漢字検定1級、約5ヶ月間の勉強記録をまとめました。
試験当日日記:平成28年度第2回・漢字検定1級受験!約5ヶ月の勉強の成果は如何に!?
試験結果:【天国と】漢字検定1級 ドッキドキのweb結果確認!【地獄】
合格証書・成績表:漢字検定1級・合格証書到着(一発合格が未だに信じられない私)
勉強メモ
学習時間
通算5ヶ月・600時間程度
※消防設備士甲種5類・乙種7類受験のため1ヶ月の中断期間あり
※受験回数1回、161点で合格。
※管理人のスペック…H28漢検準1級合格
使用教材
・漢検 1級 分野別 精選演習 日本漢字検定協会
・漢検1級 完全征服 増補版 日本漢字検定協会
・1級・準1級過去問題集(平成4年~平成27年) 日本漢字検定協会※
・本試験型漢字検定1級試験問題集〈2017年版〉 成美堂※
・カバー率測定問題集 漢検マスター準一級 ナツメ社※
・学研新漢和大字典 普及版 学習研究社
・漢検 漢字辞典 第二版 日本漢字検定協会
・漢検 四字熟語辞典 第二版 日本漢字検定協会
・新明解 故事ことわざ辞典 三省堂
・中国古典名言事典 講談社
・ことわざ大辞典―故事・俗信 小学館
参考:漢字検定1級勉強法:漢字検定1級対策で使用した問題集
→(補足)漢検1級の過年度過去問題集を、国立国会図書館で入手する方法
漢字検定1級対策で使用した辞書・参考書類
合格までに要した費用
受験料 5,000円
問題集代 1,512円+972円+972円+1,404円+6314円*
*国会図書館複写サービス利用料:699円+2872円+2743円
※本試験型漢字検定1級試験問題集は2冊購入
※27年度過去問と準1級カバー率問題集は準1級受験時に購入したので計上なし
辞書代 3,564円+3,024円+9,504円+3240円+4761円+971円
合計 47,552円
勉強法・スケジュール
(5月下旬~8月末)
・「分野別精選問題集」「完全征服(増補版)」「本試験型問題集(成美堂)」のマスター
・「分野別精選問題集」の解説ノート作成(辞書検索)
・当て字・四字熟語のノート作成
(9月)
・平成4年~平成27年過去問題(合計69回分)の演習およびマスター
・応用漢字練習の準備
・準1級問題集の復習
(10月)
・1級問題集の総復習
・応用漢字の練習(音読み・訓読み・書取練習の強化、国字の練習、四字熟語・当て字・類義語&対義語・故事成語の強化など)
参考:漢字検定1級勉強法 オリジナルノートの作成が必要な理由
勉強計画のたて方
漢字検定1級は、普段私がやってる資格マニア的な勉強法(過去問を繰り返し勉強する)だけでは絶対に合格できないだろうと思ったので、まずは1級初合格者の勉強法を参考に、勉強計画を立てるところから始めました。
↓そこで、クイズ王・日高大介氏と、宮崎美子女史の本を読んでみる。
・クイズ王の「超効率」勉強法 (PHP新書) Kindle版
・『Qさま!!』PRESENTS 宮崎美子のスッと漢字が書ける本
この2冊の本を読んで、1級攻略上のポイントになりそうだなと思ったことは、
・初見では200点中10点前後くらいしか取れない。
・市販の問題集(「完全征服」や「分野別精選演習」など)を勉強すれば、とりあえず120点くらいまでは取れるらしい。
・でも問題集の勉強だけでは、どう頑張っても160点には届かない。(そこから先の応用学習が必要)
・解けない問題をピックアップして潰していく/解ける問題にあまり時間をかけすぎない
・やっぱり過去問重要!
といったことです。
試験日が11月6日だったので、できれば9月中旬、遅くても9月末までには最低でも120点がキープできるレベルに到達する(≒基本漢字のマスター~過去問24年分と問題集を全てマスターすること)、10月以降はプラス40点を上乗せすること(応用漢字の強化練習期間)にしました。
※実際には、1ヶ月強ではさすがに応用学習の勉強時間が足りず、本試験までに勉強が間に合わなかったところが結構ありました。
応用学習の勉強量と時間は、基本問題をマスターするのにかかった時間と同じ~2倍は見積もったほうがいいです。
また、学習到達度にあわせて、勉強法や勉強計画を定期的に見直し・修正せざるを得ないこともあります。
いくら人の合格体験談を参考にして、綿密な勉強計画を立てたとしても、自分に知識がなければピンとこない部分、実際に勉強を進めて自分がレベルアップしたときに、初めて実感できることも多いからです。
勉強計画の修正や追加にも対応できるよう、初期段階では多少の時間的余裕をもって勉強計画を立てることが大事です。
最初からギチギチに固めすぎないこと!
1級で合格点をとるために必要な勉強量の目安
何をどこまで勉強すれば160点以上とれるのか、ザックリ言うと、
・直近10~15年(30~45回分)の過去問
・漢検協会が出版している問題集(分野別精選演習・完全征服)
・漢検協会以外の1級問題集2冊(本試験型問題集+頻出度順問題集)
・準1級漢字の復習
・1級配当の四字熟語全て(過去既出問題+未出で合計約1200個)
・漢検漢字辞典に収録されている当て字
・故事・成語・諺(漢検漢字辞典・ことわざ辞典収録分)
・応用漢字の練習(過去に出題実績のある熟語等について、音読み⇔訓読み、読み→書きを覚える、語選択、類義語&対義語のバリエを増やす)
本試験までに、これだけの勉強をやりきることができたら、サービス回・普通回・やや難関回くらいまで(合格率9~10%以上)ならば、合格点がとれる実力はつくと思います。
言い換えると、「超難関回を除いて、確実に合格点をとるために必要な最低限の勉強量」の目安ということです。
一方、運悪く超絶難関回に当たってしまうと、さすがにここまで勉強しても合格点が取れるかどうかの保証はできません。
なお、超難関回でも確実に合格点をとれる勉強法は、上に挙げた勉強法に加えて、1級に10回以上連続で合格されている1級リピーターさんの勉強法を参考にしたほうがいいと思います。
※管理人は、ここであげた勉強のうち、四字熟語・当て字・故事成語・一字訓読の勉強が終わりきらないまま本試験を迎えた(当初予定していたノルマが2割~3割残ってしまった)のですが、運よく普通~やや易しめの回に当たってくれたおかげで、どうにか首の皮一枚つながってギリギリ合格できたという感じです。
参考:漢検1級初合格を目指すために、最低でもやっておいたほうがよい勉強
コメント
やっぱり、すげー
仕事や家のことしながら、これだけの
勉強こなすんだもんな
モチベーションの持続と集中力
見習いたいです
スキルでは、どう足掻いても追いつけそうにありません
みわさんなら、電検やエネ管でも合格できると思います
甲種4類まで、あと2週間ちょいです
模擬で7割程とれるようになってきました
経験上ここからは、学習ペースが爆速的に
あがるはず
やっぱり、やり始めが時間かかりますね
>りゅうさん
試験直前1ヶ月間は仕事と家事と睡眠以外はほぼ漢検1級の勉強に費やしてました。
仕事のお昼休みも、タブレットで読書するふりをしながら、自作のノート(excelファイル)を見ていたし。
旦那からは「少しはリラックスしたほうがいいよ。やりすぎだよ」と言われても、「今はリラックスしている時間すら勿体無い。私のリラックスは睡眠と食事時間」と言って、ジムのレッスンも休んでましたからね。
「こんなにも追い込まれてるmiwaは見たことがない」と旦那がドン引きしてました。
でも、こんな集中力はなかなか発揮できないですよ。私の体がもたないですwww
甲種4類まであと少し、頑張ってください!
はじめまして、自分は漢字検定は準2級まで持っています、自分も結構資格マニアでありましたが、miwaさんはすごいですね‼自分の比ではないですね‼自分はせいぜい宅建とまりですね、ただ何年かぶりに資格マニアに復帰しようかなと考えていたらこのブログにいきつきました。miwaさんの取得資格を楽しみに見させていただきますね(^-^)
>FUJIさん
はじめまして、コメントありがとうございます。
宅建どまりだからって卑下することはないですよ。世間一般ではそれなりに評価されると思いますし…。
また資格取得を再開されるとのこと、是非頑張ってください。
私の中では司法書士並みの難易度なんですが。。。
まあ、「範囲が限定されている」覚えるべきことさえ全部覚えればだいたい受かれる試験なんで、実際はそこまでではないんでしょうが。
とにかく、雲の上の資格です。
>シーラさん
漢検1級と司法書士だったら、司法書士のほうが絶対に難しいと思いますよ。
ただ、「本屋で買える市販の教材だけでは合格できない」というところが、思いのほか面倒くさいというか、手間がかかるという感じだったかな。
こんにちはmiwaさん(*^◇^)この間、漢検2級の過去問やったんですが
なんと59点でした(*’o’*)一応高校の時に準2級取ったんですが、全然ダメですね~
>pitayaさん
59点は200点満点?それとも100点満点??
どちらにしても、問題集を一からくまなく勉強しないと厳しいかも、ですね。
でもちゃんとやれば、必ず合格できますよ。
今晩は。
今回もためになる記事を有難うございました。
それにしても、11冊もの問題集で
勉強されていたとは頭が下がります。
宮崎美子さんと日高大介さんの本からは、学ぶことが多そうですね。0
>MTさん
ありがとうございます。
正確にいうと、分野別などの問題集が3冊、過去問題が24年(69回)分、下の6つは辞書ですね。
どっちにしろ、かなり膨大な量であることには間違いないんですが(笑)
クイズ王さんの本では、漢検1級の話は少な目(コンパクトながらも、大事なことはちゃんと書いてます)ですが、宮崎さんの本は1級初学者にとってはわかりやすくていいと思いますよ。
漢検1級素晴らしいですね!
おめでとうございます!!
僕は今、漢検準1級の勉強中です汗
>K.Aさん
ありがとうございます。
2月の漢検準1級、頑張ってくださいね。今からでも十分間に合いますよ。
僕は今漢検10級から準1級の資格を持ってます。ずっと前、1級を受検したのですが、全然解らなかったので、10級から1級の満点賞目指して毎日昼間中勉強をしてます。一応10・9・8・7・5級の満点賞の資格を取得しました。将来は漢字検定全級満点賞を目指して120歳までチャレンジし続けようか思ってます。お陰で長生きしそうです。
それと今僕は漢検を過去問を中心に1級から10級まで勉強してます。何だか、過去問の勉強を中心にやったら、フランスの世界一長寿者ジーン・ルイーズ・カルメンさん(享年122歳)や鹿児島の徳之島の泉重千代さん(享年120歳)観たいに長生きしそうな気がしました。全然関係の無いメール送って大変御免なさい。
>本間喜雄さん
全部の級で満点賞!
それはなかなか壮大な目標ですね…。
普通に1級に合格するのも結構大変なのに(汗)
2級ですら、年間での満点賞受賞者は確か2~3人程度だったかな?
1級に至っては、過去の満点賞受賞者はたった一人(笠間親子の母親の方)と聞いています。
それは是非是非、120歳まで長生きして、達成していただきたい。
最高齢合格年齢を更新すると、確か表彰の対象にもなるはず…。
こんにちは!管理人さん!
私は中三の6月に2級を取得した高校1年男子です。
実はまた漢検を始めよーかなーと思っているのですが、いづれ一級取るとしたら、準一級とってからと飛び級してからのどちらが大変でしょーか?
ていうか、どれくらい勉強したら受かるのでしょーか?笑
一応今年の10月の試験(あと9ヶ月)に挑戦してみたいと思ってます!
実力は準一級50点くらいです(._.`)
平日1時間、休日2時間くらいやろーと思ってます。
>まいけさん
いずれ1級(今年の10月)を視野に入れているなら、6月に準1級を受けて、10月に1級を受けるのがいいと思います。
飛び級はあんまりおススメできません。
どのくらい…というと、時間は人によってかなり異なりますが、1級は準1級の10倍の勉強量が必要、と考えてください。
とはいっても、6月から1級の勉強を開始となると10月試験には間に合わないので、まずは準1級の問題集を一通りやって、1級の準備も並行して進める、という感じでやるといいと思います。
準1級は問題集だけでも合格点がとれるけど、1級はそういうわけにはいかないので、今から漢検漢字辞典と四字熟語辞典の使い方に慣れる(1級配当の四字熟語・故事成語を覚えていく)、1級過去問を揃えておくなど、準備できるところは前倒しで進めておくといいでしょう。
塾講師でーす。
バイトとして働きながら、漢検・英検・数検の各2級を取ったら、塾長が「らむね君は入社試験受けなくていいよ」って就職できたのもいい思い出。
ですが忙しさにかまけてそこから級アップは出来ていませんw
準1級、さらに1級ともなると本当に大変なのですね。再挑戦、頑張りたいと思います。
>らむねさん
漢検・英検・数検の2級で「らむね君は入社試験受けなくていいよ」はとても美味しいですね(笑)
数検は受けたことがないのでコメントしませんが、漢検は準2級・2級までなら学校の授業+αで合格できますが、準1級以上は未知なる世界に踏み込んでいく感じがしました。