級などが参考になりますね。
      日商簿記1級では、原価計算のところでたま~~にROI(投下資本利益率)やRI(残余利益)の出題がある程度ですので。

      • ma-bo より:

        tacの教材もありますし、日商簿記1級のテキストもありますので、確かにそれで
        いいかなと思います。 それにしても総合原価計算は1級となるとかなり深掘りして
        いますね。実際に製造系企業ではこういうの役立っているんでしょうか?

        ちらっと全経簿記の話が出ましたが、日商簿記とはまた少し違った出題形態ですね。日商1と全経上級が 似通っていると言われますが、日商2と全経1はかなり異なっているような気がします。 全経1の工業簿記の総合問題は 難易度は高いわけではありま
        せんが、ボリューム満点で解きごたえがありました。例えば過去問集でいうと168回、175回の第4問とかです。157回第4問(組別総合原価計算)なんて最初は90分かかりました。3回目で40分まで短縮できました。

      • miwa@管理人 より:

        >ma-boさん
        総合原価計算も、2級は度外視法しか出ませんが、1級は非度外視法が出てきますからね。
        標準原価計算でも仕損のある場合とか。更に深く突っ込んでくる感じです。
        あと工程間に在庫がある工程別総合原価計算とかね。
        全経の1級は受けていないのでわからないんですが、全経の上級と1級は、会計学と工業簿記は結構傾向がちがうなと思います。
        工業簿記は総合原価計算中心(日商は標準原価計算のほうが多い)ですし、会計学は理論問題のウエイトが高いという印象です。
        とはいっても、全経は、日商に比べると、問題の作りが素直なので、過去問を複数回繰り返して暗記のゴリ押しでもどうにかなったりします。
        (それで切り抜けてきたから、今苦労している…のかもしれない)

  4. ma-bo より:

    結局、建設業経理士は1科目ずつ受けることにしてました。来月は原価計算の試験です。
    でもそうしてよかった。体力のある頃は一日4種類の勉強してました。全経1(工)、相続税、2電工、乙4とか。それはさすがに無理があって。そして得た結論は一日二科目、午前に一科目、午後に一科目、これで大丈夫でした。 ただ、人間、欲があって、
    消費税入れちゃえ、日商1入れちゃえ、という感じで3科目にしてweb講義について
    いけず総崩れになること何回もあって。更に50歳目前にしてバイタリティ落ちて、体力
    落ちて、今は建経1の原価計算しかやっていません。

    でも、原価計算でこれほど悪戦苦闘するとは思いませんでした。もう3か月勉強している
    のに、まだ合格ラインまでいってないのです。日商2級(工業簿記)合格+日商1級工業
    簿記かじったことありなので、損料計算とか複数基準とか連産品ぐらい力入れれば 大
    丈夫と思っていました。 でもmiwaさんが受けたころの原価計算と最近とでは出題傾
    向はがらっと変わりました。 正確に言うと16回あたりから変わりました。第3問は
    損料計算固定、第4問は意思決定固定になりました。 意思決定といっても出題パターン
    が色々あり、全部網羅するには相当時間がかかります。キャッシュフローやタックス
    シールドとか初耳です。 この第4問は第16回から第25回まで(第17回の部門別計算
    を除き)連続で意思決定が出題されています。 それに気づくのが遅かった。
    それもそう、問題集には意思決定会計の問題はありません。
    テーマ15経営意思決定の特殊原価分析とあって、問題編にはテーマ14、15に関する
    問題はありませんと書いてある。 あー、じゃあ出ないんだと思った。過去問も
    昔のしかないから出ていない。ということでした。
    なんちゃら原価計算というのは出る幕はなくなっているようです。
    最近、日商簿記の出題範囲が変更されましたが、建経1でもそんなことあったのかな?
    (ちなみに日商簿記はH28頃に受けてるから段階的変更の真っただ中でした)

    • miwa@管理人 より:

      >ma-boさん
      1日4種類はキツいですよ~!
      頭で考えているうちはいろいろ欲張りたくなる気持ちはわかりますけど、現実はその7~8掛けくらいまでできれば十分上出来だと思いますよ。
      原価計算の過去問、見てみました。
      今は意思決定会計も出題されているんですね。
      日商簿記1級・全経上級の原価計算では定番問題なので、日商or全経持ちの人にとっては「あー意思決定会計も出るのね」くらいの受け止め方かもしれないけど、初めて勉強する人にとっては、いきなりタックスシールドって言われてもちょっと困りますね(苦笑)。
      ちなみにタックスシールドについては、
      ・現金収入(売上)・現金支出費用は、収入または費用に(1-法人税率)を掛けて、キャッシュ・イン・フローまたはキャッシュ・アウト・フローに計上する。
      ・現金非支出費用(減価償却費)は法人税率相当分を掛けて、キャッシュ・イン・フローにプラスする
      (例:減価償却費が100万円で法人税率が30%だとしたら、100×0.3=30万円をキャッシュインフローに計上する。)
      …といった具合に、器械的に覚えてしまうといいと思います。

  5. ma-bo より:

    こんにちは

    原価計算ですが、ようやく合格圏内に入ってきました。あと1週間ちょっと、頑張れば
    合格できるかもしれないです。ちょっと補足が何点かあります。

    ・材料台帳 値引きと割引
     第5問で最近は必ず材料台帳を作成しなければいけない問題が出ます。値引きが
     大体出ましてこれには単価の修正が必要ですが、回によっては割引が出ています。
     これには掛けから引きますので単価の修正や金額の修正は必要なく、試験的には
     何も考慮しなくていい。

    ・端数処理
     計算の過程で端数が生じた場合は円未満を四捨五入すること。と書いてあります。
     過程とはいったいどこ? 人によって違うかもしれません。
     配賦率が端数になった、そこで円未満を四捨五入してはいけません。(但し配賦率に
     ついての端数処理が指定されている場合はそれに従う) 配賦率に配賦基準値を掛け
     て配賦額が出ます。ここで端数処理するのが正解。 私の場合はもっと先でして
     しまった。問題はA,B,Cの配賦総額を求める問題で一気にそれを電卓でやってしま
     って、配賦総額で端数処理をしてしまった。これも間違いです。 

    ・やっぱり意思決定がもんだいか?
     建経1級では業務的意思決定か設備投資の意思決定の2種類のどっちかが出ます。
     後者はパターン化して解ければ難しくはありません。図で考えればわかりやすい
     です。右にCIFを書いて左にCOFを短く書いてその下に減価償却費を横長に書いて
     その下に左が1-t,右がt。年々のキャッシュフローは逆L字型の分,タックスしー
     ルドは減価償却の右の部分、・・・miwaさんのかいていることと同じですね。
     で、私は業務的意思決定の方がまだマスターしてないです。リース会計が出てるけど
     どうすんだっけという感じです。

    あの、朗報を書きます。 さっき10時の時に漢検の合格発表がありました。
    漢検2級 合格しました。 やっとひとつ漢字は済んだって感じです。

    もうひとつだけ、朗報ですが・・・。
    第二種電気工事士の技能試験、合格しました。
    最初にランプレセプタクルをやったんですが、素子間きょりが250のところを間違って
    150でやってしまいました。この時、もう作業を中止しようと思いました。でも数十秒
    愕然としていましたが、そういえば50%以下で欠陥だったな、60%あるから 大丈夫か
    と思い直し、作業続行しました。不器用でも通るんだなとこの時ばかりは普通の合格
    よりもうれしかった。

    遅ればせながら、日商簿記1級合格おめでとうございます。
    今はちょっとあれなんで、またいろいろ読ませてもらえます。

    • miwa@管理人 より:

      ma-boさん
      計算過程で端数処理をするときは、電卓でイコールを押すたびに端数を処理する…という感じですかね。
      それこそ、意思決定会計(設備投資)で、投資案の現在価値総額を計算するとき、年度ごとのキャッシュフローに割引率をかけるじゃないですか。
      その時は結構な確率で端数が出ると思うんですが、その端数は四捨五入(あるいは切り捨て)してから、総額を計算する、ということですよね。
      逆に最後の数字で端数を処理するときは、年度ごとのキャッシュフローでは端数処理をせず、合計値で端数を処理します。
      このパターンの場合は、メモリーキーやGTキーが使えないと面倒くさいですね。
      二電工技能試験、合格おめでとうございます。
      250と150だったら、ぎりぎり?なんとか許容範囲なんですよね。
      さすがにこれが100とかだったらダメなんでしょうけど。
      不器用な人でも、時間内に完成させられるように練習すれば受かる試験です。

  6. ma-bo より:

    どっちが間違っている???

    先ほど、建設業経理士の解答速報が出ました。1級原価計算です。大原だと62点で
    不合格、ネットスクールだと72点で合格。
    違いは第二問の5が大原だとA、ネットスクールだとB,第4問の問1が大原だと1350000で
    ネットスクールは50000です。

    今回、しばらく続いた傾向が一部変わりました。第4問は自製か購入かの意思決定は
    今まで通り、第3問で出るはずの損料計算が原価比例法による進行基準になって
    ました、初めて出るような問題パターン、でもよく考えれば易しめの問題でした。
    第5問は今までどおりのパターン。第二問の正誤問題は少し難しかったかもしれません。
    第一問の記述も難しめのテーマ。私は白紙でした。

    そもそも日商簿記1級工業簿記・原価計算とどっちが難しいのだろう。それは日商1に
    決まっていると言われるかもしれませんが、合格しやすいかどうかは 自分としては
    日商1のほうかもしれません。 理系の私としては、理論記述の20点はどうしても
    0点です。第二問の正誤・語群選択でも5点ぐらいしかとれないので 合格するには
    5点しか落とせない。 でも日商1では30点まで落とせる。
    甲種危険物よりも電験三種のほうが合格しやすいと思っている自分ですから。

    • miwa@管理人 より:

      >ma-boさん
      建設業経理士試験お疲れさまです。
      大原とNSで解答速報が違うっていうのはちょっと困ってしまいますね…。
      ただ、もしかしたら、数日後に解答が変わる可能性もあるかもしれませんので、また時間をおいてから確認されてはいかがですか?
      どっちが難しいか?というと、それは比較するまでもなく日商簿記1級だと思います。
      論述20点の面倒くささを割り引いて考えても、建設業経理士1級の計算問題の単純さと科目合格制度を考慮すれば、日商簿記1級のほうが、トータルで見れば合格はしづらいと思っています。
      日商1級が30点分落とせるといっても、その30点分は、新問・応用問題でほぼ占められるのですから、基本問題・標準問題を落としてもよい余裕は実質的には殆どないと思いますよ。

  7. ma-bo より:

    miwa さん

    日商1級のほうが応用問題があったりでレベルが違うのでしょうね。

    書き忘れました件があります。
    最近、会場の教室の机の席が 一番前というのがやたら多いです。今回も、受験番号が
    ***0001だから 一番前かと思ったら案の定そうでした。 電気工事(技能)でも
    甲種危険物でも 一番前だった。はっきり覚えてないが、これらの時も***0001
    だった気がする。 これって年齢順?

    で、結局問題は第4問の問1で、直接労務費を埋没原価と見るかどうかが焦点です。
    埋没原価と見たのは大原だけで1350000円不利の解答です。ネットスクール、TAC,大栄
    は埋没原価ではないとみて 50000円不利が解答です。解説動画も見たのですが、
    社内でもこれについては意見が割れていると解説者は言ってました。日本語の書き方
    が問題のようで、どちらとも受け取れる書き方だったようです。
    問題を作った人は直接労務費を埋没原価にしたかったのは明らかですが、日本語が
    舌足らずで不明瞭なところをネットスクール、TAC,大栄が重箱の隅をつついたって
    感じですね。 大原に対して戦争をしかけた感じですかね。これについては両方
    を正解にすべきと思います。というかそうして欲しいです。ここは8点の配点だから
    大きい。

    難易度ですが 第1問 普通
           第2問 難
           第3問 難
           第4問 やや難
           第5問 やや難
           ネットスクール社から引用

    どうなってんの? 第2問はあきらかに難だけど、第3問の難と第5問のやや難は変。
    第3問はニュー問題だけど、よく読めば簡単。こういう問題に対応できるかどうかは
    実力がある人とそうでない人の違いですかね。
    第5問はQ材料のところでやや難にしたそう。材料元帳を作る問題で、内部材料副費
    を併せて予定配賦している(トラック運賃もあり) この内部材料副費を絡める
    問題は過去問でも何回かあったと思うのですが・・・。 この第5問の問題は満点は
    難しくないと思います。
     

    • miwa@管理人 より:

      >ma-boさん
      私は受験番号が1番になったことってあまりないですねー。
      割と早く出してる方ですけど、地域によっても違うのかな??
      受験番号を年齢順にソートしていることはあまりないような気がします。
      年齢順に並べ替えても何のメリットもないんじゃないかと。
      危険物は、科目免除の種類(甲種は関係ないが)と、出願方法(願書orウェブ)でソートされますが、基本的には受付順でしょうね。

      >直接労務費を埋没原価としてみるかどうか
      「製造を中止した場合、労働力はすべて他の部門で転用できることが判明しており、これにより、他の部門の費用は月額250,000円節約できる」
      意思決定では、人件費の論点は、一律に埋没原価or関連原価とは判断できないところがあります。
      直接労務費は通常は変動費に分類される→関連原価として扱われる、けれども、この直接労務費が固定給かどうかは問題には書かれてない。
      あと、操業状態(フル操業か、生産能力に余裕があるか)も書かれてない。
      でも、通常は直接労務費は変動費に分類される(逆に固定費として扱うのであれば、固定費と問題に明記するのでは?)というところから、NSやTACは直接労務費を変動費扱い→関連原価として計算したのかなと思いました。
      ちょっと言葉がところどころで足りないですね。意見が割れるのもわかる気がします。
      ただ、少しうがった見方をしますと、問題の資料の金額からすると、1,350,000円の不利差異はちょっと金額が大きすぎるんじゃない?という気もします(笑)